相棒の好物
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「うー…おれ、風呂は苦手だ…」
恋歌、ベポ、シリウスで風呂に入り、恋歌がシリウスの身体を洗っているが、シリウスは嫌そうな顔で唸っている。
『汚れたままじゃ、ローに怒られるよ』
「あいつに怒られても怖くねぇ」
『それに、わたしは、お風呂上りのシリウスが好き』
「…それじゃあ仕方ねぇか」
お風呂上りのシリウスは、もふもふ度が増し、いい匂いまでする。
それを抱き締めて眠るのが最近の恋歌の楽しみでもある。
『目、閉じて』
洗い終わったシリウスにゆっくりとお湯をかけて泡を落すと、ぷるぷると身体を震わせて水気を飛ばす。
『ちょっと待っててね』
シリウスを少し遠ざけて、自分の髪と身体を洗い湯船に浸かる。
「ふぅ…今日の鍛錬も疲れたね」
『そうだね』
タオルを頭に乗せたベポも、横でリラックスした表情で浸かっている。
シリウスは湯船に浸かる事は嫌がるので、桶に入れられてゆらゆらと揺られている。
『(可愛い…)』
桶から落ちないように前足でぱちゃぱちゃとお湯を触っている姿は、ここにはいない他の3人もくぎ付けになりそうなほどの可愛さがある。
「ねー、シリウスはご飯食べる必要ないってわかってるけど、食べる事はできないの?」
「ん?まぁこの姿の時は食べる事はできるぞ
昔はよく甘味を食べていた」
自分の元に流れ着いてきたシリウスの桶を掴んで、気になっていた事を聞くと、思ってもいなかった返事が返ってきたので、ベポが顔を輝かせた。
「えー!それなら早く言ってくれよ!
ペンギンのケーキはお店のより美味しいんだ!!」
「けーき…?なんだそれは」
「ケーキ知らないのか!?」
もったいない、とベポがケーキとはどんなものかをシリウスに話し、それを真剣に聞いているシリウスはベポの説明を聞いて、涎が垂れてきている。
「そ、そんなにうまい甘味なら、食べてやらん事もない」
「じゃあ今度ペンギンに頼んでみよう!」
ケーキの話をするベポとシリウスはとても微笑ましいが、そろそろ風呂から出なければ、シャチとペンギンが風呂に入る事が出来ない。
『もう出ようか』
「そうだね」
桶に入ったシリウスをベポが抱え、脱衣所で着替え、2人が待ってくれているであろう食堂に向かう。
まったりしているシャチとペンギン、そしてもうシャワーから戻って医学書を読んでいたローの3人が食堂にいる。
「お、ちゃんとあったまったか?」
「うん!」
風呂上りのいい匂いをさせて戻ってきた恋歌とベポに、ペンギンが紅茶を淹れてくれようと立ち上がった。
『ペンギン、わたしがするから、座ってて』
「そうか?じゃあ頼む」
すぐに風呂に行かなさそうな雰囲気の2人に、恋歌が自分たちの分も含めて紅茶を淹れる準備をしていると、ぴょん、とシリウスが机の上に乗り、ペンギンの前に座った。
「おい、お前けーきという甘味が作れるというのは本当か」
「ん?まぁ…そんな凝ったもんはつくれねぇけどな
それがどうかしたか?」
「シリウスってケーキ知らないんだって!
この姿だったら食べられるらしいし、さっきペンギンの作るケーキ美味しいよって言ったら、食べたいって言ってたんだ」
「へぇ、それだったらどこかの島で買った方が美味いんじゃねぇか?」
「おれはお店で売ってるのより、ペンギンが作ってくれるケーキが好き!」
「…そっか」
嬉しそうな顔をして照れているペンギンは、明日ケーキを作ってくれるとシリウスと約束した。
『わたしも、一緒に作っていい?』
紅茶を全員の前に置いてペンギンに問うと、それも嬉しそうに笑って頷いてくれた。
恋歌、ベポ、シリウスで風呂に入り、恋歌がシリウスの身体を洗っているが、シリウスは嫌そうな顔で唸っている。
『汚れたままじゃ、ローに怒られるよ』
「あいつに怒られても怖くねぇ」
『それに、わたしは、お風呂上りのシリウスが好き』
「…それじゃあ仕方ねぇか」
お風呂上りのシリウスは、もふもふ度が増し、いい匂いまでする。
それを抱き締めて眠るのが最近の恋歌の楽しみでもある。
『目、閉じて』
洗い終わったシリウスにゆっくりとお湯をかけて泡を落すと、ぷるぷると身体を震わせて水気を飛ばす。
『ちょっと待っててね』
シリウスを少し遠ざけて、自分の髪と身体を洗い湯船に浸かる。
「ふぅ…今日の鍛錬も疲れたね」
『そうだね』
タオルを頭に乗せたベポも、横でリラックスした表情で浸かっている。
シリウスは湯船に浸かる事は嫌がるので、桶に入れられてゆらゆらと揺られている。
『(可愛い…)』
桶から落ちないように前足でぱちゃぱちゃとお湯を触っている姿は、ここにはいない他の3人もくぎ付けになりそうなほどの可愛さがある。
「ねー、シリウスはご飯食べる必要ないってわかってるけど、食べる事はできないの?」
「ん?まぁこの姿の時は食べる事はできるぞ
昔はよく甘味を食べていた」
自分の元に流れ着いてきたシリウスの桶を掴んで、気になっていた事を聞くと、思ってもいなかった返事が返ってきたので、ベポが顔を輝かせた。
「えー!それなら早く言ってくれよ!
ペンギンのケーキはお店のより美味しいんだ!!」
「けーき…?なんだそれは」
「ケーキ知らないのか!?」
もったいない、とベポがケーキとはどんなものかをシリウスに話し、それを真剣に聞いているシリウスはベポの説明を聞いて、涎が垂れてきている。
「そ、そんなにうまい甘味なら、食べてやらん事もない」
「じゃあ今度ペンギンに頼んでみよう!」
ケーキの話をするベポとシリウスはとても微笑ましいが、そろそろ風呂から出なければ、シャチとペンギンが風呂に入る事が出来ない。
『もう出ようか』
「そうだね」
桶に入ったシリウスをベポが抱え、脱衣所で着替え、2人が待ってくれているであろう食堂に向かう。
まったりしているシャチとペンギン、そしてもうシャワーから戻って医学書を読んでいたローの3人が食堂にいる。
「お、ちゃんとあったまったか?」
「うん!」
風呂上りのいい匂いをさせて戻ってきた恋歌とベポに、ペンギンが紅茶を淹れてくれようと立ち上がった。
『ペンギン、わたしがするから、座ってて』
「そうか?じゃあ頼む」
すぐに風呂に行かなさそうな雰囲気の2人に、恋歌が自分たちの分も含めて紅茶を淹れる準備をしていると、ぴょん、とシリウスが机の上に乗り、ペンギンの前に座った。
「おい、お前けーきという甘味が作れるというのは本当か」
「ん?まぁ…そんな凝ったもんはつくれねぇけどな
それがどうかしたか?」
「シリウスってケーキ知らないんだって!
この姿だったら食べられるらしいし、さっきペンギンの作るケーキ美味しいよって言ったら、食べたいって言ってたんだ」
「へぇ、それだったらどこかの島で買った方が美味いんじゃねぇか?」
「おれはお店で売ってるのより、ペンギンが作ってくれるケーキが好き!」
「…そっか」
嬉しそうな顔をして照れているペンギンは、明日ケーキを作ってくれるとシリウスと約束した。
『わたしも、一緒に作っていい?』
紅茶を全員の前に置いてペンギンに問うと、それも嬉しそうに笑って頷いてくれた。