相棒の好物
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シリウスとローが和解してから、鍛錬をロー、恋歌、シリウスですることが多くなった。
魔法の鍛錬はシリウスが、剣術の鍛錬はローがつけてくれるようになり、最近の恋歌は、剣と魔法の組み合わせでめきめきと力をつけていっている。
「もうさ…勝てる気しないよな…」
「ああ…」
船の上での鍛錬では、魔法を使って剣を振るう事はほとんどないが、海賊や海軍との戦闘で実践経験も積み、シャチとペンギンは可愛い妹分が強くなっていく事に、寂しさを感じていた。
「ペンギンとシャチも強くなっただろ?」
「そりゃ昔に比べりゃな
でもなー、男としてはもっと、こう…びしっと守ってやりたいっていうかさ」
「わかる」
「へぇ…」
ペンギンとシャチが言っている事があまり理解できていないベポは、騒ぎながら鍛錬をしている2人と1匹を見る。
「だから、そこでしゅっ、って避けて、ガキの頭に振り下ろして…」
「そんな感覚で喋って伝わるわけねぇだろ
あとガキって言うなって何回言わせんだ、駄犬」
「お前も駄犬って言うな!」
『(これは…仲がいいの、かな?)』
基本的に全員に聞こえるように話すようになったシリウスの声は、ローと話す時はほぼ怒鳴り声。
うるさいと言わんばかりに耳を塞いでいるローは、持っている木刀でシリウスを遠ざけている。
『シリウスは、魔法の使い方を、教えるの上手だよ』
「だろ!?
へへーん、どうだガキ!」
「はぁ、剣術を教えるのは下手ってことだろ」
「ん!?そういうことか!?」
『あ、ううん、そういうことじゃ…』
最近の鍛錬はこんな感じで行われ、恋歌が魔法の練習をするときは、ローがシャチとペンギンに剣術や槍術を教えてくれる。
今日はもう恋歌の剣術の鍛錬は終わりということで、ローは木刀を肩に置いて恋歌から離れた。
「ったく、うるさい犬だ」
「でも、キャプテンあのもふもふ感好きだろ?」
「は?」
「え?だってキャプテンって可愛いもの好きじゃん?
あともふもふした動物」
「……」
「「いってぇ!!」」
図星だったローは帽子を目深にかぶって、持っていた木刀でシャチとペンギンの頭を叩いた。
ちらっと恋歌の方を見れば、シリウスを腕に抱いて、魔法の本を広げているのを見て、可愛いもの同士の組み合わせに、ぎゅん、と心臓から変な音が聞こえた気がした。
「あの組み合わせ、好きなんはおれらも一緒だって」
「そうそう、別に隠さなくていいじゃん」
「お前ら…」
両肩ににやにやしながら絡みついてくる2人に、いらっとしたローはその日の鍛錬をいつもの倍以上に厳しくした。
「よし、今日はここまでだ」
「「あ、アイアイ…」」
「恋歌ー!今日は終わりだって!!」
『あ、はい』
傷だらけで甲板に倒れたままのシャチとペンギンは放置され、ベポがお風呂に行こうと恋歌とシリウスを誘いに行く。
「お前らも風邪ひかねぇうちに風呂行けよ」
「「アイアーイ」」
一応シャチとペンギンに声をかけ、ローも自室のシャワーを浴びに船内へ入った。
魔法の鍛錬はシリウスが、剣術の鍛錬はローがつけてくれるようになり、最近の恋歌は、剣と魔法の組み合わせでめきめきと力をつけていっている。
「もうさ…勝てる気しないよな…」
「ああ…」
船の上での鍛錬では、魔法を使って剣を振るう事はほとんどないが、海賊や海軍との戦闘で実践経験も積み、シャチとペンギンは可愛い妹分が強くなっていく事に、寂しさを感じていた。
「ペンギンとシャチも強くなっただろ?」
「そりゃ昔に比べりゃな
でもなー、男としてはもっと、こう…びしっと守ってやりたいっていうかさ」
「わかる」
「へぇ…」
ペンギンとシャチが言っている事があまり理解できていないベポは、騒ぎながら鍛錬をしている2人と1匹を見る。
「だから、そこでしゅっ、って避けて、ガキの頭に振り下ろして…」
「そんな感覚で喋って伝わるわけねぇだろ
あとガキって言うなって何回言わせんだ、駄犬」
「お前も駄犬って言うな!」
『(これは…仲がいいの、かな?)』
基本的に全員に聞こえるように話すようになったシリウスの声は、ローと話す時はほぼ怒鳴り声。
うるさいと言わんばかりに耳を塞いでいるローは、持っている木刀でシリウスを遠ざけている。
『シリウスは、魔法の使い方を、教えるの上手だよ』
「だろ!?
へへーん、どうだガキ!」
「はぁ、剣術を教えるのは下手ってことだろ」
「ん!?そういうことか!?」
『あ、ううん、そういうことじゃ…』
最近の鍛錬はこんな感じで行われ、恋歌が魔法の練習をするときは、ローがシャチとペンギンに剣術や槍術を教えてくれる。
今日はもう恋歌の剣術の鍛錬は終わりということで、ローは木刀を肩に置いて恋歌から離れた。
「ったく、うるさい犬だ」
「でも、キャプテンあのもふもふ感好きだろ?」
「は?」
「え?だってキャプテンって可愛いもの好きじゃん?
あともふもふした動物」
「……」
「「いってぇ!!」」
図星だったローは帽子を目深にかぶって、持っていた木刀でシャチとペンギンの頭を叩いた。
ちらっと恋歌の方を見れば、シリウスを腕に抱いて、魔法の本を広げているのを見て、可愛いもの同士の組み合わせに、ぎゅん、と心臓から変な音が聞こえた気がした。
「あの組み合わせ、好きなんはおれらも一緒だって」
「そうそう、別に隠さなくていいじゃん」
「お前ら…」
両肩ににやにやしながら絡みついてくる2人に、いらっとしたローはその日の鍛錬をいつもの倍以上に厳しくした。
「よし、今日はここまでだ」
「「あ、アイアイ…」」
「恋歌ー!今日は終わりだって!!」
『あ、はい』
傷だらけで甲板に倒れたままのシャチとペンギンは放置され、ベポがお風呂に行こうと恋歌とシリウスを誘いに行く。
「お前らも風邪ひかねぇうちに風呂行けよ」
「「アイアーイ」」
一応シャチとペンギンに声をかけ、ローも自室のシャワーを浴びに船内へ入った。