弔いの島
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ローに抱えて連れてこられたのはローの自室。
抱えられたままソファに腰掛け、また恋歌はローの太腿の上に座る形になった。
「恋歌…欲しいか…?」
ぎゅっと強く自分の服を握っている恋歌の頬に手を添えて目線を合わせてやると、目に浮かんだ魔方陣が涙で揺れている。
『うん…欲しい…』
早く、とせがむように服を引っ張ってくる恋歌に、ぞくぞくと何かが満たされていく。
ぐっと恋歌の身体を引き寄せれば、恋歌の腕がローの首の後ろに回された。
『ん…』
縋る恋歌と唇を合わせてやれば、首の後ろに回されている腕に力が入ったのがわかった。
「(この時だけは積極的なんだよな…)」
魔力供給以外の時は首の後ろに腕を回すようなことはしない。
いつもの魔力供給の時の快感に、角度を変える度に漏れる吐息に、密着していることで伝わる身体の柔らかさに、恋歌の匂いに、理性が崩れそうになる。
『んっ…ん…?
!!』
服の上から身体をまさぐられるような感覚に気づいた直後、ローの大きな手が胸を揉み始めた。
「(やわらけぇ…)」
魔力が回復してきたため、意識がはっきりしてきた恋歌は、回していた腕を解いて離れようとするが、力で敵うはずもなく離れる事はできない。
「逃げんな」
『や、やだ…
恥ずかしい…』
「(…恥ずかしいだけか?)」
やめて欲しい理由が恥ずかしいだけという事に少しいらっとしたローは、強引に恋歌をソファに押し倒した。
顔を真っ赤にして涙目になっている恋歌を見降ろして、自分を落ち着かせる為に長く息をはいた。
「恋歌、お前嫌ならもっと抵抗しろ」
先ほどの抵抗も弱々しいもので、本気で暴れようと思えばもっと暴れられただろうと、先日服を脱がした時の事もあり、今後の事も心配して注意をすれば、恋歌は目の前にあるローの顔に手を伸ばした。
『嫌じゃ、ない…
恥ずか、しい、の…』
「…はぁ」
昔から恋歌はローのすることを本気で嫌がった事は一度もなかった。
ローがどんなことをしようと恋歌は恥ずかしいと言うだけ。
触れてくる手は少し震えている癖に、強がっているのか、今も何の抵抗もすることもなく押し倒されている。
「恋歌、1つ約束してくれ」
『?』
「…おれがすることで本当に嫌な事があったら、もっと強く抵抗しろ
おれがどんな状態だろうと、恋歌が嫌だと思う事はしたくねぇ
魔法を使ってもいい
どんな手段を使ってでもおれから逃げろ、わかったな?」
どういうことかと首を不思議そうな顔をしていたが、小さく頷いたのを確認すると、ぽんぽんと頭を撫でてやり、腕を引いて身体を起こしてやる。
すとん、とソファに恋歌を座らせると、ローは立ち上がってクローゼットを開けた。
「汗かいたろ
着替えとタオル貸してやるからシャワー行ってこい」
ぽいぽい、と着替えとタオルを恋歌に投げると、恋歌がそれを慌ててキャッチした。
『借りて、いいの?』
「ああ」
さっさと行けと背中を押せば、小走りでローの部屋にあるシャワールームに入っていった。
「(嫌じゃない…恥ずかしいだけ、か…)」
はぁ、とため息をついて、シャワールームから聞こえる水音に、余計な事を思い出さないように読みかけの医学書を開いた。
抱えられたままソファに腰掛け、また恋歌はローの太腿の上に座る形になった。
「恋歌…欲しいか…?」
ぎゅっと強く自分の服を握っている恋歌の頬に手を添えて目線を合わせてやると、目に浮かんだ魔方陣が涙で揺れている。
『うん…欲しい…』
早く、とせがむように服を引っ張ってくる恋歌に、ぞくぞくと何かが満たされていく。
ぐっと恋歌の身体を引き寄せれば、恋歌の腕がローの首の後ろに回された。
『ん…』
縋る恋歌と唇を合わせてやれば、首の後ろに回されている腕に力が入ったのがわかった。
「(この時だけは積極的なんだよな…)」
魔力供給以外の時は首の後ろに腕を回すようなことはしない。
いつもの魔力供給の時の快感に、角度を変える度に漏れる吐息に、密着していることで伝わる身体の柔らかさに、恋歌の匂いに、理性が崩れそうになる。
『んっ…ん…?
!!』
服の上から身体をまさぐられるような感覚に気づいた直後、ローの大きな手が胸を揉み始めた。
「(やわらけぇ…)」
魔力が回復してきたため、意識がはっきりしてきた恋歌は、回していた腕を解いて離れようとするが、力で敵うはずもなく離れる事はできない。
「逃げんな」
『や、やだ…
恥ずかしい…』
「(…恥ずかしいだけか?)」
やめて欲しい理由が恥ずかしいだけという事に少しいらっとしたローは、強引に恋歌をソファに押し倒した。
顔を真っ赤にして涙目になっている恋歌を見降ろして、自分を落ち着かせる為に長く息をはいた。
「恋歌、お前嫌ならもっと抵抗しろ」
先ほどの抵抗も弱々しいもので、本気で暴れようと思えばもっと暴れられただろうと、先日服を脱がした時の事もあり、今後の事も心配して注意をすれば、恋歌は目の前にあるローの顔に手を伸ばした。
『嫌じゃ、ない…
恥ずか、しい、の…』
「…はぁ」
昔から恋歌はローのすることを本気で嫌がった事は一度もなかった。
ローがどんなことをしようと恋歌は恥ずかしいと言うだけ。
触れてくる手は少し震えている癖に、強がっているのか、今も何の抵抗もすることもなく押し倒されている。
「恋歌、1つ約束してくれ」
『?』
「…おれがすることで本当に嫌な事があったら、もっと強く抵抗しろ
おれがどんな状態だろうと、恋歌が嫌だと思う事はしたくねぇ
魔法を使ってもいい
どんな手段を使ってでもおれから逃げろ、わかったな?」
どういうことかと首を不思議そうな顔をしていたが、小さく頷いたのを確認すると、ぽんぽんと頭を撫でてやり、腕を引いて身体を起こしてやる。
すとん、とソファに恋歌を座らせると、ローは立ち上がってクローゼットを開けた。
「汗かいたろ
着替えとタオル貸してやるからシャワー行ってこい」
ぽいぽい、と着替えとタオルを恋歌に投げると、恋歌がそれを慌ててキャッチした。
『借りて、いいの?』
「ああ」
さっさと行けと背中を押せば、小走りでローの部屋にあるシャワールームに入っていった。
「(嫌じゃない…恥ずかしいだけ、か…)」
はぁ、とため息をついて、シャワールームから聞こえる水音に、余計な事を思い出さないように読みかけの医学書を開いた。