弔いの島
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それから数日後、食糧調達の為に近くの島に上陸しようという事になり、ベポの指示に従って新しい島に到着した。
「「「……」」」
到着した直後、全員が甲板に出てみると、島の様子を見て全員が言葉を失った。
「これ…人住んでんのか…?」
「別の世界の住人ならいそうだけどな…」
「ええー!?やめてくれよ…」
「……」
苦笑いしながらペンギンとシャチが冗談を言うと、ベポが怯えたように大きな身体を縮こまらせた。
今回上陸した島は生い茂った木が太陽の光を遮り島は暗く、どんよりと暗い雰囲気が漂っている。
「恋歌、上から様子見てこれるか」
ローの言葉に頷いた恋歌は、箒を取り出して島の上空へ。
「便利だよなー」
昔と比べかなり長時間の飛行が可能になり、最近では戦闘でも使うようになってきた。
くるくると島の上空を回り、しばらくして戻ってきた恋歌は、難しい顔をしている。
「どうだった」
≪この島は反対側の端まで木で覆われてた
でも中心に…なにか…変な感じがするものがある…と思う…≫
「変な感じ?」
≪何かはわからない…
なにかに遮られてる感じがして…
でも…悪い感じがする≫
心配そうな顔をする恋歌から視線を逸らし、ローは視線を島に向ける。
「もしかすると…恋歌の言ってた悪い星の正体かもな」
恋歌の占いから約1年。
そろそろだろうなと思ってはいたが、恋歌がローの言葉に頷き、その話を聞いていた3人は、ローの腕を引いた。
「そういうことならキャプテンは船に残ってくれ」
「は?」
「あんたに悪い影響があるってわかってる場所に、送り出すわけないだろ」
「そうだよ
おれたちが島の中をみてくるからさ」
悪い星の正体がわからない3人は、ローに危険な目にあってほしくないので、船に残っていろと言うが、3人の手をゆっくりと解いた。
「びびりすぎだ
おれが自分で見てくる
お前らがここで待ってろ」
ローの言葉に3人が首をちぎれそうなぐらい横に振り手を引くが、ローは一歩も引くことはない。
『ロー』
その様子を黙って見ていた恋歌が、ローの名前を呼ぶと騒いでいた4人が視線を恋歌に向けた。
「恋歌も止めてよ
自分から危険な場所に行く事ないんだからさ」
恋歌の言葉であればローも聞いてくれるかと期待を込めるが、恋歌はローの服の端を引いた。
『わたしも行く』
「「「……え、ええ!?」」」
「…そうか」
止めてくれると思いきや、恋歌までも一緒に行くと言いだした。
「ど、どうしたんだ恋歌!?」
「この島怖そうだぞ!?」
「危険かもしれないんだろ!?」
今度は恋歌を引き止める為に、3人が恋歌を囲うが、ローがぐっと手を引いて横抱きにして船から飛び降りた。
「「「ああー!!」」」
『(び、びっくりした…)』
3人が甲板から顔を出して大声を出すが、ローはそれを無視して恋歌を下ろす。
「じゃあ留守番頼んだ」
軽く手を振りながら恋歌の手を引いて森の中に向かうローの背中に、3人が声をかけるがしばらくすると2人の背中は見えなくなった。
「「「……」」」
到着した直後、全員が甲板に出てみると、島の様子を見て全員が言葉を失った。
「これ…人住んでんのか…?」
「別の世界の住人ならいそうだけどな…」
「ええー!?やめてくれよ…」
「……」
苦笑いしながらペンギンとシャチが冗談を言うと、ベポが怯えたように大きな身体を縮こまらせた。
今回上陸した島は生い茂った木が太陽の光を遮り島は暗く、どんよりと暗い雰囲気が漂っている。
「恋歌、上から様子見てこれるか」
ローの言葉に頷いた恋歌は、箒を取り出して島の上空へ。
「便利だよなー」
昔と比べかなり長時間の飛行が可能になり、最近では戦闘でも使うようになってきた。
くるくると島の上空を回り、しばらくして戻ってきた恋歌は、難しい顔をしている。
「どうだった」
≪この島は反対側の端まで木で覆われてた
でも中心に…なにか…変な感じがするものがある…と思う…≫
「変な感じ?」
≪何かはわからない…
なにかに遮られてる感じがして…
でも…悪い感じがする≫
心配そうな顔をする恋歌から視線を逸らし、ローは視線を島に向ける。
「もしかすると…恋歌の言ってた悪い星の正体かもな」
恋歌の占いから約1年。
そろそろだろうなと思ってはいたが、恋歌がローの言葉に頷き、その話を聞いていた3人は、ローの腕を引いた。
「そういうことならキャプテンは船に残ってくれ」
「は?」
「あんたに悪い影響があるってわかってる場所に、送り出すわけないだろ」
「そうだよ
おれたちが島の中をみてくるからさ」
悪い星の正体がわからない3人は、ローに危険な目にあってほしくないので、船に残っていろと言うが、3人の手をゆっくりと解いた。
「びびりすぎだ
おれが自分で見てくる
お前らがここで待ってろ」
ローの言葉に3人が首をちぎれそうなぐらい横に振り手を引くが、ローは一歩も引くことはない。
『ロー』
その様子を黙って見ていた恋歌が、ローの名前を呼ぶと騒いでいた4人が視線を恋歌に向けた。
「恋歌も止めてよ
自分から危険な場所に行く事ないんだからさ」
恋歌の言葉であればローも聞いてくれるかと期待を込めるが、恋歌はローの服の端を引いた。
『わたしも行く』
「「「……え、ええ!?」」」
「…そうか」
止めてくれると思いきや、恋歌までも一緒に行くと言いだした。
「ど、どうしたんだ恋歌!?」
「この島怖そうだぞ!?」
「危険かもしれないんだろ!?」
今度は恋歌を引き止める為に、3人が恋歌を囲うが、ローがぐっと手を引いて横抱きにして船から飛び降りた。
「「「ああー!!」」」
『(び、びっくりした…)』
3人が甲板から顔を出して大声を出すが、ローはそれを無視して恋歌を下ろす。
「じゃあ留守番頼んだ」
軽く手を振りながら恋歌の手を引いて森の中に向かうローの背中に、3人が声をかけるがしばらくすると2人の背中は見えなくなった。