大凶星
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2つ目の島を出発してからすぐの頃、恋歌が部屋にこもることが多くなった。
いつもは本を読む時も、勉強をする時も食堂にいることが多かったが、今では食事以外ほとんど食堂には来ない日が、3日ほど続いている。
「なんか…寂しいな…」
「だね…」
ローも部屋にこもり、勉強や薬の調合をしているため、基本的に食堂にいるのは自動操縦にしている間は3人だけ。
「キャプテンはまだわかるけど、恋歌もだなんて最近どうしたんだろうな」
恋歌は勉強をするときも今までは食堂に来ていた。
3人もローに言われた医学書を読みながら勉強をしているが、2人の事が気になってあまり頭に入ってこない。
「この間の島で変な星があるって言ってたのと関係あるのかな…」
「おれもそれかなって思ってた…」
占いの事になれば手伝えることが全くないとわかっている為、手伝おうかと声をかける事もできない。
ローの方もまだ知識が十分ではないため、手伝えることが少なく、一刻も早く手伝いが出来る様に勉強をしなければならない。
「「「はぁ…」」」
3人の重たいため息が静かな食堂に響いた直後、がちゃっと食堂の扉が開いた。
「…なんだお前ら、辛気臭ぇ面しやがって」
食堂に入ってきたのは紅茶のおかわりを淹れに来たローだった。
空になったカップを持ちながらうなだれている3人に声をかけると、すっとペンギンが立ち上がってローの手からカップをとった。
「さっきと同じのでいいか?」
「ああ」
お湯を沸かす準備をしているペンギンが紅茶を淹れてくれるのを待つために、ローは一度椅子に腰かけた。
「ねぇねぇ、キャプテン」
「ん?」
ベポが読んでいる医学書から顔を視線をローに向けると、隈の酷くなった目がこちらを向いた。
「恋歌がなにしてるか知ってる?」
「…いや、知らねぇな」
「やっぱりそうだよね…」
ローならもしかしたら知っているかもと希望を持って聞いてみたが、あっさりと首を横に振られた。
「それがどうかしたか」
「最近恋歌もキャプテンと同じで、部屋にこもって出てこないんだよな」
「あいつのことだ、本を読んでるか、勉強でもしてんじゃねぇか?」
「まぁそれはわかってんだよな」
紅茶を人数分淹れたペンギンが、全員の前にカップを置き、自分も席に着く。
ローは自分の前に置かれた淹れたての紅茶が入ったカップを手に取り一口飲んで喉を潤す。
「でもさ、いつも本を読むときも勉強するときもここにいたんだぜ?
それがあの島を出てから飯を食べるとき以外は出てこなくなったから心配してんだよ」
「そうか」
ご飯をちゃんと食べているのであれば問題ないなと思ったが、もし魔法で無理をした場合、自分以外の男に魔力を強請られるのも面白くないと、まだ熱い紅茶を飲み干して立ち上がった。
「呼んできてやるよ」
ひらひらと手を振りながら食堂を出て行ったローの背中を見送り、恋歌の分と、ローのおかわりの紅茶を淹れるためにもう一度お湯を沸かして待つことにした。
いつもは本を読む時も、勉強をする時も食堂にいることが多かったが、今では食事以外ほとんど食堂には来ない日が、3日ほど続いている。
「なんか…寂しいな…」
「だね…」
ローも部屋にこもり、勉強や薬の調合をしているため、基本的に食堂にいるのは自動操縦にしている間は3人だけ。
「キャプテンはまだわかるけど、恋歌もだなんて最近どうしたんだろうな」
恋歌は勉強をするときも今までは食堂に来ていた。
3人もローに言われた医学書を読みながら勉強をしているが、2人の事が気になってあまり頭に入ってこない。
「この間の島で変な星があるって言ってたのと関係あるのかな…」
「おれもそれかなって思ってた…」
占いの事になれば手伝えることが全くないとわかっている為、手伝おうかと声をかける事もできない。
ローの方もまだ知識が十分ではないため、手伝えることが少なく、一刻も早く手伝いが出来る様に勉強をしなければならない。
「「「はぁ…」」」
3人の重たいため息が静かな食堂に響いた直後、がちゃっと食堂の扉が開いた。
「…なんだお前ら、辛気臭ぇ面しやがって」
食堂に入ってきたのは紅茶のおかわりを淹れに来たローだった。
空になったカップを持ちながらうなだれている3人に声をかけると、すっとペンギンが立ち上がってローの手からカップをとった。
「さっきと同じのでいいか?」
「ああ」
お湯を沸かす準備をしているペンギンが紅茶を淹れてくれるのを待つために、ローは一度椅子に腰かけた。
「ねぇねぇ、キャプテン」
「ん?」
ベポが読んでいる医学書から顔を視線をローに向けると、隈の酷くなった目がこちらを向いた。
「恋歌がなにしてるか知ってる?」
「…いや、知らねぇな」
「やっぱりそうだよね…」
ローならもしかしたら知っているかもと希望を持って聞いてみたが、あっさりと首を横に振られた。
「それがどうかしたか」
「最近恋歌もキャプテンと同じで、部屋にこもって出てこないんだよな」
「あいつのことだ、本を読んでるか、勉強でもしてんじゃねぇか?」
「まぁそれはわかってんだよな」
紅茶を人数分淹れたペンギンが、全員の前にカップを置き、自分も席に着く。
ローは自分の前に置かれた淹れたての紅茶が入ったカップを手に取り一口飲んで喉を潤す。
「でもさ、いつも本を読むときも勉強するときもここにいたんだぜ?
それがあの島を出てから飯を食べるとき以外は出てこなくなったから心配してんだよ」
「そうか」
ご飯をちゃんと食べているのであれば問題ないなと思ったが、もし魔法で無理をした場合、自分以外の男に魔力を強請られるのも面白くないと、まだ熱い紅茶を飲み干して立ち上がった。
「呼んできてやるよ」
ひらひらと手を振りながら食堂を出て行ったローの背中を見送り、恋歌の分と、ローのおかわりの紅茶を淹れるためにもう一度お湯を沸かして待つことにした。