ハートの海賊団初戦闘
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子どもたちをベポに任せ、村の大人たちと話をしているペンギンとシャチに近づく。
「できれば食糧と、薬草とかあれば嬉しいんだけど」
「食糧は好きなだけ持っていきな
薬草はー…森の中の方にあるからちょっと時間かかるな
どんな効能の薬草がいい?」
「勝手に入っていいなら自分で取りに行く
あと、昨日治療で使った塗薬あっただろ
あれをもらいたい」
「あいよ」
さくさくと話を続けていく3人の邪魔にならないように、村をきょろきょろと見ていると、何人かの村の人たちから視線を向けられていることに気づいた。
「?」
恋歌かぎゅっとローの腕を掴んで背中に隠れるように縮こまったのを感じ、何から隠れようとしているのかを見て、ペンギンとシャチに目配せをした。
「恋歌、おれたちと森に薬草取りに行こうぜ」
視線から遮るようにして間に入ってくれるペンギンの言葉に頷くと、手を差し出されたのでローの手を離してペンギンの手を握る。
「昨日見たやつでいいんだよな?」
「ああ、頼んだ」
行こう、と手を引いてくれるペンギンに連れられ、シャチと3人で薬草を取りに森に向かう。
「昨日女の子なんかいたかい?」
「あいつは昨日船番だったんでな
そんなことより頼みがある」
「ん?」
3人で村の人に教えてもらった場所まで行くと、一面が薬草畑になっている場所に着いた。
「おー!昨日の薬草ってこれだったよな?」
「ああ」
『(見たことない薬草…)』
ヴォルフのところでは栽培されていなかった薬草だが、この村の万能薬らしく、風邪の時にも、怪我の時にも使う薬草らしい。
「よし、手分けするか
恋歌はこの薬草な」
『うん』
ペンギンに指示された薬草がたくさんある場所に座り、葉の部分だけでいいということだったので、茎や根を傷つけないように、葉だけを回収し魔法の空間に入れる。
「お!おれのもいれていーい?」
しばらくしてたくさんの薬草を抱えて帰ってきたシャチの言葉に頷き、もうひとつ魔方陣を発動させてそこにシャチが採った薬草を入れ、ペンギンもそこに自分が採った薬草を入れていく。
「うし、こんなもんだろ」
「だな」
≪村に戻る?≫
ローに指示された分を回収できたので、村に戻るのかと思いきや、シャチとペンギンに”まぁ座れ”と言われて、薬草畑に輪になるように座る。
「恋歌、お前村の奴らの視線、怖かったか?」
『……』
なぜそんなことをここで言われているのかわからないが、シャチとペンギンが真剣な顔をしている為、ペンギンの言葉にゆっくり頷いた。
「そっか、そりゃ怖いよな
何思われているかわかんねぇし、恋歌には…別の事情もあるし…」
知らない相手にじろじろと視線を向けられて、気分のいいものであるわけがない。
それも理解しているし、魔女という種族で警戒するのもわかる。
「全員を信じろとは言わねぇ
むしろおれたち以外の人間は最初は疑ってかかるぐらいでもいい
けど、プレジャータウンでも、この間の町でも、この村でも恋歌に向けられてるのは、ほぼ好意だ」
≪好意?≫
「そうそう、ちゃんと周りを見てみな
きっとプレジャータウンの連中と同じような顔して、同じような視線を向けてきてるはずだ」
「あんまり怖がり過ぎるな
恋歌のそばにはおれたちがいる」
「好意以外の視線を感じたらおれたちに言え
絶対に守ってやる」
魔女の存在を知らない者が恋歌に向けている視線は、敵意など全くなく、目をハートにしている者ばかり。
肩まである癖のない銀髪、真っ黒な大きな瞳、可愛らしい容姿、メリハリのある身体、周りに警戒をしている割に、仲間の前では心を許したような笑顔を見せる恋歌を、遠目から見つめているだけ。
「恋歌が可愛いからみんな見てるだけなんだよ
わたしは可愛いんだぞ!!って自信を持て
な?」
ぐりぐりと頭を撫でまわしてくれるシャチに、ペンギンもうんうんと傍で頷いており、照れくさそうに笑う。
「ただし!!知らない奴にはついていくなよ!
可愛いんだから一人で行動はだめだからな!」
『うん、ありがとう』
笑顔を向けてくれる恋歌に、”じゃあ戻るぞ”と2人が手を差し出してくれたので、その手を握って立ち上がった。
「できれば食糧と、薬草とかあれば嬉しいんだけど」
「食糧は好きなだけ持っていきな
薬草はー…森の中の方にあるからちょっと時間かかるな
どんな効能の薬草がいい?」
「勝手に入っていいなら自分で取りに行く
あと、昨日治療で使った塗薬あっただろ
あれをもらいたい」
「あいよ」
さくさくと話を続けていく3人の邪魔にならないように、村をきょろきょろと見ていると、何人かの村の人たちから視線を向けられていることに気づいた。
「?」
恋歌かぎゅっとローの腕を掴んで背中に隠れるように縮こまったのを感じ、何から隠れようとしているのかを見て、ペンギンとシャチに目配せをした。
「恋歌、おれたちと森に薬草取りに行こうぜ」
視線から遮るようにして間に入ってくれるペンギンの言葉に頷くと、手を差し出されたのでローの手を離してペンギンの手を握る。
「昨日見たやつでいいんだよな?」
「ああ、頼んだ」
行こう、と手を引いてくれるペンギンに連れられ、シャチと3人で薬草を取りに森に向かう。
「昨日女の子なんかいたかい?」
「あいつは昨日船番だったんでな
そんなことより頼みがある」
「ん?」
3人で村の人に教えてもらった場所まで行くと、一面が薬草畑になっている場所に着いた。
「おー!昨日の薬草ってこれだったよな?」
「ああ」
『(見たことない薬草…)』
ヴォルフのところでは栽培されていなかった薬草だが、この村の万能薬らしく、風邪の時にも、怪我の時にも使う薬草らしい。
「よし、手分けするか
恋歌はこの薬草な」
『うん』
ペンギンに指示された薬草がたくさんある場所に座り、葉の部分だけでいいということだったので、茎や根を傷つけないように、葉だけを回収し魔法の空間に入れる。
「お!おれのもいれていーい?」
しばらくしてたくさんの薬草を抱えて帰ってきたシャチの言葉に頷き、もうひとつ魔方陣を発動させてそこにシャチが採った薬草を入れ、ペンギンもそこに自分が採った薬草を入れていく。
「うし、こんなもんだろ」
「だな」
≪村に戻る?≫
ローに指示された分を回収できたので、村に戻るのかと思いきや、シャチとペンギンに”まぁ座れ”と言われて、薬草畑に輪になるように座る。
「恋歌、お前村の奴らの視線、怖かったか?」
『……』
なぜそんなことをここで言われているのかわからないが、シャチとペンギンが真剣な顔をしている為、ペンギンの言葉にゆっくり頷いた。
「そっか、そりゃ怖いよな
何思われているかわかんねぇし、恋歌には…別の事情もあるし…」
知らない相手にじろじろと視線を向けられて、気分のいいものであるわけがない。
それも理解しているし、魔女という種族で警戒するのもわかる。
「全員を信じろとは言わねぇ
むしろおれたち以外の人間は最初は疑ってかかるぐらいでもいい
けど、プレジャータウンでも、この間の町でも、この村でも恋歌に向けられてるのは、ほぼ好意だ」
≪好意?≫
「そうそう、ちゃんと周りを見てみな
きっとプレジャータウンの連中と同じような顔して、同じような視線を向けてきてるはずだ」
「あんまり怖がり過ぎるな
恋歌のそばにはおれたちがいる」
「好意以外の視線を感じたらおれたちに言え
絶対に守ってやる」
魔女の存在を知らない者が恋歌に向けている視線は、敵意など全くなく、目をハートにしている者ばかり。
肩まである癖のない銀髪、真っ黒な大きな瞳、可愛らしい容姿、メリハリのある身体、周りに警戒をしている割に、仲間の前では心を許したような笑顔を見せる恋歌を、遠目から見つめているだけ。
「恋歌が可愛いからみんな見てるだけなんだよ
わたしは可愛いんだぞ!!って自信を持て
な?」
ぐりぐりと頭を撫でまわしてくれるシャチに、ペンギンもうんうんと傍で頷いており、照れくさそうに笑う。
「ただし!!知らない奴にはついていくなよ!
可愛いんだから一人で行動はだめだからな!」
『うん、ありがとう』
笑顔を向けてくれる恋歌に、”じゃあ戻るぞ”と2人が手を差し出してくれたので、その手を握って立ち上がった。