ハートの海賊団初戦闘
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ローに呼び出された後、ベポが先に診察を受け、30分程してから食堂にもどってきた。
『大丈夫、だった?』
「うん!
あ…」
『?』
自分の所為でたくさん血を流したベポの事を心配していたが、ローに診てもらったのであればもう大丈夫だろうと胸をなでおろした。
だが、ベポが何かを伝えるべきかと一瞬固まっている。
「あ、ううん
なんでもないよ
次、恋歌行かないと」
『うん』
ベポに背中を押され、食堂から追い出された恋歌は、ベポの不思議な態度に首を傾げたが、ローに呼ばれているのであれば早くいかなければ怒られると、ローの部屋に向かった。
こんこん、と扉を叩けば”入れ”と中から声が聞こえ、扉を開けると白衣を着たローがソファに座って、カルテを広げていた。
「取り敢えず座れ」
ぽん、と自分の横を叩かれたので、ちょこんと横に座る。
「口開けろ」
言われた通りに口を開けると、ライトで口の中を照らして怪我の具合を確認し、がりがりとカルテに何かを書き込んでいく。
「紋章も見せろ」
『……』
大がかりな魔法は使っていない為、魔力は大丈夫だと言おうかと思ったが、断れない雰囲気にぷちぷちとブラウスのボタンを外して紋章が見えるように服をはだけさせた。
「…ちょっと薄いぐらいか」
ぼそっと呟いてまた何かをカルテに書き込んでいく。
がりがりとカルテを書いている時は、もうボタンを留めてもいいか声をかけられず、ローの手が止まるまでそのままの状態で待つ。
「で、だ」
しばらくしてペンを止め、机の上に置くと、少し怒ったような視線が向けられてびくっと肩が揺れた。
「お前…怪我したベポを庇うために、1人で戦おうとしたらしいな」
『……』
「ベポがそんなお前を見て、なにも思わないとでも思ってんのか?」
『……』
恋歌が俯いてしまったせいで、小さな頭しか見えないが、これは伝えなければいけない事だと話を続ける。
「自分の目の前で大事な仲間が傷ついて戦ってるのに、ただ守られているだけ
あいつだって海賊で男だ
戦って怪我をする覚悟ぐらいある」
『うん…』
ローの言う事が正論で、ベポの尊厳を傷つけてしまったと。
そう、気づいた。
恋歌とベポは対等であり、仲間。
お互いに狙ってくる存在が多いが故、心配されることも多いが、一度戦いになれば話は別。
ローだって普段は恋歌の心配を口にするが、戦いになれば信じて任せてくれる。
『ごめん、なさい…』
「それはおれじゃなくベポに言え」
『…うん』
守り守られるだけの存在ではなく、背中を預けられる仲間として、これから命をかけて航海をする仲間として、一緒に戦うために。
素直に謝る恋歌の頭を撫でてやり、これで恋歌とベポの2人は大丈夫だろうと、”さて”と言いながら恋歌の顎に手を当てて視線を合わせる。
「ここからはおれの説教だ」
『お説きょ…んっ!?』
何のお説教をされるのだろかと聞き返そうとすると、言い終わる前にキスされたので続きを言えなくなった。
逃げようとする恋歌の腰を掴んで引き寄せ、まだ少し血の味がする口の中に舌を入れて、いつもより深いキスをしていると、魔力が回復していく感覚と、魔力を供給する感覚に、2人の背中がぞくっとした。
傷の所為で少しピリッとした痛みがあるが、それすらも気持ちよく感じ、思わずローの背中に手を回してしまいそうになったが、ローの服をぎゅっと握るだけにとどめた。
『ん…はっ…』
「(いい声…)」
恋歌が苦しそうに反射的に閉じていた目を開けると、潤んだ瞳と視線が合い、自然に恋歌をソファに押し倒した。
魔力を供給する感覚がなくなっても、唇を離さないローの胸を押し返そうとするが、その手を絡め捕られ、ソファに押し付けられる。
『…っ…んっ…』
「恋歌」
しばらくして唇を離すと、顔を赤くして肩で息をしている恋歌を見下ろして、何かが満たされていく感覚がした。
『お、お説教、って…』
「…恋歌とキスしたら血の味がするだろ」
『え…?』
「なんだ」
言われてた意味を理解し、ぶわっとさらに顔を赤くする恋歌に、くっくっと肩を震わせて笑い、こつんとおでこをあわせた。
ロ「今日は恋歌もベポも良く頑張った
船を…守ってくれてありがとう」
『うん』
今度は背中に手を回して抱き着くと、ローが一瞬固まっていたが、はぁと息をはいて体重をかけないように抱きしめ返した。
『大丈夫、だった?』
「うん!
あ…」
『?』
自分の所為でたくさん血を流したベポの事を心配していたが、ローに診てもらったのであればもう大丈夫だろうと胸をなでおろした。
だが、ベポが何かを伝えるべきかと一瞬固まっている。
「あ、ううん
なんでもないよ
次、恋歌行かないと」
『うん』
ベポに背中を押され、食堂から追い出された恋歌は、ベポの不思議な態度に首を傾げたが、ローに呼ばれているのであれば早くいかなければ怒られると、ローの部屋に向かった。
こんこん、と扉を叩けば”入れ”と中から声が聞こえ、扉を開けると白衣を着たローがソファに座って、カルテを広げていた。
「取り敢えず座れ」
ぽん、と自分の横を叩かれたので、ちょこんと横に座る。
「口開けろ」
言われた通りに口を開けると、ライトで口の中を照らして怪我の具合を確認し、がりがりとカルテに何かを書き込んでいく。
「紋章も見せろ」
『……』
大がかりな魔法は使っていない為、魔力は大丈夫だと言おうかと思ったが、断れない雰囲気にぷちぷちとブラウスのボタンを外して紋章が見えるように服をはだけさせた。
「…ちょっと薄いぐらいか」
ぼそっと呟いてまた何かをカルテに書き込んでいく。
がりがりとカルテを書いている時は、もうボタンを留めてもいいか声をかけられず、ローの手が止まるまでそのままの状態で待つ。
「で、だ」
しばらくしてペンを止め、机の上に置くと、少し怒ったような視線が向けられてびくっと肩が揺れた。
「お前…怪我したベポを庇うために、1人で戦おうとしたらしいな」
『……』
「ベポがそんなお前を見て、なにも思わないとでも思ってんのか?」
『……』
恋歌が俯いてしまったせいで、小さな頭しか見えないが、これは伝えなければいけない事だと話を続ける。
「自分の目の前で大事な仲間が傷ついて戦ってるのに、ただ守られているだけ
あいつだって海賊で男だ
戦って怪我をする覚悟ぐらいある」
『うん…』
ローの言う事が正論で、ベポの尊厳を傷つけてしまったと。
そう、気づいた。
恋歌とベポは対等であり、仲間。
お互いに狙ってくる存在が多いが故、心配されることも多いが、一度戦いになれば話は別。
ローだって普段は恋歌の心配を口にするが、戦いになれば信じて任せてくれる。
『ごめん、なさい…』
「それはおれじゃなくベポに言え」
『…うん』
守り守られるだけの存在ではなく、背中を預けられる仲間として、これから命をかけて航海をする仲間として、一緒に戦うために。
素直に謝る恋歌の頭を撫でてやり、これで恋歌とベポの2人は大丈夫だろうと、”さて”と言いながら恋歌の顎に手を当てて視線を合わせる。
「ここからはおれの説教だ」
『お説きょ…んっ!?』
何のお説教をされるのだろかと聞き返そうとすると、言い終わる前にキスされたので続きを言えなくなった。
逃げようとする恋歌の腰を掴んで引き寄せ、まだ少し血の味がする口の中に舌を入れて、いつもより深いキスをしていると、魔力が回復していく感覚と、魔力を供給する感覚に、2人の背中がぞくっとした。
傷の所為で少しピリッとした痛みがあるが、それすらも気持ちよく感じ、思わずローの背中に手を回してしまいそうになったが、ローの服をぎゅっと握るだけにとどめた。
『ん…はっ…』
「(いい声…)」
恋歌が苦しそうに反射的に閉じていた目を開けると、潤んだ瞳と視線が合い、自然に恋歌をソファに押し倒した。
魔力を供給する感覚がなくなっても、唇を離さないローの胸を押し返そうとするが、その手を絡め捕られ、ソファに押し付けられる。
『…っ…んっ…』
「恋歌」
しばらくして唇を離すと、顔を赤くして肩で息をしている恋歌を見下ろして、何かが満たされていく感覚がした。
『お、お説教、って…』
「…恋歌とキスしたら血の味がするだろ」
『え…?』
「なんだ」
言われてた意味を理解し、ぶわっとさらに顔を赤くする恋歌に、くっくっと肩を震わせて笑い、こつんとおでこをあわせた。
ロ「今日は恋歌もベポも良く頑張った
船を…守ってくれてありがとう」
『うん』
今度は背中に手を回して抱き着くと、ローが一瞬固まっていたが、はぁと息をはいて体重をかけないように抱きしめ返した。