ハートの海賊団初戦闘
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しばらく3人で勉強し、シャチがペンギンと交代で勉強に参加し、本が読み終われば別の医学書を読むということを繰り返した。
最初のうちは本も薄く簡単な内容だったため、全員文句を言うことなく黙々と本を読み続けていた。
意外と集中力があるということに、ローが密かに驚いていたが、恋歌とベポは普段から勉強をしているし、シャチとペンギンも言われたことはきっちりこなすタイプ。
特に質問をしてくることもないので、ローも自分の勉強に集中し始めた。
「「「!!」」」
静かな時間が流れていた船内に、びーびー、と聞いたことのない音が鳴り響く。
「なんだ…」
「て、敵襲とか?」
「ペンギンに聞いてくる!」
鳴り止まない不快な音に、ペンギンに確認を取ろうと、シャチが立ち上がって食堂から出て行った。
「一応戦闘準備だな」
「アイアイ!」
びしっとポーズを決めるベポの横で、恋歌も頷いたのを確認し、シャチが戻ってくるのを待つ。
「ローさん!」
「あの音はなんだったんだ」
シャチが戻ってくる頃にはすでに音は消えていた。
「んー、それがささっきの音はペンギンが船内の警告音が出るボタンを押しちゃっただけみたいなんだよな」
「は?」
ははは、と笑うシャチになんだそれとローがため息をつくが、シャチがでも、と話を続ける。
「それがあながち間違いでもなくてな
ソナーに反応があって、近くに島がある」
「え!?ほんと!?」
やっと浮上できると喜ぶベポだが、まだなにか言いたそうなシャチにローが話せと視線を向ける。
「近くに船がある
さっきの船だと思うけど、おそらく行き先はおれたちと同じ島
もしその船が海賊船か、海軍の船なら…戦うことになるかもしれねぇ」
『(わたしたち以外の海賊か…)』
「わかった
おれたちもそろそろ浮上しねぇと…食料の問題があるからな
できる限りその船から離れた場所に浮上しろ
考えるのはそいつらが海賊か海軍か見てからだ」
「了解だ!
ベポ、一緒に来てくれ
島までの距離と浮上する場所を指示してくれ」
「うん!」
ばたばたと食堂を出て行った2人の背中を見送り、ずっと黙ったままの恋歌に視線を合わせる。
「相手が海軍ならいいが、海賊ならできるだけ大掛かりな魔法は使うな
使う時も出来る限りバレないように使え
できるな?」
海軍ならまだ恋歌が星の魔女だとわかったところで、酷い扱いはされないだろうとは思うが、自分たちと別の海賊はバッカたちしか見たことがない。
魔女の存在を知らない海賊もいるだろうが、珍しい存在という事はわかるはず。
『(バレないように…)
わかった』
心配してくれるローに頷いて、3人が戻ってくるのを待った。
「どうだ」
ペンギンとベポで進路や浮上先を確認してくれているとのことで、シャチが一人で食堂に帰ってきた。
「ひとまずソナーが反応してる船とは離れた場所に浮上する
そこから外の確認がベストじゃねぇかと思うんだけど…」
最終的に船長であるローの指示を仰ぎに来たらしく、腕を組んで黙っているローの返事を待っている。
「…わかった
それでいこう」
「アイアイ!」
またすぐに食堂を出て行ったシャチの背中を見送り、ローと恋歌も浮上する為の準備を始めた。
最初のうちは本も薄く簡単な内容だったため、全員文句を言うことなく黙々と本を読み続けていた。
意外と集中力があるということに、ローが密かに驚いていたが、恋歌とベポは普段から勉強をしているし、シャチとペンギンも言われたことはきっちりこなすタイプ。
特に質問をしてくることもないので、ローも自分の勉強に集中し始めた。
「「「!!」」」
静かな時間が流れていた船内に、びーびー、と聞いたことのない音が鳴り響く。
「なんだ…」
「て、敵襲とか?」
「ペンギンに聞いてくる!」
鳴り止まない不快な音に、ペンギンに確認を取ろうと、シャチが立ち上がって食堂から出て行った。
「一応戦闘準備だな」
「アイアイ!」
びしっとポーズを決めるベポの横で、恋歌も頷いたのを確認し、シャチが戻ってくるのを待つ。
「ローさん!」
「あの音はなんだったんだ」
シャチが戻ってくる頃にはすでに音は消えていた。
「んー、それがささっきの音はペンギンが船内の警告音が出るボタンを押しちゃっただけみたいなんだよな」
「は?」
ははは、と笑うシャチになんだそれとローがため息をつくが、シャチがでも、と話を続ける。
「それがあながち間違いでもなくてな
ソナーに反応があって、近くに島がある」
「え!?ほんと!?」
やっと浮上できると喜ぶベポだが、まだなにか言いたそうなシャチにローが話せと視線を向ける。
「近くに船がある
さっきの船だと思うけど、おそらく行き先はおれたちと同じ島
もしその船が海賊船か、海軍の船なら…戦うことになるかもしれねぇ」
『(わたしたち以外の海賊か…)』
「わかった
おれたちもそろそろ浮上しねぇと…食料の問題があるからな
できる限りその船から離れた場所に浮上しろ
考えるのはそいつらが海賊か海軍か見てからだ」
「了解だ!
ベポ、一緒に来てくれ
島までの距離と浮上する場所を指示してくれ」
「うん!」
ばたばたと食堂を出て行った2人の背中を見送り、ずっと黙ったままの恋歌に視線を合わせる。
「相手が海軍ならいいが、海賊ならできるだけ大掛かりな魔法は使うな
使う時も出来る限りバレないように使え
できるな?」
海軍ならまだ恋歌が星の魔女だとわかったところで、酷い扱いはされないだろうとは思うが、自分たちと別の海賊はバッカたちしか見たことがない。
魔女の存在を知らない海賊もいるだろうが、珍しい存在という事はわかるはず。
『(バレないように…)
わかった』
心配してくれるローに頷いて、3人が戻ってくるのを待った。
「どうだ」
ペンギンとベポで進路や浮上先を確認してくれているとのことで、シャチが一人で食堂に帰ってきた。
「ひとまずソナーが反応してる船とは離れた場所に浮上する
そこから外の確認がベストじゃねぇかと思うんだけど…」
最終的に船長であるローの指示を仰ぎに来たらしく、腕を組んで黙っているローの返事を待っている。
「…わかった
それでいこう」
「アイアイ!」
またすぐに食堂を出て行ったシャチの背中を見送り、ローと恋歌も浮上する為の準備を始めた。