ハートの海賊団初戦闘
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前の町から潜水をして数日、不寝番は船内なので暖かいが、ずっと潜水をしていると船内に熱が篭るということがわかった。
「あー…あっづい…」
操縦室にいるシャチ、自室にいるロー以外の3人が食堂で話をしていたのだが、ベポが机に頭を乗せて汗だくになっている。
最初はみんなが心配していたが、今では毎日の光景に声をかける回数も減った。
《わたしが氷の魔法とか使えるようになってたらよかったんだけど…》
「気にすんなって
脱水にだけ気を付けてりゃ大丈夫だ」
これから潜水をする機会も増えるだろうが、その度にこれだと可哀想だと思うが、解決方法は見つからない。
「あ、みんなここにいたんだな」
がちゃ、と食堂に入ってきたシャチに、どうかしたのかと視線を向けると、ローがいないかと聞いてきた。
「いや、キャプテンは自分の部屋だ
どうした?」
「ソナーに反応があってな
たぶん船だと思う
別に素通りでもいいんだけど、一応キャプテンに報告しとこうと思って」
「わかった
おれが言ってくるよ」
「頼む」
ペンギンが席を立ってローの部屋に向かい、シャチは操縦室に戻っていった。
「取り敢えず海賊船かどうかもわかんねぇし様子見だってさ」
「ええー…せっかく外に出られると思ったのに…」
先にシャチに伝えてきたらしく、食堂に戻ってきたペンギンは、またゆったりと寛ぎはじめた。
浮上しないとわかってベポが落ち込んでいるが、海賊船でない可能性もある中、浮上はしないとローが決めたのならそれに逆らうつもりはない。
《島はまだなのかな?》
「たぶんそろそろだと思うんだよな
潜水してから結構日数経ってるし」
食料もそろそろ調達しなければもうすぐで底をついてしまうところまで消費してしまっている。
「おれももうすぐだと思うー…
進路は間違ってないし…」
航海士であるベポが言うのなら間違い無いのだと思うが、シャチからソナーが島を感知したという報告はない。
「食料が尽きる前にどこかつけるといいけど…」
はぁ、とため息をつくと、またがちゃっと食堂の扉が開いた。
「おい、お前ら暇なのか」
開けたのはローで、ぼーっとしている3人を見て、持っている本で肩をとんとん、と叩いている。
「まぁ…鍛錬にも限界あるしな…」
「そりゃいい
今からお前らこれ読め」
ぽん、と全員の前に置かれた1冊の本。
本の表紙は全員違うものだが、すべて医学書。
「ま、まさか…」
「簡単な内容だ
わからねぇことがあれば聞け」
椅子に座ったローはそれだけを言うと、医学書を広げて自分の勉強に戻ってしまった。
「……おれ、勉強苦手なんだよな」
「おれも…」
「ちゃんと覚えればおれがいなくても自分の応急処置ができたり、仲間の処置ができるだろ
それに戦闘でも役に立つ」
「た、たしかに」
「そ、そうだよね」
ローが近くにいない時、もしくはローが怪我をした時、手当てできるのは自分たちだけだと気付いて、気を引き締めて本を開いた。
「あー…あっづい…」
操縦室にいるシャチ、自室にいるロー以外の3人が食堂で話をしていたのだが、ベポが机に頭を乗せて汗だくになっている。
最初はみんなが心配していたが、今では毎日の光景に声をかける回数も減った。
《わたしが氷の魔法とか使えるようになってたらよかったんだけど…》
「気にすんなって
脱水にだけ気を付けてりゃ大丈夫だ」
これから潜水をする機会も増えるだろうが、その度にこれだと可哀想だと思うが、解決方法は見つからない。
「あ、みんなここにいたんだな」
がちゃ、と食堂に入ってきたシャチに、どうかしたのかと視線を向けると、ローがいないかと聞いてきた。
「いや、キャプテンは自分の部屋だ
どうした?」
「ソナーに反応があってな
たぶん船だと思う
別に素通りでもいいんだけど、一応キャプテンに報告しとこうと思って」
「わかった
おれが言ってくるよ」
「頼む」
ペンギンが席を立ってローの部屋に向かい、シャチは操縦室に戻っていった。
「取り敢えず海賊船かどうかもわかんねぇし様子見だってさ」
「ええー…せっかく外に出られると思ったのに…」
先にシャチに伝えてきたらしく、食堂に戻ってきたペンギンは、またゆったりと寛ぎはじめた。
浮上しないとわかってベポが落ち込んでいるが、海賊船でない可能性もある中、浮上はしないとローが決めたのならそれに逆らうつもりはない。
《島はまだなのかな?》
「たぶんそろそろだと思うんだよな
潜水してから結構日数経ってるし」
食料もそろそろ調達しなければもうすぐで底をついてしまうところまで消費してしまっている。
「おれももうすぐだと思うー…
進路は間違ってないし…」
航海士であるベポが言うのなら間違い無いのだと思うが、シャチからソナーが島を感知したという報告はない。
「食料が尽きる前にどこかつけるといいけど…」
はぁ、とため息をつくと、またがちゃっと食堂の扉が開いた。
「おい、お前ら暇なのか」
開けたのはローで、ぼーっとしている3人を見て、持っている本で肩をとんとん、と叩いている。
「まぁ…鍛錬にも限界あるしな…」
「そりゃいい
今からお前らこれ読め」
ぽん、と全員の前に置かれた1冊の本。
本の表紙は全員違うものだが、すべて医学書。
「ま、まさか…」
「簡単な内容だ
わからねぇことがあれば聞け」
椅子に座ったローはそれだけを言うと、医学書を広げて自分の勉強に戻ってしまった。
「……おれ、勉強苦手なんだよな」
「おれも…」
「ちゃんと覚えればおれがいなくても自分の応急処置ができたり、仲間の処置ができるだろ
それに戦闘でも役に立つ」
「た、たしかに」
「そ、そうだよね」
ローが近くにいない時、もしくはローが怪我をした時、手当てできるのは自分たちだけだと気付いて、気を引き締めて本を開いた。