初めての島
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星が見えなくなってからは、町で買った魔女の本の内容を2人で確認したり、2人で読書をしたりしていると、船内から人が動く音が聞こえてきた。
「あいつらも起きたみてぇだな」
『うん』
陽は完全に昇り、いつもの朝食より少し早い時間。
今からペンギンとシャチが朝食を作ってくれるのだろう。
「あ、2人ともおはよう」
『おはよう』
「ああ」
がちゃ、と甲板にいる恋歌を呼びにきたベポは、ローがいることに不思議そうな顔をしているが、まぁいいかと”朝ごはんだよ”と手を引いてくれる。
もふもふの手に引かれて、船内に入るとふわっと朝食のいい匂いがする。
「「おはよう」」
『おはよう』
食堂に入ればペンギンとシャチが笑顔で挨拶をしてくれるので、恋歌もそれに笑顔で返す。
「お前ら、飯食ったら出航するぞ
ベポ、進路確認しとけ」
「「「アイアイ」」」
物資補給は済んでいる為、もう次の島へ向かうと告げると、3人が返事をする。
「恋歌、お前は不寝番だったからちゃんと仮眠とれ」
『はい』
「はい、これ飲んでな」
『ありがとう』
数時間寒い場所で見張りをしていた恋歌に、ペンギンが温かい飲み物を先に出してくれた。
しばらくするとテーブルに朝食が並び、全員で手を合わせていつも通りの朝食。
会話は次の島への航路の話。
一度潜水しながら向かってみようという事になり、出航後すぐに潜水することになった。
「じゃあ後で声掛けに行く」
「「「アイアイ」」」
一番に席を立ったローが出航と告げるまで準備をしておけと言われた為、3人はばらばらと行動を始める。
≪わたしは何したらいい?≫
「ん?まぁ潜水は結局機械任せだし、寝てていいぜ?」
「何かあれば呼びに行くからさ
今はちゃんと休んでいざという時手伝ってくれ」
≪わかった≫
ベポは自分の部屋で進路を確認し、シャチとペンギンは船内の不具合がないかの確認などをしている。
恋歌は眠っていてもいいと言われたので、風呂に行くために自分の部屋に戻った。
『(潜水かー
また海の中が見れるんだ)』
北の海は寒い気候の為、海に入った事は一度もない。
潜水艦ということもあり、船の中から海が見れることは嬉しい。
パジャマを抱えて風呂に向かっていると、スワロー島でも聞いた音と振動に潜水が始まったのだとわかった。
しばらくすると音と振動が止み、近くにある小窓で外を見れば海の中を進んでいた。
『ふぅ…』
風呂から上がって部屋に戻り、島で買ってもらった大きな白クマのぬいぐるみをベッドに置く。
『(ふふ、可愛い)』
ベポに少し似たぬいぐるみをつんつんとつついて、ぬいぐるみを抱えて布団にもぐりこむ。
『(もふもふ…)』
ぎゅっとぬいぐるみを抱く力を強め、布団に入った事で急に襲ってきた睡魔に身を委ねるように目を閉じた。
「恋歌、起きてるか」
昼食の時間になり、恋歌にも声をかけようと部屋の扉を軽くノックするが、部屋の中で人が動く気配はしない。
「(まだ寝てるのか)」
なるべく音をたてないように扉を開けると、こちらに背を向けて眠っているようで、布団から大きな白クマのぬいぐるみと、恋歌の銀髪が見えている。
ベッドの横に膝をついてさらりと髪を撫でてやり、寝ているなら食事は後でもいいかと出て行こうとすると、人の気配に気づいたのかゆっくりと目が開いていく。
「悪い、起こしたか」
ローがいることをぼんやりとした頭で理解した恋歌は、身体を起こして首を横に振る。
「昼飯の時間だから様子見に来たんだが…」
『食べる…』
眠そうな目をこすりながら着替える為に布団から出て伸びをした。
「ゆっくりでいい
おれは先に行ってる」
『うん』
着替えようとしている事を察したローは、立ち上がって部屋から出て行った。
海賊になって一番最初の島は、良い思い出で終わる事ができたので、次の島に少し期待をして、用意してくれているであろう昼食を食べる為に急いで着替えて部屋から飛び出した。
「あいつらも起きたみてぇだな」
『うん』
陽は完全に昇り、いつもの朝食より少し早い時間。
今からペンギンとシャチが朝食を作ってくれるのだろう。
「あ、2人ともおはよう」
『おはよう』
「ああ」
がちゃ、と甲板にいる恋歌を呼びにきたベポは、ローがいることに不思議そうな顔をしているが、まぁいいかと”朝ごはんだよ”と手を引いてくれる。
もふもふの手に引かれて、船内に入るとふわっと朝食のいい匂いがする。
「「おはよう」」
『おはよう』
食堂に入ればペンギンとシャチが笑顔で挨拶をしてくれるので、恋歌もそれに笑顔で返す。
「お前ら、飯食ったら出航するぞ
ベポ、進路確認しとけ」
「「「アイアイ」」」
物資補給は済んでいる為、もう次の島へ向かうと告げると、3人が返事をする。
「恋歌、お前は不寝番だったからちゃんと仮眠とれ」
『はい』
「はい、これ飲んでな」
『ありがとう』
数時間寒い場所で見張りをしていた恋歌に、ペンギンが温かい飲み物を先に出してくれた。
しばらくするとテーブルに朝食が並び、全員で手を合わせていつも通りの朝食。
会話は次の島への航路の話。
一度潜水しながら向かってみようという事になり、出航後すぐに潜水することになった。
「じゃあ後で声掛けに行く」
「「「アイアイ」」」
一番に席を立ったローが出航と告げるまで準備をしておけと言われた為、3人はばらばらと行動を始める。
≪わたしは何したらいい?≫
「ん?まぁ潜水は結局機械任せだし、寝てていいぜ?」
「何かあれば呼びに行くからさ
今はちゃんと休んでいざという時手伝ってくれ」
≪わかった≫
ベポは自分の部屋で進路を確認し、シャチとペンギンは船内の不具合がないかの確認などをしている。
恋歌は眠っていてもいいと言われたので、風呂に行くために自分の部屋に戻った。
『(潜水かー
また海の中が見れるんだ)』
北の海は寒い気候の為、海に入った事は一度もない。
潜水艦ということもあり、船の中から海が見れることは嬉しい。
パジャマを抱えて風呂に向かっていると、スワロー島でも聞いた音と振動に潜水が始まったのだとわかった。
しばらくすると音と振動が止み、近くにある小窓で外を見れば海の中を進んでいた。
『ふぅ…』
風呂から上がって部屋に戻り、島で買ってもらった大きな白クマのぬいぐるみをベッドに置く。
『(ふふ、可愛い)』
ベポに少し似たぬいぐるみをつんつんとつついて、ぬいぐるみを抱えて布団にもぐりこむ。
『(もふもふ…)』
ぎゅっとぬいぐるみを抱く力を強め、布団に入った事で急に襲ってきた睡魔に身を委ねるように目を閉じた。
「恋歌、起きてるか」
昼食の時間になり、恋歌にも声をかけようと部屋の扉を軽くノックするが、部屋の中で人が動く気配はしない。
「(まだ寝てるのか)」
なるべく音をたてないように扉を開けると、こちらに背を向けて眠っているようで、布団から大きな白クマのぬいぐるみと、恋歌の銀髪が見えている。
ベッドの横に膝をついてさらりと髪を撫でてやり、寝ているなら食事は後でもいいかと出て行こうとすると、人の気配に気づいたのかゆっくりと目が開いていく。
「悪い、起こしたか」
ローがいることをぼんやりとした頭で理解した恋歌は、身体を起こして首を横に振る。
「昼飯の時間だから様子見に来たんだが…」
『食べる…』
眠そうな目をこすりながら着替える為に布団から出て伸びをした。
「ゆっくりでいい
おれは先に行ってる」
『うん』
着替えようとしている事を察したローは、立ち上がって部屋から出て行った。
海賊になって一番最初の島は、良い思い出で終わる事ができたので、次の島に少し期待をして、用意してくれているであろう昼食を食べる為に急いで着替えて部屋から飛び出した。