初めての島に辿り着くまで
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食事の前に顔を洗って着替えてきた恋歌が食堂へ行くと既に全員が揃っていた。
島での生活と同じように全員で朝食を食べ、ローは部屋に戻り、シャチ、ペンギン、ベポ、恋歌の4人で見張りと進路確認をする。
ベポが操縦室で進路を見ていてくれるので、その他3人で見張り。
「じゃあおれらはあっち見てるから」
《魔法の練習とかってしててもいいのかな?》
「まぁおれらも見張りしてるし、無理ない程度ならいいんじゃん?」
《わかった
見張りもちゃんとする》
四方を見張るためにばらばらの場所に向かい、恋歌も1人で水平線しか見えない海を眺める。
『(よし)』
本を開いて杖を取り出し、甲板の真ん中に座り込む。
『(えっと…やり方は…)』
本と杖を交互に見ながら何度も繰り返し魔法陣を展開する。
昼食に呼ばれるまでそれを繰り返し、昼からも見張りを兼ねて練習をする。
「今日はなにやってたんだ?」
見張りをベポとシャチに任せて、夕食をペンギンと作っていると、気になったのか恋歌の手が空いているときに聞いてきた。
《わたし魔力が少ないから杖で消費を抑えてるんだよね
元々杖はたくさん持ってて、本読んでたらそれをひとつにする方法が載ってたの
だから今持ってる杖をひとつにまとめようと思って》
「へぇー、そんなことできんだな」
《いっぱい杖を召喚するのにも魔力が必要だしね》
「それで大技とかできるようになるわけだ」
《うん、相手が強いと込める魔力を多くして、威力を上げないといけないし》
「なるほど、だいたいわかってきた!」
器用に料理を作りながら恋歌の手元を見ているペンギンは、今日も美味しそうな料理を作っている。
「もうそろそろできるから恋歌はキャプテン呼んできてくれ
おれはシャチとベポ呼んでくる」
わかったと頷いて、食堂からローの部屋に向かう。
『(不寝番だったし寝てるかな…)』
昼食以外部屋から出てきていないだろうローが、部屋に篭っているということは、勉強中か寝ているかのどちらか。
扉の前に立って寝ているかもしれないなと控えめにノックをすると、中から誰だと声が返ってきた。
何と答えるべきかおろおろしていると、向こうからがちゃっと扉が開けられた。
「やっぱ恋歌か
どうした?」
《晩ご飯だよ》
「ああ…もうそんな時間か」
ちらっと部屋の中を見れば机の上に医学書がいくつも広げられているので、勉強をしていたのだろうと予想はできる、が。
《ちゃんと寝た?》
「……今日の夜寝る」
気まずそうに視線を逸らしたローは、おそらく昨日から一睡もしていない。
元々夜更かしをするタイプではあることはしっているが、これから先いつどんなことがあるわからない。
ちゃんと寝れる時に寝て欲しいとは思うが、勉強に集中すると、寝るということを忘れてしまう。
《ご飯はちゃんと食べてね》
「わかってる」
ぽん、と頭に手を乗せられ、先に食堂に向かうローの背中を慌てて追いかけた。
島での生活と同じように全員で朝食を食べ、ローは部屋に戻り、シャチ、ペンギン、ベポ、恋歌の4人で見張りと進路確認をする。
ベポが操縦室で進路を見ていてくれるので、その他3人で見張り。
「じゃあおれらはあっち見てるから」
《魔法の練習とかってしててもいいのかな?》
「まぁおれらも見張りしてるし、無理ない程度ならいいんじゃん?」
《わかった
見張りもちゃんとする》
四方を見張るためにばらばらの場所に向かい、恋歌も1人で水平線しか見えない海を眺める。
『(よし)』
本を開いて杖を取り出し、甲板の真ん中に座り込む。
『(えっと…やり方は…)』
本と杖を交互に見ながら何度も繰り返し魔法陣を展開する。
昼食に呼ばれるまでそれを繰り返し、昼からも見張りを兼ねて練習をする。
「今日はなにやってたんだ?」
見張りをベポとシャチに任せて、夕食をペンギンと作っていると、気になったのか恋歌の手が空いているときに聞いてきた。
《わたし魔力が少ないから杖で消費を抑えてるんだよね
元々杖はたくさん持ってて、本読んでたらそれをひとつにする方法が載ってたの
だから今持ってる杖をひとつにまとめようと思って》
「へぇー、そんなことできんだな」
《いっぱい杖を召喚するのにも魔力が必要だしね》
「それで大技とかできるようになるわけだ」
《うん、相手が強いと込める魔力を多くして、威力を上げないといけないし》
「なるほど、だいたいわかってきた!」
器用に料理を作りながら恋歌の手元を見ているペンギンは、今日も美味しそうな料理を作っている。
「もうそろそろできるから恋歌はキャプテン呼んできてくれ
おれはシャチとベポ呼んでくる」
わかったと頷いて、食堂からローの部屋に向かう。
『(不寝番だったし寝てるかな…)』
昼食以外部屋から出てきていないだろうローが、部屋に篭っているということは、勉強中か寝ているかのどちらか。
扉の前に立って寝ているかもしれないなと控えめにノックをすると、中から誰だと声が返ってきた。
何と答えるべきかおろおろしていると、向こうからがちゃっと扉が開けられた。
「やっぱ恋歌か
どうした?」
《晩ご飯だよ》
「ああ…もうそんな時間か」
ちらっと部屋の中を見れば机の上に医学書がいくつも広げられているので、勉強をしていたのだろうと予想はできる、が。
《ちゃんと寝た?》
「……今日の夜寝る」
気まずそうに視線を逸らしたローは、おそらく昨日から一睡もしていない。
元々夜更かしをするタイプではあることはしっているが、これから先いつどんなことがあるわからない。
ちゃんと寝れる時に寝て欲しいとは思うが、勉強に集中すると、寝るということを忘れてしまう。
《ご飯はちゃんと食べてね》
「わかってる」
ぽん、と頭に手を乗せられ、先に食堂に向かうローの背中を慌てて追いかけた。