女たちの作戦
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
エ「おかえり」
『ただいま』
エ「早かったな」
『あんまり強い人乗ってなかったみたい』
モビーの甲板に降り立ち、エースと話ながら変装を解いていく恋歌。
エ「ま、怪我がなけりゃそれでいいさ
お疲れさん」
『ありがと』
すたすたとリーシャを素通りして白ひげの元に終わったと報告に行こうとする恋歌とエース。
リ「ちょっ、ちょっと待ってください!」
『…何でしょう』
相変わらず恋歌はリーシャに視線を向けることはなかったが、背を向けたまま立ち止まる。
リ「なぜ…なぜ貴女のような人が…」
そこで言葉を濁すリーシャにため息をついた恋歌はゆっくり振り向いた。
『私が何です?
桜姫をしていることがダメですか?意外でしたか?それともなぜそれを隠してまでこの船に乗っているのかですか?』
エ「恋歌」
マシンガントークで話す恋歌をエースが名前を呼んで止めさせる。
『ふぅ…ごめん
詳しいことはリーシャさんにお教えするつもりはありません
ただ私は自分の守りたいものを全力で守るために守りたい人の傍にいます
そしてこんな力のない時の私でも家族だと言ってくださった白ひげ海賊団の皆さんも守るべき人たちです
だから忠告です』
恋歌は刀を一本出すと切っ先をリーシャに向けた。
リ「!」
『私がここにただの"恋歌"としていることをこれ以上否定するならひとつの海賊が今日限りで潰れることになります』
滅多に怒らない恋歌が本気でリーシャに攻撃しようと構えている。
リーシャは恋歌の殺気に怯え冷や汗を大量にかきながら甲板に膝をついてしまう。
エ「恋歌、それ以上はリーシャがもたねぇ
早く親父のとこ行こう」
見かねたエースが恋歌の頭を撫でて刀を構えている腕を下に降ろした。
『わかった…』
エースに促された恋歌は刀を仕舞い、再び船長室へと足を進めた。
リ「…あれが…桜姫…」
白「そうか、ご苦労だったな
怪我はねぇか?」
『うん、大丈夫』
船長室に行けば先ほどとさほど変わらぬ姿で白ひげが迎えてくれ、労いの言葉をくれる。
白「?どうした
珍しく機嫌わりぃじゃねぇか
こっちに来い」
若干むすっとした表情の恋歌を見て白ひげが心配そうに恋歌を自分の膝に抱き上げた。
『うーん…何でだろ…
自分でもわからないんだけど何かイライラしたっていうか…』
恋歌もなぜリーシャにあのように冷たくあたったのかわからないようで首を傾げている。
エ「俺も確信はないけど昨日から恋歌怒ってたろ?」
『昨日から?』
エ「そ、リーシャにここにいるのは危険だって散々言われた時からな」
『わかりやすかった?』
エ「いや?多分気づいてたの俺ぐらいだろ
リーシャ本人も気づいてなかったと思う
さすがに今日のは誰でもわかっただろうけどな」
エースにそう言われて暫く考えた恋歌ははぁ…、とため息をついて悲しそうな顔をする。
『だってあんなに私がここにいること、否定しなくてもいいじゃない…
桜姫でない私は無力だって十分自分でもわかってる…
でも私はここにいたいの
他の海賊団の人に私がここにいることについて何にも言われたくない
多分始めて否定されたからそう思ったんだと思う』
白ひげは不安そうな顔をする恋歌を優しく抱き締めてやる。
白「どこの誰がお前を否定しようとも俺らは恋歌がここにいることを望んでるんだ
気にすんじゃねぇ
お前は好きなだけここにいればいいんだ」
『うん…ありがとう』
嬉しそうに白ひげの胸に顔を埋める恋歌を見て白ひげとエースはほっとしたように笑った。
『ただいま』
エ「早かったな」
『あんまり強い人乗ってなかったみたい』
モビーの甲板に降り立ち、エースと話ながら変装を解いていく恋歌。
エ「ま、怪我がなけりゃそれでいいさ
お疲れさん」
『ありがと』
すたすたとリーシャを素通りして白ひげの元に終わったと報告に行こうとする恋歌とエース。
リ「ちょっ、ちょっと待ってください!」
『…何でしょう』
相変わらず恋歌はリーシャに視線を向けることはなかったが、背を向けたまま立ち止まる。
リ「なぜ…なぜ貴女のような人が…」
そこで言葉を濁すリーシャにため息をついた恋歌はゆっくり振り向いた。
『私が何です?
桜姫をしていることがダメですか?意外でしたか?それともなぜそれを隠してまでこの船に乗っているのかですか?』
エ「恋歌」
マシンガントークで話す恋歌をエースが名前を呼んで止めさせる。
『ふぅ…ごめん
詳しいことはリーシャさんにお教えするつもりはありません
ただ私は自分の守りたいものを全力で守るために守りたい人の傍にいます
そしてこんな力のない時の私でも家族だと言ってくださった白ひげ海賊団の皆さんも守るべき人たちです
だから忠告です』
恋歌は刀を一本出すと切っ先をリーシャに向けた。
リ「!」
『私がここにただの"恋歌"としていることをこれ以上否定するならひとつの海賊が今日限りで潰れることになります』
滅多に怒らない恋歌が本気でリーシャに攻撃しようと構えている。
リーシャは恋歌の殺気に怯え冷や汗を大量にかきながら甲板に膝をついてしまう。
エ「恋歌、それ以上はリーシャがもたねぇ
早く親父のとこ行こう」
見かねたエースが恋歌の頭を撫でて刀を構えている腕を下に降ろした。
『わかった…』
エースに促された恋歌は刀を仕舞い、再び船長室へと足を進めた。
リ「…あれが…桜姫…」
白「そうか、ご苦労だったな
怪我はねぇか?」
『うん、大丈夫』
船長室に行けば先ほどとさほど変わらぬ姿で白ひげが迎えてくれ、労いの言葉をくれる。
白「?どうした
珍しく機嫌わりぃじゃねぇか
こっちに来い」
若干むすっとした表情の恋歌を見て白ひげが心配そうに恋歌を自分の膝に抱き上げた。
『うーん…何でだろ…
自分でもわからないんだけど何かイライラしたっていうか…』
恋歌もなぜリーシャにあのように冷たくあたったのかわからないようで首を傾げている。
エ「俺も確信はないけど昨日から恋歌怒ってたろ?」
『昨日から?』
エ「そ、リーシャにここにいるのは危険だって散々言われた時からな」
『わかりやすかった?』
エ「いや?多分気づいてたの俺ぐらいだろ
リーシャ本人も気づいてなかったと思う
さすがに今日のは誰でもわかっただろうけどな」
エースにそう言われて暫く考えた恋歌ははぁ…、とため息をついて悲しそうな顔をする。
『だってあんなに私がここにいること、否定しなくてもいいじゃない…
桜姫でない私は無力だって十分自分でもわかってる…
でも私はここにいたいの
他の海賊団の人に私がここにいることについて何にも言われたくない
多分始めて否定されたからそう思ったんだと思う』
白ひげは不安そうな顔をする恋歌を優しく抱き締めてやる。
白「どこの誰がお前を否定しようとも俺らは恋歌がここにいることを望んでるんだ
気にすんじゃねぇ
お前は好きなだけここにいればいいんだ」
『うん…ありがとう』
嬉しそうに白ひげの胸に顔を埋める恋歌を見て白ひげとエースはほっとしたように笑った。