女たちの作戦
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宴の次の日。
リ「ほら、起きて
白ひげ海賊団の皆さんに迷惑でしょう?」
リーシャは酔い潰れたクルーたちを必死に起こしている。
「んー…、船長ぉ?」
リ「そうよ
帰りましょ」
二日酔いのクルーたちの背中を擦って介抱しながら船に戻る。
その様子を白ひげ海賊団のクルーを介抱しながら見つめる。
『やっぱりなんかリーシャさんって…』
グ「母親みたい…ってか?」
恋歌の言葉を先読みしたように言ったのはグレイだった。
エ「雰囲気とかもそうだけど何よりクルーたちがリーシャのことをそう思ってんだろ?」
グ「なんでわかる?」
エ「俺たちは親父が傍にいる
そして…母親もな、な?」
『うん』
グ「お前らの母親?」
父親は言わずもがな白ひげのことである。
だが母親が誰のことかわからず首を傾げる。
グ「まぁお前らの母親ともなればこーんなごついんだろな」
そう言って両腕を広げたグレイの頭をエースが軽く叩く。
エ「ばーか、んなわけあるか」
グ「だってお前らぐらいやんちゃだったら親も苦労しただろうよ」
エ「んなことねぇよ、なぁ?」
『そうね』
グ「あ?お前ら一緒の親に育てられたのか?」
同意を恋歌に求めたエースに疑問を持ちグレイが問う。
しかし恋歌は唇に人指し指を当てて笑った。
『内緒です』
グ「はぁ?」
内緒にする意味がわからないとグレイに二人とも問い詰められたが笑うだけで答えなかった。
グ「もういいや…
どうせお前らの親なんか聞いたところで何にもならねぇしな」
エ「ま、ごついってとこは訂正しとけよ」
グ「わかったよ!うるせぇやつだな…
さて、殆ど回収し終わったみたいだし俺も帰るとするか」
甲板を見ればリーシャ海賊団のクルーは殆どおらず、残っているのは二日酔いで立てない白ひげ海賊団のクルーたちだけだった。
グ「多分俺らの船に行ってたやつも帰ってきてるだろうしな」
エ「楽しかったよ
またどっかで会ったら宴やろうな」
グ「ああ
俺も楽しかった
カムイのやつも落ち込んでたけど結構立ち直ってたみたいだったしな」
エ「そっか、そりゃ何よりだ
ほんじゃまたな」
お互いに握手を交わしてグレイが立ち去ろうというとき、急に恋歌がグレイの腕をつかんで引き止めた。
グ「?」
エ「恋歌?」
『今から出航までどのぐらいかかりますか?』
いきなりの問いかけの意味もわからなかったし、グレイの目を見ずに遠くを見つめている恋歌を不思議に思ってエースを見たがエースにもわからないようだ。
グ「あー、そうだな
潰れてる奴が多いからもうちょっとかかるかもな
少なくとも今すぐに出航はできねぇよ
それがどうかしたか?」
出航の準備をするクルーが潰れてるともなれば出航に時間がかかるのは普通なのだが恋歌は小さくそうですか、と呟いてグレイの腕を離した。
エ「どうした?」
『……海軍が来る』
エ「!ったくこんな時に…」
グ「海軍?」
恋歌の言葉を聞いてエースも恋歌の見つめる先を目を細めて見る。
エ「……確かに来てるな
俺は見えるだけで三隻…
俺たち狙いか?」
『わからない
私は五隻見えてる
でも見つかったら海軍ならここが戦闘厳禁の島でも関係なく攻撃してくると思う』
この島は白ひげの縄張りなので海賊はルールを守る。
だが海軍には関係のない話なのだ。
エ「一般人もまだいるぞ?」
『それでも相手が白ひげ海賊団ともなれば躊躇しただけであっちがやられる』
グ「ちょっと待て!」
二人だけで話を進めることに苛立ちを感じてグレイが割って入ってくる。
エ「なんだ?」
グ「なんで俺たちですら気づかなかった海軍にこいつが一番に気づくんだよ!
それに五隻の軍艦が来てるならもうちょっと慌てろって!」
エースや自分より先に軍艦に気づいた恋歌への疑問と、冷静に分析していた二人に対する苛立ちで怒鳴る。
『だってたった五隻の軍艦ですよね?』
グ「"たった"だと?」
さらりと言う恋歌にエースはちらっ、とグレイに視線をやるだけで何も言わなかった。
『それより自分の船にこのことを言ってきた方がいいのでは?』
恋歌に言われグレイははっ、としたようにリーシャの元に駆けていった。
リ「ほら、起きて
白ひげ海賊団の皆さんに迷惑でしょう?」
リーシャは酔い潰れたクルーたちを必死に起こしている。
「んー…、船長ぉ?」
リ「そうよ
帰りましょ」
二日酔いのクルーたちの背中を擦って介抱しながら船に戻る。
その様子を白ひげ海賊団のクルーを介抱しながら見つめる。
『やっぱりなんかリーシャさんって…』
グ「母親みたい…ってか?」
恋歌の言葉を先読みしたように言ったのはグレイだった。
エ「雰囲気とかもそうだけど何よりクルーたちがリーシャのことをそう思ってんだろ?」
グ「なんでわかる?」
エ「俺たちは親父が傍にいる
そして…母親もな、な?」
『うん』
グ「お前らの母親?」
父親は言わずもがな白ひげのことである。
だが母親が誰のことかわからず首を傾げる。
グ「まぁお前らの母親ともなればこーんなごついんだろな」
そう言って両腕を広げたグレイの頭をエースが軽く叩く。
エ「ばーか、んなわけあるか」
グ「だってお前らぐらいやんちゃだったら親も苦労しただろうよ」
エ「んなことねぇよ、なぁ?」
『そうね』
グ「あ?お前ら一緒の親に育てられたのか?」
同意を恋歌に求めたエースに疑問を持ちグレイが問う。
しかし恋歌は唇に人指し指を当てて笑った。
『内緒です』
グ「はぁ?」
内緒にする意味がわからないとグレイに二人とも問い詰められたが笑うだけで答えなかった。
グ「もういいや…
どうせお前らの親なんか聞いたところで何にもならねぇしな」
エ「ま、ごついってとこは訂正しとけよ」
グ「わかったよ!うるせぇやつだな…
さて、殆ど回収し終わったみたいだし俺も帰るとするか」
甲板を見ればリーシャ海賊団のクルーは殆どおらず、残っているのは二日酔いで立てない白ひげ海賊団のクルーたちだけだった。
グ「多分俺らの船に行ってたやつも帰ってきてるだろうしな」
エ「楽しかったよ
またどっかで会ったら宴やろうな」
グ「ああ
俺も楽しかった
カムイのやつも落ち込んでたけど結構立ち直ってたみたいだったしな」
エ「そっか、そりゃ何よりだ
ほんじゃまたな」
お互いに握手を交わしてグレイが立ち去ろうというとき、急に恋歌がグレイの腕をつかんで引き止めた。
グ「?」
エ「恋歌?」
『今から出航までどのぐらいかかりますか?』
いきなりの問いかけの意味もわからなかったし、グレイの目を見ずに遠くを見つめている恋歌を不思議に思ってエースを見たがエースにもわからないようだ。
グ「あー、そうだな
潰れてる奴が多いからもうちょっとかかるかもな
少なくとも今すぐに出航はできねぇよ
それがどうかしたか?」
出航の準備をするクルーが潰れてるともなれば出航に時間がかかるのは普通なのだが恋歌は小さくそうですか、と呟いてグレイの腕を離した。
エ「どうした?」
『……海軍が来る』
エ「!ったくこんな時に…」
グ「海軍?」
恋歌の言葉を聞いてエースも恋歌の見つめる先を目を細めて見る。
エ「……確かに来てるな
俺は見えるだけで三隻…
俺たち狙いか?」
『わからない
私は五隻見えてる
でも見つかったら海軍ならここが戦闘厳禁の島でも関係なく攻撃してくると思う』
この島は白ひげの縄張りなので海賊はルールを守る。
だが海軍には関係のない話なのだ。
エ「一般人もまだいるぞ?」
『それでも相手が白ひげ海賊団ともなれば躊躇しただけであっちがやられる』
グ「ちょっと待て!」
二人だけで話を進めることに苛立ちを感じてグレイが割って入ってくる。
エ「なんだ?」
グ「なんで俺たちですら気づかなかった海軍にこいつが一番に気づくんだよ!
それに五隻の軍艦が来てるならもうちょっと慌てろって!」
エースや自分より先に軍艦に気づいた恋歌への疑問と、冷静に分析していた二人に対する苛立ちで怒鳴る。
『だってたった五隻の軍艦ですよね?』
グ「"たった"だと?」
さらりと言う恋歌にエースはちらっ、とグレイに視線をやるだけで何も言わなかった。
『それより自分の船にこのことを言ってきた方がいいのでは?』
恋歌に言われグレイははっ、としたようにリーシャの元に駆けていった。