女たちの作戦
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最初から宴に参加できなかった分発散しに行ったのか、厨房を出てすぐにサッチは騒ぎの中に溶け込んでいく。
『エースとサボ一緒にいるみたいだし行く?』
ニ「はい」
この騒ぎの中を通って二人のところに行くのは大変そうだがそんなに遠くではないので、人の間をすり抜けて歩いていく。
「お、また綺麗なお嬢ちゃん発見」
親父くさい発言が聞こえたと思ったら横から肩を組まれた恋歌とニーナ。
「白ひげ海賊団はナースといい、戦闘員といい、女はいい女ばかりだな」
「さすがは四皇と呼ばれるだけのことはある」
酔っ払っているのか若干顔を赤くしている男たちは口ぶりからして白ひげ海賊団ではないようだ。
「あんたさっき俺らの船に来てたろ」
『はい』
「そんときも思ったけどあんた綺麗だよな」
『いえ、そんなことは…』
愛想笑いをしている恋歌とは違いニーナは露骨に嫌そうな顔をしている。
恐らく恋歌と同じような言葉を言われているのだろう。
どうやってきりぬけようかと考えた瞬間、恋歌の口元が緩んだ。
「ん?どうした、何がおかしい」
『忠告として言っておきます』
「は?」
『私とニーナを離した方がいいですよ?』
「何言、って…」
背後から感じる寒気に恋歌に絡んでいた男の顔が青ざめていく。
エ「恋歌に絡むとはいい度胸だな」
サボ「そっちのやつもニーナに気安く触らないでくれるか?」
恐る恐る振り返ると能力とは別の炎が背中から出ている二人に怯えた男たちは大声で謝りながら走り去っていった。
エ「ったく、お前ら絡まれすぎだろ」
『ごめんね
リーシャさんのとこの人だから無理矢理ほどいたりとかはできなくて』
サボ「まぁここで母さんが力使ったらバレるかもしれねぇしな
大丈夫か?」
白ひげ海賊団ではない男に肩を組まれたニーナを心配するサボ。
ニ「うん…まぁびっくりはしたけど…」
振りほどきたかったのを我慢していたのだろう。
大きく深呼吸をして自分を落ち着かせようとしている。
サボ「攻撃しなかっただけ偉かったよ」
ニ「子どもじゃないんだから…」
サボに頭を撫でられて拗ねながらも嬉しそうなニーナを見て恋歌とエースは顔を見合わせて笑った。
宴もほとんどが潰れ、静まり返った頃お酒に強いエース、サボ、お酒を飲まずにジュースを飲んでいて潰れなかった四人で飲んでいるとリーシャがそこに来た。
リ「お邪魔してもいいですか?」
『はい、どうぞ』
いつもの四人+リーシャという五人で輪になる。
リ「いくつかあなたたちに質問してもよろしいですか?」
『答えられることでしたらお答えします』
恋歌とニーナの間に座ったリーシャは恋歌の言葉に微笑んで口を開く。
リ「恋歌さん以外の方たちの噂は聞いたことがあります
とてもお強いと有名ですから」
エ「そりゃどうも」
リ「しかしいくらこの白ひげ海賊団が強いとはいえ恋歌さんのように戦闘能力を持たない方もこの船に乗っていらっしゃいます
ナースさんたちは戦闘能力がなくても医療のお仕事があります
ですが先ほどエースさんは恋歌さんはナースでもなく戦闘員でもないと仰っていました」
『まぁ実際そうですね』
リ「恋歌さんがこの船にいるのは傍にいたい人がいるからだと言っておられました
その心は女性として素晴らしいことだと思います
でもこの時代、想いだけではどうにもならないときがあります」
『それは承知しています
でも私も足手まといになることを望んでいるわけではありません
家族だと言ってもらえた以上、私は白ひげ海賊団を守り通すつもりです』
『エースとサボ一緒にいるみたいだし行く?』
ニ「はい」
この騒ぎの中を通って二人のところに行くのは大変そうだがそんなに遠くではないので、人の間をすり抜けて歩いていく。
「お、また綺麗なお嬢ちゃん発見」
親父くさい発言が聞こえたと思ったら横から肩を組まれた恋歌とニーナ。
「白ひげ海賊団はナースといい、戦闘員といい、女はいい女ばかりだな」
「さすがは四皇と呼ばれるだけのことはある」
酔っ払っているのか若干顔を赤くしている男たちは口ぶりからして白ひげ海賊団ではないようだ。
「あんたさっき俺らの船に来てたろ」
『はい』
「そんときも思ったけどあんた綺麗だよな」
『いえ、そんなことは…』
愛想笑いをしている恋歌とは違いニーナは露骨に嫌そうな顔をしている。
恐らく恋歌と同じような言葉を言われているのだろう。
どうやってきりぬけようかと考えた瞬間、恋歌の口元が緩んだ。
「ん?どうした、何がおかしい」
『忠告として言っておきます』
「は?」
『私とニーナを離した方がいいですよ?』
「何言、って…」
背後から感じる寒気に恋歌に絡んでいた男の顔が青ざめていく。
エ「恋歌に絡むとはいい度胸だな」
サボ「そっちのやつもニーナに気安く触らないでくれるか?」
恐る恐る振り返ると能力とは別の炎が背中から出ている二人に怯えた男たちは大声で謝りながら走り去っていった。
エ「ったく、お前ら絡まれすぎだろ」
『ごめんね
リーシャさんのとこの人だから無理矢理ほどいたりとかはできなくて』
サボ「まぁここで母さんが力使ったらバレるかもしれねぇしな
大丈夫か?」
白ひげ海賊団ではない男に肩を組まれたニーナを心配するサボ。
ニ「うん…まぁびっくりはしたけど…」
振りほどきたかったのを我慢していたのだろう。
大きく深呼吸をして自分を落ち着かせようとしている。
サボ「攻撃しなかっただけ偉かったよ」
ニ「子どもじゃないんだから…」
サボに頭を撫でられて拗ねながらも嬉しそうなニーナを見て恋歌とエースは顔を見合わせて笑った。
宴もほとんどが潰れ、静まり返った頃お酒に強いエース、サボ、お酒を飲まずにジュースを飲んでいて潰れなかった四人で飲んでいるとリーシャがそこに来た。
リ「お邪魔してもいいですか?」
『はい、どうぞ』
いつもの四人+リーシャという五人で輪になる。
リ「いくつかあなたたちに質問してもよろしいですか?」
『答えられることでしたらお答えします』
恋歌とニーナの間に座ったリーシャは恋歌の言葉に微笑んで口を開く。
リ「恋歌さん以外の方たちの噂は聞いたことがあります
とてもお強いと有名ですから」
エ「そりゃどうも」
リ「しかしいくらこの白ひげ海賊団が強いとはいえ恋歌さんのように戦闘能力を持たない方もこの船に乗っていらっしゃいます
ナースさんたちは戦闘能力がなくても医療のお仕事があります
ですが先ほどエースさんは恋歌さんはナースでもなく戦闘員でもないと仰っていました」
『まぁ実際そうですね』
リ「恋歌さんがこの船にいるのは傍にいたい人がいるからだと言っておられました
その心は女性として素晴らしいことだと思います
でもこの時代、想いだけではどうにもならないときがあります」
『それは承知しています
でも私も足手まといになることを望んでいるわけではありません
家族だと言ってもらえた以上、私は白ひげ海賊団を守り通すつもりです』