マ「で、どうだったんだよい」

暫く二人きりにしてあげようということになりみんながいる場所に戻ると一番にマルコがそう尋ねてきた。

レ「あら、やっぱりマルコ隊長にはお見通しだったんですね」

マ「こそこそお前らが何かやってるのは気づいてたからない

内容には俺も賛成だったから口出しはしなかったけどな」

エ「そういうことやるんなら俺たちにも言ってくれればいいのによ

協力ぐらいしたぜ？」

『でももうこの作戦も終わりみたいよ？』

エ「ってことは…」

レ「ばっちりくっつきました！」

ぐっ、と親指を立ててレイラが言った報告に上がる歓声。

マ「やっとかよい」

疲れたようにため息をつくマルコ。

サッチ「ほんとほんと

でもサボのやつ羨ましい…」

イ「時間かかりすぎなんだよ」

エ「仕方ねぇよ

あいつは今のこの家族が好きで、関係が壊れるのが怖かったんだ

やっと家族だと思えるみんなに出会えたのに自分の感情でそれを壊したくなかった」

マ「ニーナに好きだって言うことで家族っていう関係が壊れるってか？」

エ「ま、そういうことだ

ニーナのやつは男嫌いってのもあったし、その他にも色々な

でもどう見てもニーナはサボのこと好きだったからな

背中ぐらいは押した」

サッチ「結果くっついたんだからよかったよ




あ、そうだ」

サッチが急に思い出したように手を叩いた。

サッチ「リーシャ海賊団の船長がサボとニーナに謝りたいって言ってたんだけど…」

『サボとニーナに？』

なぜ謝りたいのかわからない白ひげ海賊団は全員で首を傾げたが、考えてもわからないのでリーシャ海賊団まで代理で恋歌、エース、レイラ、マルコが行くことになった。











グ「お、来たな」

リーシャ海賊団の船が停泊してあるところまで行くと、グレイが出迎えてくれた。

エ「何かここの船長が呼んでるって聞いたんだけど…」

グ「ああ、まぁ船に来てくれ」





船の甲板に足をつけるとたくさんの視線がこちらに向けられた。

道を作るように左右に別れて立つリーシャ海賊団のクルーたち。

その先に進むと１つの椅子に優しい雰囲気を纏った中年の女性がいた。