買い物に行ったその日の夜にレイラたちに二人は捕まり買ってきた物を広げられた。

レ「あら、二人とも可愛いの選んできたじゃない

パーカーなんかはいらなかったけどね」

『寧ろそっちの方が私的には必需品よ

日焼け予防ってことで許して』

レ「まぁいいでしょ

それはそれで男どもには刺激が…ごほんごほん

二人がビキニを買ってきただけでも褒めたいとこだしね」

自分が絶対にビキニにしろと言っておきながら、疑っていたらしい。

わざとらしく咳をしていたが、そこには敢えて誰も突っ込まなかった。

レ「次の島への到着は明後日よ」











そして明後日。

さすがリゾートと言われているだけあって、たくさんの人が寛いでいた。

中には一般市民もいるらしく、ここでは戦闘厳禁なんだそうだ。

なぜ他の海賊も大人しくそれに従っているかというとこの島が白ひげの旗で守られている島だからだ。

この島で暴れれば白ひげ海賊団の制裁を喰らうため、他の海賊たちもリゾートを満喫するだけに留めている。

今モビーには女と白ひげしかいない。

この島で見張りはいつもつけていないということらしく(自ら進んで白ひげの船に密航しようという勇者はいない)男たちは日頃の疲れを癒しに飛び出していった。

白ひげは息子たちが遊んでいるのを見るだけで十分だそうだ。

中にはナースたちと一緒に行きたかった者もいたようだが、後で揃って行くからと渋々と言った感じで先に船から降りていた。

『レイラたちと横に並ぶのやだ…』

ひとつの部屋に集まって着替えていると恋歌が不貞腐れたようにそう言った。

レ「なんでよ」

『だって！明らかに体型が違うじゃない…』

ナースたちは女でも目のやり場に困るほどスタイル抜群の体をしている。

女戦闘員たちも日頃鍛えているため、引き締まっているところは引き締まり、出ているところは恋歌より確実に出ている。

ニーナもナースたちに劣らないスタイル。

身長も高く、スラッと伸びた足も傷ひとつなく綺麗だ。

そしてこの中で一番浮いているのは恋歌だった。

レ「そんなことないわよ

恋歌だってこのくびれすごいわよ？

胸だって普通ぐらいだし」

『みんな普通以上じゃない…』

そう、決して恋歌のスタイルが悪いというわけではない。

くびれはちゃんとあるし、胸もある。

恋歌以外の女たちが普通じゃないのだ。

ロ「あんた貧乳だもんね」

止めにローラにそんなことを言われ見えない何かが心臓に刺さった気がした。

ニ「だ、大丈夫ですよ

気にしないでください」

暫くいじけていた恋歌だったが、ニーナの必死の慰めによりなんとか持ち直した。

レ「あんた余計なこと言わないの」

ロ「ほんとの事を言ったまでよ」

至極楽しそうに落ち込んだ恋歌を見るローラにレイラはため息をついた。