女たちの作戦
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交代に試着することにしてまずは恋歌が着替えた。
恥ずかしそうに着替え終わったあとにニーナに見てもらったが、とても似合っていると言ってくれた。
恋歌もニーナに選んでもらったものだからか、多少は恥ずかしくてもそれを買うことに決めた。
そして私服に着替えて出てきた恋歌の次はニーナだったが、水着を見たまま顔を暗くしている。
ニ「あの…せっかく恋歌に選んでいただいて申し訳ないんですけど…
やっぱり私背中見えるのは…」
申し訳なさそうに言うニーナの背中を恋歌は試着室に向かって押す。
『貴女は私の娘、そして白ひげ海賊団船長の娘
過去がどうであれ今は貴女は一人の女の子よ
オシャレしたっていいの、好きな人と一緒にいていいの、恋人がいたっていいの、幸せになっていいの
もうニーナの背中には縛るものは何もない
貴女の幸せを願う人はたくさんいる
また縛ろうとする人がいるなら全力で守るから、だから…』
ニ「恋歌…私は…」
『自分の幸せを考えて?』
とん、と軽く背中を押してカーテンを閉める。
『(やっぱりニーナがサボに好きだって言えないのは過去が原因か…
薄々わかってはいたんだけどね)』
思っていた以上にニーナの心の傷は深いようである。
しかし恋歌が望むのはニーナの幸せ。
それにナースたちも女戦闘員たちもニーナの幸せを願うからこそこんな作戦を思い立ったのだろう。
奴隷であったという過去は消せない。
でも自由になった今は過去に辛い思いをしてきた分も幸せになってほしいと願う。
ニ「あの…一応着れました…」
恋歌が暫く考え事をしている間にニーナから声がかかる。
ニ「でもやっぱり…」
声がだんだんと小さくなっていっているためまだ渋っているのがわかったが、恋歌は問答無用でカーテンを開けた。
ニ「恋歌…」
急に恋歌がカーテンを開けたことには驚いていたが、すぐに俯いてしまった。
ニ「やっぱり似合わないですよね…」
暫く無言でニーナを見ていた恋歌はニーナの哀しそうな声に我に返った。
『ううん!ずっごい可愛い!』
ニ「へ?」
『ごめんごめん
ニーナが可愛いから見とれちゃってた』
満面の笑みで言う恋歌に嘘偽りがないことがわかりニーナは今度は恥ずかしさで俯いてしまった。
恋歌はニーナの片手が背中にあることに気づきその手を掴む。
『背中が気になるのはわかるわ』
ニ「はい…」
『でもね、それを消したのは私』
ニ「はい…それには感謝してます…」
『違う、私は感謝してほしくて言ってるんじゃないわ』
ニ「はい…すいません…」
『あ、別に怒ってるんじゃないのよ?
信じてほしいの』
ニ「信じる?私は恋歌のことは信じてます」
『いいえ、どこか心の底でまだ印があるんじゃないか、何かがきっかけになってまた出てくるんじゃないかってそう思ってる
だけどその印を消した力は貴女たちを守るために神様がくれた力
それを信じて?
どんなことがあってもそこにも、違うところにも二度と烙印が押されることはないわ
ね?』
掴んでいる手にぎゅっ、と優しく力を入れるとニーナは顔を上げて泣きそうな顔で微笑んだ。
ニ「やっぱり恋歌には敵いません
そうですね、せっかく消してもらった烙印にいつまでも縛られてちゃ消してもらった意味がありません
消してくださった恋歌にも失礼でした
すいません」
素直に謝るニーナに恋歌は優しく微笑む。
『やっぱりニーナは自慢の娘よ
素直で優しくて強くて綺麗で…』
ニ「恋歌にそう言ってもらえると光栄です」
二人はその水着の他に水着と同色のパーカーを一枚づつ購入し、船に戻った。
船に戻った二人が少しだけご機嫌だったのをエースとサボが聞こうとしたが内緒だと言われ首を傾げていた。
恥ずかしそうに着替え終わったあとにニーナに見てもらったが、とても似合っていると言ってくれた。
恋歌もニーナに選んでもらったものだからか、多少は恥ずかしくてもそれを買うことに決めた。
そして私服に着替えて出てきた恋歌の次はニーナだったが、水着を見たまま顔を暗くしている。
ニ「あの…せっかく恋歌に選んでいただいて申し訳ないんですけど…
やっぱり私背中見えるのは…」
申し訳なさそうに言うニーナの背中を恋歌は試着室に向かって押す。
『貴女は私の娘、そして白ひげ海賊団船長の娘
過去がどうであれ今は貴女は一人の女の子よ
オシャレしたっていいの、好きな人と一緒にいていいの、恋人がいたっていいの、幸せになっていいの
もうニーナの背中には縛るものは何もない
貴女の幸せを願う人はたくさんいる
また縛ろうとする人がいるなら全力で守るから、だから…』
ニ「恋歌…私は…」
『自分の幸せを考えて?』
とん、と軽く背中を押してカーテンを閉める。
『(やっぱりニーナがサボに好きだって言えないのは過去が原因か…
薄々わかってはいたんだけどね)』
思っていた以上にニーナの心の傷は深いようである。
しかし恋歌が望むのはニーナの幸せ。
それにナースたちも女戦闘員たちもニーナの幸せを願うからこそこんな作戦を思い立ったのだろう。
奴隷であったという過去は消せない。
でも自由になった今は過去に辛い思いをしてきた分も幸せになってほしいと願う。
ニ「あの…一応着れました…」
恋歌が暫く考え事をしている間にニーナから声がかかる。
ニ「でもやっぱり…」
声がだんだんと小さくなっていっているためまだ渋っているのがわかったが、恋歌は問答無用でカーテンを開けた。
ニ「恋歌…」
急に恋歌がカーテンを開けたことには驚いていたが、すぐに俯いてしまった。
ニ「やっぱり似合わないですよね…」
暫く無言でニーナを見ていた恋歌はニーナの哀しそうな声に我に返った。
『ううん!ずっごい可愛い!』
ニ「へ?」
『ごめんごめん
ニーナが可愛いから見とれちゃってた』
満面の笑みで言う恋歌に嘘偽りがないことがわかりニーナは今度は恥ずかしさで俯いてしまった。
恋歌はニーナの片手が背中にあることに気づきその手を掴む。
『背中が気になるのはわかるわ』
ニ「はい…」
『でもね、それを消したのは私』
ニ「はい…それには感謝してます…」
『違う、私は感謝してほしくて言ってるんじゃないわ』
ニ「はい…すいません…」
『あ、別に怒ってるんじゃないのよ?
信じてほしいの』
ニ「信じる?私は恋歌のことは信じてます」
『いいえ、どこか心の底でまだ印があるんじゃないか、何かがきっかけになってまた出てくるんじゃないかってそう思ってる
だけどその印を消した力は貴女たちを守るために神様がくれた力
それを信じて?
どんなことがあってもそこにも、違うところにも二度と烙印が押されることはないわ
ね?』
掴んでいる手にぎゅっ、と優しく力を入れるとニーナは顔を上げて泣きそうな顔で微笑んだ。
ニ「やっぱり恋歌には敵いません
そうですね、せっかく消してもらった烙印にいつまでも縛られてちゃ消してもらった意味がありません
消してくださった恋歌にも失礼でした
すいません」
素直に謝るニーナに恋歌は優しく微笑む。
『やっぱりニーナは自慢の娘よ
素直で優しくて強くて綺麗で…』
ニ「恋歌にそう言ってもらえると光栄です」
二人はその水着の他に水着と同色のパーカーを一枚づつ購入し、船に戻った。
船に戻った二人が少しだけご機嫌だったのをエースとサボが聞こうとしたが内緒だと言われ首を傾げていた。