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ハ「……恋歌様、お伺いしてもよろしいですか?」
女ヶ島までの道のりでハンコックが恋歌に目線をあわせることなく話しかける。
『何?』
ハ「…なぜ恋歌様はあの男やルフィたち家族との約束を違えないのですか?」
『?どういうこと?』
ハ「正直なところを申しますと、わらわはあの頂上戦争での恋歌様の傷を見て……助からないと思っておりました…」
『……うん』
ハ「…しかしそれでも恋歌様は家族への約束、生きて帰るという言葉の通りに帰ってこられました
ルフィもニーナも一度もその言葉を疑うことなく修行に励み待ち続けていました
わらわはルフィたちの言葉を信じて恋歌様が生きて帰ってくると、そう思えるようになりました
それでも2年半もの間それをずっと信じておったわけではありません
時に不安になることも度々ありました」
ハンコックは恋歌の首に回している腕に少しだけ力をいれた。
ハ「恋歌様が帰ってこられるのを心待ちにしている反面、わらわは少し諦めにも似た感情があったのも確かです…
でもわらわはあの恋歌様を信じて疑うことをしなかったルフィたちが羨ましかった
そこまで信じられ、あの怪我を見てもずっと信じられるルフィたちが…」
つまりハンコックが言いたいのは違えるかもしれない約束をしているのにそれを信じるルフィたち。
それを絶対に守る恋歌の繋がりが羨ましいのだ。
今までに一度も約束を破られたことはないとルフィから聞いていたハンコックだからこそ余計にそう思ってしまう。
ハ「人は嘘をつき、約束など違えるもの
欺き、妬み、疑い、こんな世だからこそそんな人間が増えるのも事実
わらわも……そんな人間の一人です
しかし恋歌様は違います
嘘をつかず、約束は違えない
人を欺かず、妬まず、疑わない」
未だに顔を上げないハンコックに恋歌はうーん、と首ひ捻る。
『…それは私を過大評価しすぎだと思うよ
私が嘘をつかないのは家族にだけ
約束を違えないのも家族にだけ
嘘は……そうね、家族にはつきたくないから
私が約束をするのは信じてほしいから
約束でみんなを縛ってるって言ったらそうなるかもしれないけど、私は守れない約束はしない
人を欺いたり、妬んだり、疑ったりしないのは回りにそういう人がいないから
エースもルフィもニーナもサボも白ひげ海賊団のみんなも、もちろんハンコックも…
みんなみんないい子で、いい人たちばかり
私が恵まれていると言われれば否定はしない
欺いたり、妬んだり、疑ったりする必要がない人ばかりだから私は私のままでいられるの
ハンコックだってルフィやニーナ、それに妹たちに嘘をついたり、疑ったりとかはしたくないでしょ?』
ハ「はい…」
『それはハンコックが疑ったりするよりもみんなを信じてるから
嘘を信じてる人たちにつきたくないから
優しい嘘とかは別だけどね
時には嘘が必要なこともわかってる
でも私は私の大事な人たちに嘘をつきたくないから守るの
私が嘘をつくのはたぶんみんなが危険に曝された時だけ』
ハ「優しい嘘…」
『ニーナがサボのことを好きなのに面と向かって言えなかったり、本人を前にしては好きじゃないとか言ってしまうのは可愛い嘘だけどね』
ハ「そうですね」
ハンコックは恋歌の言いたいことを理解したようで最後は恋歌の冗談にも笑えていた。
女ヶ島までの道のりでハンコックが恋歌に目線をあわせることなく話しかける。
『何?』
ハ「…なぜ恋歌様はあの男やルフィたち家族との約束を違えないのですか?」
『?どういうこと?』
ハ「正直なところを申しますと、わらわはあの頂上戦争での恋歌様の傷を見て……助からないと思っておりました…」
『……うん』
ハ「…しかしそれでも恋歌様は家族への約束、生きて帰るという言葉の通りに帰ってこられました
ルフィもニーナも一度もその言葉を疑うことなく修行に励み待ち続けていました
わらわはルフィたちの言葉を信じて恋歌様が生きて帰ってくると、そう思えるようになりました
それでも2年半もの間それをずっと信じておったわけではありません
時に不安になることも度々ありました」
ハンコックは恋歌の首に回している腕に少しだけ力をいれた。
ハ「恋歌様が帰ってこられるのを心待ちにしている反面、わらわは少し諦めにも似た感情があったのも確かです…
でもわらわはあの恋歌様を信じて疑うことをしなかったルフィたちが羨ましかった
そこまで信じられ、あの怪我を見てもずっと信じられるルフィたちが…」
つまりハンコックが言いたいのは違えるかもしれない約束をしているのにそれを信じるルフィたち。
それを絶対に守る恋歌の繋がりが羨ましいのだ。
今までに一度も約束を破られたことはないとルフィから聞いていたハンコックだからこそ余計にそう思ってしまう。
ハ「人は嘘をつき、約束など違えるもの
欺き、妬み、疑い、こんな世だからこそそんな人間が増えるのも事実
わらわも……そんな人間の一人です
しかし恋歌様は違います
嘘をつかず、約束は違えない
人を欺かず、妬まず、疑わない」
未だに顔を上げないハンコックに恋歌はうーん、と首ひ捻る。
『…それは私を過大評価しすぎだと思うよ
私が嘘をつかないのは家族にだけ
約束を違えないのも家族にだけ
嘘は……そうね、家族にはつきたくないから
私が約束をするのは信じてほしいから
約束でみんなを縛ってるって言ったらそうなるかもしれないけど、私は守れない約束はしない
人を欺いたり、妬んだり、疑ったりしないのは回りにそういう人がいないから
エースもルフィもニーナもサボも白ひげ海賊団のみんなも、もちろんハンコックも…
みんなみんないい子で、いい人たちばかり
私が恵まれていると言われれば否定はしない
欺いたり、妬んだり、疑ったりする必要がない人ばかりだから私は私のままでいられるの
ハンコックだってルフィやニーナ、それに妹たちに嘘をついたり、疑ったりとかはしたくないでしょ?』
ハ「はい…」
『それはハンコックが疑ったりするよりもみんなを信じてるから
嘘を信じてる人たちにつきたくないから
優しい嘘とかは別だけどね
時には嘘が必要なこともわかってる
でも私は私の大事な人たちに嘘をつきたくないから守るの
私が嘘をつくのはたぶんみんなが危険に曝された時だけ』
ハ「優しい嘘…」
『ニーナがサボのことを好きなのに面と向かって言えなかったり、本人を前にしては好きじゃないとか言ってしまうのは可愛い嘘だけどね』
ハ「そうですね」
ハンコックは恋歌の言いたいことを理解したようで最後は恋歌の冗談にも笑えていた。