ちびちび不死鳥
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『どうしてマルコさんは暴れてたんですか?』
サッチから落ち着いた様子のマルコを渡され、しゅん…、としているマルコの頭を撫でてやる。
サッチ「んー…それがね?」
サッチは今日の朝に起きたことを全て話始めた。
昨日3人でお風呂に入って途中で寝てしまったマルコは起きたらひとりぼっちで部屋に寝かされていた。
呼んでも呼んでも恋歌もエースも姿が見えないし、声がしない。
他の知っている名前を全て叫んでも誰も反応してくれる人はいなかった。
昨日来たばかりの船でひとりぼっちにされたマルコはこの船にたった一人残されたのだと勘違いをした。
部屋から出ようにもドアノブに手が届かないため自力で出ることはできなかった。
本当に誰もいないのだと思い、"また"置いていかれたんだとマルコは泣いた。
本当は見張りの者たちがいたのだが、小さなマルコを起こさないようにと物音をたてないようにマルコの部屋の近くに誰もいなかったことがいけなかったのだ。
だからマルコの泣き声にも反応が遅れた。
たまたま近くを通りかかった一人のクルーが子どもの泣き声が聞こえると言い、周りにいたクルーたちと一緒にマルコの様子を見に行った。
悪いとは思ったが声をかけても返事がなかったので扉を開けた。
するとそこには泣き腫らした目をしたマルコがドア付近で泣いていた。
クルーが肩を叩いて自分たちの存在を知らせると、はっ、と反応し暫く見つめあったそうだ。
そのあと急に何を思ったかクルーたちの足の間を縫うように駆け抜け、部屋から出ていった。
ぽかん、としていたクルーたちだったが、直ぐ様マルコを追いかけた。
だが、すばしっこいマルコをなかなか捕まえることができず大人数を巻き込んだ鬼ごっこに発展してしまっていたのだ。
そして漸くサッチがマルコを捕まえ今に至るそうだ。
サッチ「なぁんか恋歌ちゃんとエースのやつに置いていかれたんだとおもったんだと
俺らがそんなことねぇ、って言っても聞く耳もちやしねぇ
ま、恋歌ちゃんが来てくれたおかげで助かったけどね」
ふぅ、と息をはくサッチはとても疲れているように見える。
サッチ「こんにゃろ!ちょっとは俺たちを信用しろってんだ
まぁ今のマルコにゃ難しいことか…」
恋歌の腕の中で大人しくしているマルコの頭を軽く小突くとサッチは少しだけ悲しそうな目をした。
信じて欲しいとは思うが今のマルコにとって自分たちは昨日出会ったばかりの"他人"でしかない。
『サッチさん…』
サッチ「ん?」
悲しそうな目をしたサッチに声をかけたが、一度瞬きをするといつもの優しいサッチの目に戻っていた。
『いえ、なんでもないです…』
サッチ「そう?んじゃあと頼んでもいいかな?
俺朝食の準備あるし」
『あ、はい』
最後にマルコの頭をぽんぽんと撫でてからサッチは厨房に足を向けた。
他のクルーたちもサッチが去ったのを確認してやれやれといったふうに持ち場に戻っていく。
マ「……なんかサッチかなしそうだったよい…
マルなんかわることしちゃったのかよい?」
『ううん、マルコさんは悪くないよ…
(悪いのは…まだこの船の家族っていうものが完全に理解できていなかった私…
小さくなったのは可愛いと思って喜んで、引っ付いてきてくれるから、ママと呼んでもらえるからって浮かれてたけどほとんどの人たちはマルコさんに話しかけることもできない
お父さんでさえも…)』
マ「ママ?どうかしたかよい?」
考え事をしていた恋歌の頬をぺちぺちと叩いて首を傾げるマルコ。
『なんでもないよ
ちょっと考え事をね
パパ部屋にいるけど行く?』
マ「いくよい!」
両手をあげて喜んでいるマルコを抱えたまま恋歌は何かいい案はないかと考えを巡らせる。
サッチから落ち着いた様子のマルコを渡され、しゅん…、としているマルコの頭を撫でてやる。
サッチ「んー…それがね?」
サッチは今日の朝に起きたことを全て話始めた。
昨日3人でお風呂に入って途中で寝てしまったマルコは起きたらひとりぼっちで部屋に寝かされていた。
呼んでも呼んでも恋歌もエースも姿が見えないし、声がしない。
他の知っている名前を全て叫んでも誰も反応してくれる人はいなかった。
昨日来たばかりの船でひとりぼっちにされたマルコはこの船にたった一人残されたのだと勘違いをした。
部屋から出ようにもドアノブに手が届かないため自力で出ることはできなかった。
本当に誰もいないのだと思い、"また"置いていかれたんだとマルコは泣いた。
本当は見張りの者たちがいたのだが、小さなマルコを起こさないようにと物音をたてないようにマルコの部屋の近くに誰もいなかったことがいけなかったのだ。
だからマルコの泣き声にも反応が遅れた。
たまたま近くを通りかかった一人のクルーが子どもの泣き声が聞こえると言い、周りにいたクルーたちと一緒にマルコの様子を見に行った。
悪いとは思ったが声をかけても返事がなかったので扉を開けた。
するとそこには泣き腫らした目をしたマルコがドア付近で泣いていた。
クルーが肩を叩いて自分たちの存在を知らせると、はっ、と反応し暫く見つめあったそうだ。
そのあと急に何を思ったかクルーたちの足の間を縫うように駆け抜け、部屋から出ていった。
ぽかん、としていたクルーたちだったが、直ぐ様マルコを追いかけた。
だが、すばしっこいマルコをなかなか捕まえることができず大人数を巻き込んだ鬼ごっこに発展してしまっていたのだ。
そして漸くサッチがマルコを捕まえ今に至るそうだ。
サッチ「なぁんか恋歌ちゃんとエースのやつに置いていかれたんだとおもったんだと
俺らがそんなことねぇ、って言っても聞く耳もちやしねぇ
ま、恋歌ちゃんが来てくれたおかげで助かったけどね」
ふぅ、と息をはくサッチはとても疲れているように見える。
サッチ「こんにゃろ!ちょっとは俺たちを信用しろってんだ
まぁ今のマルコにゃ難しいことか…」
恋歌の腕の中で大人しくしているマルコの頭を軽く小突くとサッチは少しだけ悲しそうな目をした。
信じて欲しいとは思うが今のマルコにとって自分たちは昨日出会ったばかりの"他人"でしかない。
『サッチさん…』
サッチ「ん?」
悲しそうな目をしたサッチに声をかけたが、一度瞬きをするといつもの優しいサッチの目に戻っていた。
『いえ、なんでもないです…』
サッチ「そう?んじゃあと頼んでもいいかな?
俺朝食の準備あるし」
『あ、はい』
最後にマルコの頭をぽんぽんと撫でてからサッチは厨房に足を向けた。
他のクルーたちもサッチが去ったのを確認してやれやれといったふうに持ち場に戻っていく。
マ「……なんかサッチかなしそうだったよい…
マルなんかわることしちゃったのかよい?」
『ううん、マルコさんは悪くないよ…
(悪いのは…まだこの船の家族っていうものが完全に理解できていなかった私…
小さくなったのは可愛いと思って喜んで、引っ付いてきてくれるから、ママと呼んでもらえるからって浮かれてたけどほとんどの人たちはマルコさんに話しかけることもできない
お父さんでさえも…)』
マ「ママ?どうかしたかよい?」
考え事をしていた恋歌の頬をぺちぺちと叩いて首を傾げるマルコ。
『なんでもないよ
ちょっと考え事をね
パパ部屋にいるけど行く?』
マ「いくよい!」
両手をあげて喜んでいるマルコを抱えたまま恋歌は何かいい案はないかと考えを巡らせる。