ちびちび不死鳥
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そしてマルコが小さくなってから二日目。
『ん?』
エースより先に起きた恋歌は外が騒がしいことに気づいた。
『エース、起きて』
エ「んー?どうした?」
声だけは返事を返すものの、恋歌を抱き締めている腕の力は緩むどころか若干強くなる。
『外が騒がしいみたいなんだけど何かあったのかな?』
エ「ほっとけばいいんじゃねぇの?
敵襲とかだったら呼びに来るだろうし」
甘えるように擦りよってくるエースは可愛いと思うのだが、走り回る音が近くで聞こえるのが気になる。
『ちょっと見てくるだけだから、ね?』
エ「………ちょっとだけだからな…」
渋々恋歌を離したエースはまだ寝足りないのかすぐにでも寝てしまいそうなぐらい瞼が下がってきている。
それでも寝ないのは横に恋歌の温もりがなくなったからである。
エースの視線を背中に受けならがら扉を開けた。
『何かあったんですか?』
「あ、恋歌いいところに!
大変なんだ!」
扉を開けてすぐのところにいたクルーに騒がしい原因を聞くと取り敢えず来てくれと腕を引っ張られた。
かなり慌てている様子なので恋歌は大人しくついていく。
「おい、恋歌連れてきたぞ!」
人だかりができているところにそうクルーが声をかけるとまるで待ってましたと言わんばかりに道が開ける。
「頼む!俺たちじゃ手に追えなかったんだ!」
『はぁ…』
頼むと言われても何が起こっているかわからないためどうしようもできない。
サッチ「頼むから大人しくしてくれって!」
そんなわけのわからない中サッチの声が聞こえた。
ついでに何かが壊れるどぉん、という音まで。
『一体何を…』
ひょい、と覗き込むとサッチがいつも崩れないように気を張っているリーゼントを少し乱しながら子どもを抱えていた。
『マルコさん?』
マ「はなせよい!」
もちろんこの船で子どもはマルコしかいないので必然的にサッチが抱えているのはマルコということになる。
だが、マルコはサッチから逃げようと短い手足で攻撃している。
しかもその手足が、
サッチ「だから!その不死鳥の手足で殴られたら痛いんだって!」
マ「だったらサッチがはなせばいいよい!」
鳥の足や手なので爪に引っ掛かれて痛いのだ。
しかしなぜこの二人が争っているのか。
『あの、サッチさん?』
サッチ「あ、恋歌ちゃん!」
助かったというような表情をするサッチを疑問に思っているとずいっ、とマルコを差し出された。
マ「ママ…」
『?はい』
驚いたように目を見開いたマルコに返事だけ返すがなぜ驚かれているのかわからない。
恋歌の姿を見ると取り敢えずは落ち着いたのか、不死鳥化が解けた。
サッチ「ほら見ろ
恋歌ちゃんとエースはお前を見捨てたりしないって言ったろ?」
『見捨てる?』
マ「ば、パパは?」
『エースならまだ部屋で寝てると思うよ?』
疑問符ばかりが浮かぶが一先ず聞かれたことに答える。
『ん?』
エースより先に起きた恋歌は外が騒がしいことに気づいた。
『エース、起きて』
エ「んー?どうした?」
声だけは返事を返すものの、恋歌を抱き締めている腕の力は緩むどころか若干強くなる。
『外が騒がしいみたいなんだけど何かあったのかな?』
エ「ほっとけばいいんじゃねぇの?
敵襲とかだったら呼びに来るだろうし」
甘えるように擦りよってくるエースは可愛いと思うのだが、走り回る音が近くで聞こえるのが気になる。
『ちょっと見てくるだけだから、ね?』
エ「………ちょっとだけだからな…」
渋々恋歌を離したエースはまだ寝足りないのかすぐにでも寝てしまいそうなぐらい瞼が下がってきている。
それでも寝ないのは横に恋歌の温もりがなくなったからである。
エースの視線を背中に受けならがら扉を開けた。
『何かあったんですか?』
「あ、恋歌いいところに!
大変なんだ!」
扉を開けてすぐのところにいたクルーに騒がしい原因を聞くと取り敢えず来てくれと腕を引っ張られた。
かなり慌てている様子なので恋歌は大人しくついていく。
「おい、恋歌連れてきたぞ!」
人だかりができているところにそうクルーが声をかけるとまるで待ってましたと言わんばかりに道が開ける。
「頼む!俺たちじゃ手に追えなかったんだ!」
『はぁ…』
頼むと言われても何が起こっているかわからないためどうしようもできない。
サッチ「頼むから大人しくしてくれって!」
そんなわけのわからない中サッチの声が聞こえた。
ついでに何かが壊れるどぉん、という音まで。
『一体何を…』
ひょい、と覗き込むとサッチがいつも崩れないように気を張っているリーゼントを少し乱しながら子どもを抱えていた。
『マルコさん?』
マ「はなせよい!」
もちろんこの船で子どもはマルコしかいないので必然的にサッチが抱えているのはマルコということになる。
だが、マルコはサッチから逃げようと短い手足で攻撃している。
しかもその手足が、
サッチ「だから!その不死鳥の手足で殴られたら痛いんだって!」
マ「だったらサッチがはなせばいいよい!」
鳥の足や手なので爪に引っ掛かれて痛いのだ。
しかしなぜこの二人が争っているのか。
『あの、サッチさん?』
サッチ「あ、恋歌ちゃん!」
助かったというような表情をするサッチを疑問に思っているとずいっ、とマルコを差し出された。
マ「ママ…」
『?はい』
驚いたように目を見開いたマルコに返事だけ返すがなぜ驚かれているのかわからない。
恋歌の姿を見ると取り敢えずは落ち着いたのか、不死鳥化が解けた。
サッチ「ほら見ろ
恋歌ちゃんとエースはお前を見捨てたりしないって言ったろ?」
『見捨てる?』
マ「ば、パパは?」
『エースならまだ部屋で寝てると思うよ?』
疑問符ばかりが浮かぶが一先ず聞かれたことに答える。