ちびちび不死鳥
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が、二人の唇が重なることはなかった。
重なる直前にエースの腕が恋歌から離れ、違う温もりが恋歌を包んだ。
その一瞬あとにげしっ、という痛そうな音が聞こえた。
恋歌がそっと目を開ければ、
ニ「ったく、子どもの教育に悪い」
『ニーナ…』
肩を抱き寄せられ、片足でエースの顔面を踏んでいるニーナがいた。
エ「…てめぇニーナ!何しやがる!」
顔を踏まれてエースが怒らないはずがなく、ニーナの足を振り払って怒鳴る。
ニ「あんな小さな子の前で恋歌に何しようとしてんのよ」
びしっ、と指を指した方にはマルコがこちらの騒ぎを気にしていないように泳いでいた。
エ「見てねぇんだからいいじゃねぇか
キスのひとつやふたつ…」
ニ「キスのひとつやふたつでエースが終わるわけないでしょ?
一回してしまえば歯止め効かなくなるくせに」
エ「うっ、」
図星を突かれたエースはニーナの気迫に圧されて一歩足をひいた。
エ「ど、どーでもいいけどなんでお前がここにいるんだよ…」
話を反らそうといきなり現れたことを話題に出す。
ニ「あら、私は恋歌に頼まれたものを持ってきただけよ
声だけかけていこうとしたら返事がないから入ってきたのよ
それなのにそんな不服そうな顔されてもね」
エ「頼まれたもの?」
ニ「あっちに置いておきましたから使ってください」
『わざわざありがとう』
ニ「いいえ
エース、あんたいくら恋歌が可愛いからって時と場所を考えなさい」
エ「……わーってるよ…」
それだけニーナは言うと風呂からさっさと出ていった。
エ「何持ってきてもらったんだ?」
『マルコさんのパジャマ作るためにいらない布ないかなってニーナに言ったら、探してきてくれるって言ってくれたの
だからそれを持ってきてくれたんだと思う』
エ「なるほど」
今日見た恋歌がマルコの服を変えたのを思い出して納得した。
エ「(でもま、ニーナが来てくれて助かったな…
危ねぇとこだった)
おーい!マルコ、こっち来い」
マ「よい?」
ニーナに少しの感謝をしつつ、まだ遠くで泳いでいたマルコを呼んで、エースが風呂から上がる。
エースが椅子に座って自分の足の間にマルコを立たせて頭や体を洗ってやる。
マ「んー…」
エ「ほら、目ぇ瞑ってねぇと痛いぞ」
頭からお湯をかけてやるときに目を擦ろうとするマルコの手を掴んで止めさせる。
『………エースってさ、』
エ「ん?」
そんな光景を見ていた恋歌が風呂の縁に腕と頭を乗せながらポツリと呟く。
『いいパパだよね』
エ「は?」
『面倒見いいし、優しいし、ちゃんとダメなことはダメって言えるし』
エ「そんなのルフィのやつで慣れただけだ
あんな手のかかる弟、なかなかいねぇからな
ほら、マルコもういいぞ」
エースの許しが出てゆっくりと目を開けたマルコはぱちぱちと何度か瞬きを繰り返す。
重なる直前にエースの腕が恋歌から離れ、違う温もりが恋歌を包んだ。
その一瞬あとにげしっ、という痛そうな音が聞こえた。
恋歌がそっと目を開ければ、
ニ「ったく、子どもの教育に悪い」
『ニーナ…』
肩を抱き寄せられ、片足でエースの顔面を踏んでいるニーナがいた。
エ「…てめぇニーナ!何しやがる!」
顔を踏まれてエースが怒らないはずがなく、ニーナの足を振り払って怒鳴る。
ニ「あんな小さな子の前で恋歌に何しようとしてんのよ」
びしっ、と指を指した方にはマルコがこちらの騒ぎを気にしていないように泳いでいた。
エ「見てねぇんだからいいじゃねぇか
キスのひとつやふたつ…」
ニ「キスのひとつやふたつでエースが終わるわけないでしょ?
一回してしまえば歯止め効かなくなるくせに」
エ「うっ、」
図星を突かれたエースはニーナの気迫に圧されて一歩足をひいた。
エ「ど、どーでもいいけどなんでお前がここにいるんだよ…」
話を反らそうといきなり現れたことを話題に出す。
ニ「あら、私は恋歌に頼まれたものを持ってきただけよ
声だけかけていこうとしたら返事がないから入ってきたのよ
それなのにそんな不服そうな顔されてもね」
エ「頼まれたもの?」
ニ「あっちに置いておきましたから使ってください」
『わざわざありがとう』
ニ「いいえ
エース、あんたいくら恋歌が可愛いからって時と場所を考えなさい」
エ「……わーってるよ…」
それだけニーナは言うと風呂からさっさと出ていった。
エ「何持ってきてもらったんだ?」
『マルコさんのパジャマ作るためにいらない布ないかなってニーナに言ったら、探してきてくれるって言ってくれたの
だからそれを持ってきてくれたんだと思う』
エ「なるほど」
今日見た恋歌がマルコの服を変えたのを思い出して納得した。
エ「(でもま、ニーナが来てくれて助かったな…
危ねぇとこだった)
おーい!マルコ、こっち来い」
マ「よい?」
ニーナに少しの感謝をしつつ、まだ遠くで泳いでいたマルコを呼んで、エースが風呂から上がる。
エースが椅子に座って自分の足の間にマルコを立たせて頭や体を洗ってやる。
マ「んー…」
エ「ほら、目ぇ瞑ってねぇと痛いぞ」
頭からお湯をかけてやるときに目を擦ろうとするマルコの手を掴んで止めさせる。
『………エースってさ、』
エ「ん?」
そんな光景を見ていた恋歌が風呂の縁に腕と頭を乗せながらポツリと呟く。
『いいパパだよね』
エ「は?」
『面倒見いいし、優しいし、ちゃんとダメなことはダメって言えるし』
エ「そんなのルフィのやつで慣れただけだ
あんな手のかかる弟、なかなかいねぇからな
ほら、マルコもういいぞ」
エースの許しが出てゆっくりと目を開けたマルコはぱちぱちと何度か瞬きを繰り返す。