ちびちび不死鳥
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
びくびくしているマルコの前にしゃがみ、できるだけ優しい笑みを向ける。
『こんにちは』
マ「……」
『そんな端っこにいないでみんなで遊ばないかな?』
マ「………」
『マルコさん』
マ「なんで……」
黙りを決め込んでいたマルコだったが、恋歌が名前を言った瞬間に声を発した。
マ「なんでなまえ…しってるんだよい…」
『んー…私可愛い子といい子の名前なら知ってるのよ』
にこにこしながら言う恋歌に後ろの方でため息が聞こえたような気がしたがこの際気にしない。
マ「マル、いい子?」
『うんうん
それにとっても可愛いよ』
マ「可愛い…」
少し照れた様子で顔を赤くするマルコに今度は後ろから声を押し殺した笑いが聞こえた。
マ「で、でもパパとママがいないよい…
マルわるいこだからおいていかれたんだよい…」
マルコの過去は全く知らないがこの歳の時にはまだ親はいたようだ。
『そんなことないよ
パパだって、ママだって、こんな可愛い子ほってどこか行くわけがない
絶対に迎えに来てくれる』
元に戻れば父親がいることも、兄弟だっていることも全部、全部思い出せるから。
だから…
『出ておいで
私たちが今だけマルコさんの家族になるから』
そしてまたあなたがこの海賊団を家族だと認めたら、"本当の"家族になろう。
例え今、血の繋がった家族がいても、父親だって兄弟だって何人いたっていい。
『私たちはあなたを絶対に傷つけない』
恋歌が手を差し出すとおずおずとマルコも手を出す。
出したり引っ込めたりしたりして時間がかかったが、小さな手はしっかりと恋歌の手を握った。
サッチ「さすが
お前もああやって恋歌ちゃんなついたのか?」
エ「ほっとけ
俺んときは名前自分から言うまでにこにこしてたんだよ」
サッチ「ははっ、それにお前が根負けしたってわけか!」
白「なら頼んだぞ」
『うん』
マルコの手をしっかり握りながら船長室を出る。
それに慌ててエースが後ろから少し距離をおいてついてきていた。
マ「おねぇちゃんのなまえはなんていうんだよい?」
『私?私は恋歌っていうの』
マ「恋歌おねぇちゃん…
ほんとにマルのママになってくれるよい?」
『ママ?(あ、そっか家族になるって言ったもんね)
うん、もちろん
マルコさんがそれでいいなら』
マ「マル!ママは恋歌がいいよい!」
ぴょんぴょん跳び跳ねながら嬉しそうに笑うマルコに恋歌もつられて笑顔になる。
『エース!聞いた?
ママだって!』
エ「よかったな」
至極嬉しそうな恋歌にエースも笑顔になる。
だが、
『なんでそんなに遠いの?』
ただいまのエースと恋歌の距離、約10メートル。
会話する距離ではない。
『こんにちは』
マ「……」
『そんな端っこにいないでみんなで遊ばないかな?』
マ「………」
『マルコさん』
マ「なんで……」
黙りを決め込んでいたマルコだったが、恋歌が名前を言った瞬間に声を発した。
マ「なんでなまえ…しってるんだよい…」
『んー…私可愛い子といい子の名前なら知ってるのよ』
にこにこしながら言う恋歌に後ろの方でため息が聞こえたような気がしたがこの際気にしない。
マ「マル、いい子?」
『うんうん
それにとっても可愛いよ』
マ「可愛い…」
少し照れた様子で顔を赤くするマルコに今度は後ろから声を押し殺した笑いが聞こえた。
マ「で、でもパパとママがいないよい…
マルわるいこだからおいていかれたんだよい…」
マルコの過去は全く知らないがこの歳の時にはまだ親はいたようだ。
『そんなことないよ
パパだって、ママだって、こんな可愛い子ほってどこか行くわけがない
絶対に迎えに来てくれる』
元に戻れば父親がいることも、兄弟だっていることも全部、全部思い出せるから。
だから…
『出ておいで
私たちが今だけマルコさんの家族になるから』
そしてまたあなたがこの海賊団を家族だと認めたら、"本当の"家族になろう。
例え今、血の繋がった家族がいても、父親だって兄弟だって何人いたっていい。
『私たちはあなたを絶対に傷つけない』
恋歌が手を差し出すとおずおずとマルコも手を出す。
出したり引っ込めたりしたりして時間がかかったが、小さな手はしっかりと恋歌の手を握った。
サッチ「さすが
お前もああやって恋歌ちゃんなついたのか?」
エ「ほっとけ
俺んときは名前自分から言うまでにこにこしてたんだよ」
サッチ「ははっ、それにお前が根負けしたってわけか!」
白「なら頼んだぞ」
『うん』
マルコの手をしっかり握りながら船長室を出る。
それに慌ててエースが後ろから少し距離をおいてついてきていた。
マ「おねぇちゃんのなまえはなんていうんだよい?」
『私?私は恋歌っていうの』
マ「恋歌おねぇちゃん…
ほんとにマルのママになってくれるよい?」
『ママ?(あ、そっか家族になるって言ったもんね)
うん、もちろん
マルコさんがそれでいいなら』
マ「マル!ママは恋歌がいいよい!」
ぴょんぴょん跳び跳ねながら嬉しそうに笑うマルコに恋歌もつられて笑顔になる。
『エース!聞いた?
ママだって!』
エ「よかったな」
至極嬉しそうな恋歌にエースも笑顔になる。
だが、
『なんでそんなに遠いの?』
ただいまのエースと恋歌の距離、約10メートル。
会話する距離ではない。