ちびちび不死鳥
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今度はノックをちゃんとして、入室許可をもらってから中に入る。
白「なんかわかったか」
エ「ああ」
白ひげとエースが真剣な話をしようとしているので、恋歌は降らしていた桜を消した。
マ「あ、」
隅の方で残念そうな声が聞こえて、全員で視線をそちらに向けた。
マ「…………」
「「「…………」」」
両者無言。
マルコの方は怯えているようだが、隊長たちは興味津々な目を向けている。
白「…エース、話せ」
エ「あ、ああ…
実は…」
白ひげの促しによりさきほど男から聞いたことを報告する。
自分達との記憶どころか、あの年頃だった頃の記憶しかないこと。
1週間程度で戻ること。
白「そうか…
すぐに戻す方法はないってことだな」
エ「そうらしい
あいつにも正確な時間はわかんねぇんだって
でも1週間ぐらいはかかるって言ってた」
白「………」
白ひげも無言で隅の方で震えている息子を見る。
いつものマルコにとって白ひげは敬愛すべき父親だが、今のマルコにとっては恐怖である。
少し悲しそうに目をそらした白ひげは恋歌に視線をずらした。
白「恋歌」
『はい?』
白「お前ガキの扱いならお手のもんだろ」
『へ?』
白「なんせエースとサボの母親なぐらいだからな!
1週間、マルコの世話頼んだ」
ぽかんとしている恋歌の頭を白ひげが撫でて膝まで持ち上げる。
白「この1週間、あいつに怖い思いはしてほしくねぇ
どんな姿になろうとマルコは俺の息子だ
だが俺はあいつに恐怖を与えちまう
だから頼んだ」
『お父さん…』
愛する家族に怖がられるなど白ひげにとってどれだけ辛いことだろう。
白ひげとて小さくなったマルコが可愛くないわけがない。
だが、触れること、話すこと、側にいることさえも世界最強と言われ、常人より遥かに大きな体をしている白ひげは子どもからすれば怖い。
それがわかっているから恋歌に頼む。
同じ世界最強と言われていようとも、母親の優しさも、女としての優しさも、側にいるだけで安らげるような雰囲気も持ち合わせている。
『……わかった
マルコさんのお世話やる』
白「困ったことがあれば言え
できる限りはサポートする」
最後にぽん、と頭を叩いて恋歌を下ろす。
地に足をつけた恋歌はマルコが隠れている方に歩き出す。
白ひげも隊長たちもナースたちも恋歌のすることを静かに見守る。
白「(あのエースの小さい頃を育てた恋歌のお手並み拝見といこうか…)」
白「なんかわかったか」
エ「ああ」
白ひげとエースが真剣な話をしようとしているので、恋歌は降らしていた桜を消した。
マ「あ、」
隅の方で残念そうな声が聞こえて、全員で視線をそちらに向けた。
マ「…………」
「「「…………」」」
両者無言。
マルコの方は怯えているようだが、隊長たちは興味津々な目を向けている。
白「…エース、話せ」
エ「あ、ああ…
実は…」
白ひげの促しによりさきほど男から聞いたことを報告する。
自分達との記憶どころか、あの年頃だった頃の記憶しかないこと。
1週間程度で戻ること。
白「そうか…
すぐに戻す方法はないってことだな」
エ「そうらしい
あいつにも正確な時間はわかんねぇんだって
でも1週間ぐらいはかかるって言ってた」
白「………」
白ひげも無言で隅の方で震えている息子を見る。
いつものマルコにとって白ひげは敬愛すべき父親だが、今のマルコにとっては恐怖である。
少し悲しそうに目をそらした白ひげは恋歌に視線をずらした。
白「恋歌」
『はい?』
白「お前ガキの扱いならお手のもんだろ」
『へ?』
白「なんせエースとサボの母親なぐらいだからな!
1週間、マルコの世話頼んだ」
ぽかんとしている恋歌の頭を白ひげが撫でて膝まで持ち上げる。
白「この1週間、あいつに怖い思いはしてほしくねぇ
どんな姿になろうとマルコは俺の息子だ
だが俺はあいつに恐怖を与えちまう
だから頼んだ」
『お父さん…』
愛する家族に怖がられるなど白ひげにとってどれだけ辛いことだろう。
白ひげとて小さくなったマルコが可愛くないわけがない。
だが、触れること、話すこと、側にいることさえも世界最強と言われ、常人より遥かに大きな体をしている白ひげは子どもからすれば怖い。
それがわかっているから恋歌に頼む。
同じ世界最強と言われていようとも、母親の優しさも、女としての優しさも、側にいるだけで安らげるような雰囲気も持ち合わせている。
『……わかった
マルコさんのお世話やる』
白「困ったことがあれば言え
できる限りはサポートする」
最後にぽん、と頭を叩いて恋歌を下ろす。
地に足をつけた恋歌はマルコが隠れている方に歩き出す。
白ひげも隊長たちもナースたちも恋歌のすることを静かに見守る。
白「(あのエースの小さい頃を育てた恋歌のお手並み拝見といこうか…)」