ちびちび不死鳥
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『ふーん…
じゃああの子がマルコさん本人なの?』
エ「そういうことだな」
船の中で桜が舞っていることに興奮した子ども、基マルコは船長室をキラキラした目で走り回っている。
その嬉しそうな表情に恋歌も桜はそのままにしている。
しかしなぜ白ひげ海賊団の長男が子どもになってしまったのか。
見た目は二歳か三歳ぐらいで、恋歌の膝より身長は低い。
白ひげのことも兄弟のことも覚えていないようで、誰かが近寄ろうとすると逃げる。
白ひげの側になどとても近寄れない。
『まさか"時を操れる"悪魔の実の能力者がいたなんてね…』
エ「俺もはじめて見たよ…」
エースの話によると先頭きっていち早くマルコ、エース、サボ、ニーナの四人が船に乗り込んだ。
相手は弱かったらしく、四人で粗方片付けることができた。
しかしそこの船長が悪魔の実の能力者だったらしく、変なビームをマルコが浴びてしまったらしい。
痛みも何もないことに不思議に思っているとみるみる体が縮んだそうだ。
三人が驚いていると小さくなったマルコが戦場が怖いと大泣きし出して、エースがぶかぶかの服を掴んで守りながら戦った。
だが、マルコはそれが痛かったらしくモビーに戻った瞬間にエースから逃げた。
それでたまたまたどり着いた先が船長室の前で、扉を開けて中に飛び込んだマルコが恋歌にぶつかった、というわけだそうだ。
エ「その能力者は捕まえたんだけどまだ気絶してんだよな
目ぇ覚ましたら能力解除させねぇと…」
『ちょっと勿体ないけど……』
エ「こらこら…」
子ども好きな恋歌からしたら今のマルコは可愛いのだろう。
マルコと同じぐらい目を輝かせている。
そんな恋歌の頭をぽんぽんとエースが撫でてやる。
「エース隊長!男が目を覚ましました!」
二番隊の隊員がエースを呼びに来た。
エ「んじゃ、俺ちょっと行ってくるわ」
『あ、私も行く』
エ「?なんでまた」
『いいから、いいから』
早く行こうとエースの背中を押す恋歌に疑問を感じたが、早くマルコを戻してやらないといけないので、男の元に急いだ。
「離せ!
さっきから言ってるだろう!
不死鳥マルコはあのまま元には戻らないと!」
クルーたちが集まっている中心にいる男は縄でぐるぐる巻きにされながらも回りに怒鳴り散らしていた。
エースが来たことで道が開ける。
どうやら隊長たちが男に聞き込みをするために集まっているようで先に何人かの隊長がいた。
サッチ「おう、どうよちびマルコは」
エ「どうもこうもねぇよ
俺たちのことすらわからねぇ、親父のことも覚えてねぇ
挙げ句あのやろう恋歌をこかしかけて引っ付きやがった!」
サッチ「………最後のだけ恨みが籠ってるのはなぜ?
まぁいいや
こいつ解除の仕方はないって言いやがんだよ
普通悪魔の実の能力なら解除がないってことはないはずなんだけど…
あんたパラミシアだろ?」
「だったらどうだと言うんだ」
サッチ「ロギアならともかくパラミシアの能力で解除がねぇってことはないはずだ
逃げ場はねぇし、仲間も全滅、船も沈めた
早いこと喋らねぇとあんたも海に沈むことになるぞ?」
「ふん!そんなの海に出たときに覚悟は決めてる!」
頑なに言おうとしない男にサッチは疲れたようにため息をついた。
イ「だったら今ここで頭に風穴開けてやろうか?」
いらいらし始めたイゾウが自分の銃を男の眉間に突きつける。
「や、やややややややればいいだろ!」
どもりまくっている男はさきほどあれだけ虚勢を張ったというのに冷や汗がだらだら流れている。
イ「ほぉ?いい度胸だ」
サッチ「待った待った!
こいつ殺しちまったらマルコをもとに戻す方法わかんなくなるだろ?」
イ「ちっ、」
渋々銃を下ろしたイゾウは盛大な舌打ちをして、その場にどかっ、と座った。
イ「じゃあどうすんだよ」
エ「なぁ、教えてくんねぇと俺らがこまんだよ
大事な兄弟なんだ」
エースが男の目線に合わせるようにしゃがみながら話すが、男はぷい、とそっぽを向いただけだった。
エ「なぁって!」
「…………」
比較的優しく話しかけるエースをことごとく無視する男にエースもサッチと同様疲れたようにため息をついた。
じゃああの子がマルコさん本人なの?』
エ「そういうことだな」
船の中で桜が舞っていることに興奮した子ども、基マルコは船長室をキラキラした目で走り回っている。
その嬉しそうな表情に恋歌も桜はそのままにしている。
しかしなぜ白ひげ海賊団の長男が子どもになってしまったのか。
見た目は二歳か三歳ぐらいで、恋歌の膝より身長は低い。
白ひげのことも兄弟のことも覚えていないようで、誰かが近寄ろうとすると逃げる。
白ひげの側になどとても近寄れない。
『まさか"時を操れる"悪魔の実の能力者がいたなんてね…』
エ「俺もはじめて見たよ…」
エースの話によると先頭きっていち早くマルコ、エース、サボ、ニーナの四人が船に乗り込んだ。
相手は弱かったらしく、四人で粗方片付けることができた。
しかしそこの船長が悪魔の実の能力者だったらしく、変なビームをマルコが浴びてしまったらしい。
痛みも何もないことに不思議に思っているとみるみる体が縮んだそうだ。
三人が驚いていると小さくなったマルコが戦場が怖いと大泣きし出して、エースがぶかぶかの服を掴んで守りながら戦った。
だが、マルコはそれが痛かったらしくモビーに戻った瞬間にエースから逃げた。
それでたまたまたどり着いた先が船長室の前で、扉を開けて中に飛び込んだマルコが恋歌にぶつかった、というわけだそうだ。
エ「その能力者は捕まえたんだけどまだ気絶してんだよな
目ぇ覚ましたら能力解除させねぇと…」
『ちょっと勿体ないけど……』
エ「こらこら…」
子ども好きな恋歌からしたら今のマルコは可愛いのだろう。
マルコと同じぐらい目を輝かせている。
そんな恋歌の頭をぽんぽんとエースが撫でてやる。
「エース隊長!男が目を覚ましました!」
二番隊の隊員がエースを呼びに来た。
エ「んじゃ、俺ちょっと行ってくるわ」
『あ、私も行く』
エ「?なんでまた」
『いいから、いいから』
早く行こうとエースの背中を押す恋歌に疑問を感じたが、早くマルコを戻してやらないといけないので、男の元に急いだ。
「離せ!
さっきから言ってるだろう!
不死鳥マルコはあのまま元には戻らないと!」
クルーたちが集まっている中心にいる男は縄でぐるぐる巻きにされながらも回りに怒鳴り散らしていた。
エースが来たことで道が開ける。
どうやら隊長たちが男に聞き込みをするために集まっているようで先に何人かの隊長がいた。
サッチ「おう、どうよちびマルコは」
エ「どうもこうもねぇよ
俺たちのことすらわからねぇ、親父のことも覚えてねぇ
挙げ句あのやろう恋歌をこかしかけて引っ付きやがった!」
サッチ「………最後のだけ恨みが籠ってるのはなぜ?
まぁいいや
こいつ解除の仕方はないって言いやがんだよ
普通悪魔の実の能力なら解除がないってことはないはずなんだけど…
あんたパラミシアだろ?」
「だったらどうだと言うんだ」
サッチ「ロギアならともかくパラミシアの能力で解除がねぇってことはないはずだ
逃げ場はねぇし、仲間も全滅、船も沈めた
早いこと喋らねぇとあんたも海に沈むことになるぞ?」
「ふん!そんなの海に出たときに覚悟は決めてる!」
頑なに言おうとしない男にサッチは疲れたようにため息をついた。
イ「だったら今ここで頭に風穴開けてやろうか?」
いらいらし始めたイゾウが自分の銃を男の眉間に突きつける。
「や、やややややややればいいだろ!」
どもりまくっている男はさきほどあれだけ虚勢を張ったというのに冷や汗がだらだら流れている。
イ「ほぉ?いい度胸だ」
サッチ「待った待った!
こいつ殺しちまったらマルコをもとに戻す方法わかんなくなるだろ?」
イ「ちっ、」
渋々銃を下ろしたイゾウは盛大な舌打ちをして、その場にどかっ、と座った。
イ「じゃあどうすんだよ」
エ「なぁ、教えてくんねぇと俺らがこまんだよ
大事な兄弟なんだ」
エースが男の目線に合わせるようにしゃがみながら話すが、男はぷい、とそっぽを向いただけだった。
エ「なぁって!」
「…………」
比較的優しく話しかけるエースをことごとく無視する男にエースもサッチと同様疲れたようにため息をついた。