ちびちび不死鳥
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今日は曇りで、海も少し荒れていた。
しかし、少しぐらい船が揺れたぐらいではどうってことないモビーはいつも通り順調な航海を続けていた。
エ「はぁ…
暇だなぁ…」
そんな中エースは手すりにもたれ掛かって海を見ていた。
隣には勿論恋歌もいる。
『でもマルコさんに書類の提出早くしろって言われてたよね?
あれしなくていいの?』
エ「あー…あれなぁ…
しなくていいんじゃね? ……いって!」
マ「んなわけあるかよい」
眠そうな目をしながら仕事をしないエースに苦笑いしていた恋歌だったが、後ろから拳骨が降ってきて、痛さのあまりエースは頭を押さえてしゃがみこんだ。
『?』
エ「んの、マルコ!
何しやがる!」
マ「……文句、あるのかよい?」
エ「………ないです」
マルコの威圧のありすぎる眼力にエースは言い返すこともできずに拗ねたように口を尖らせた。
エ「しゃーねぇ
恋歌、俺の部屋行こうぜ」
ふぅ、と息をはいて書類を書きに行こうと自分の部屋に恋歌と戻ろうとしたのだが恋歌は手すりに身を乗り出して海を見ていた。
エ「どうした?
危ねぇぞ?」
『………たぶん、敵襲だよ』
「「は?」」
『モビーの下に結構大きな海賊船が一隻…
コーティング船みたい
距離と速度からしてあとモビーまで三分ってとこ』
恋歌の真剣な声にマルコは走って船長室の方向に行った。
エ「間違いないな?」
『うん
私行ってこようか?』
エ「いや、恋歌はナースたちと一緒に親父の部屋で待っててくれ
あとサボとニーナがどこにいるのかだけ教えてくれるか?」
『わかった
二人はあっちにいる
二人一緒にいるみたいだから』
エ「よし、恋歌は親父んとこ行ってくれ!」
エースは恋歌に教えてもらった方向に走り、恋歌は白ひげがいる部屋に向かって走った。
白「グラララララ!
敵襲らしいな!」
船長室に行けば既にナースたちは集まっていてマルコはいなかった。
『うん
実力はそこまでだけど、数が多そう
このモビーとあんまり変わらない大きさの船だっから』
白「なぁに、あいつらなら数なんて大した問題じゃねぇ」
『そうだね
でも何か嫌な予感がするんだけどなぁ』
白「エースにここにいろって言われたんだろ?
ならここにいとけ
あいつを心配させてやるな」
薬が効かない体になったことは白ひげには伝えてあるので、エースの心情を理解しての言葉だろう。
万が一怪我をしてしまえば…ということだろう。
『わかってるよ
私はここでお父さんとナースさんたちを守るつもりでいるんだから』
白「グラララララ!
そりゃあ頼もしいな!」
『………………来た』
恋歌の小さな呟きのあと、モビーに大きな震動が伝わり大きく揺れた。
白ひげに掴まるようにしているナースたちは転けることはなかったが、怖いのだろう。
少しだけだが震えていた。
『大丈夫?』
レ「情けないけど、ちょっと怖いわ
いい加減慣れないといけいんだけど…」
無理矢理作ったようなひきつった笑顔を浮かべるレイラに恋歌は満面の笑みを向ける。
『大丈夫よ
どんなことがあってもみんなは私が必ず守るから
この部屋にいる限り傷はひとつも負わせない』
レ「……ふふ、そうね
恋歌も船長もいるんだもの
怖くなんかあるわけないわ」
また笑ったレイラだったが、今度は無理矢理作ったような笑顔ではなく、小さくてもいつもの優しい笑顔だった。
しかし、少しぐらい船が揺れたぐらいではどうってことないモビーはいつも通り順調な航海を続けていた。
エ「はぁ…
暇だなぁ…」
そんな中エースは手すりにもたれ掛かって海を見ていた。
隣には勿論恋歌もいる。
『でもマルコさんに書類の提出早くしろって言われてたよね?
あれしなくていいの?』
エ「あー…あれなぁ…
しなくていいんじゃね? ……いって!」
マ「んなわけあるかよい」
眠そうな目をしながら仕事をしないエースに苦笑いしていた恋歌だったが、後ろから拳骨が降ってきて、痛さのあまりエースは頭を押さえてしゃがみこんだ。
『?』
エ「んの、マルコ!
何しやがる!」
マ「……文句、あるのかよい?」
エ「………ないです」
マルコの威圧のありすぎる眼力にエースは言い返すこともできずに拗ねたように口を尖らせた。
エ「しゃーねぇ
恋歌、俺の部屋行こうぜ」
ふぅ、と息をはいて書類を書きに行こうと自分の部屋に恋歌と戻ろうとしたのだが恋歌は手すりに身を乗り出して海を見ていた。
エ「どうした?
危ねぇぞ?」
『………たぶん、敵襲だよ』
「「は?」」
『モビーの下に結構大きな海賊船が一隻…
コーティング船みたい
距離と速度からしてあとモビーまで三分ってとこ』
恋歌の真剣な声にマルコは走って船長室の方向に行った。
エ「間違いないな?」
『うん
私行ってこようか?』
エ「いや、恋歌はナースたちと一緒に親父の部屋で待っててくれ
あとサボとニーナがどこにいるのかだけ教えてくれるか?」
『わかった
二人はあっちにいる
二人一緒にいるみたいだから』
エ「よし、恋歌は親父んとこ行ってくれ!」
エースは恋歌に教えてもらった方向に走り、恋歌は白ひげがいる部屋に向かって走った。
白「グラララララ!
敵襲らしいな!」
船長室に行けば既にナースたちは集まっていてマルコはいなかった。
『うん
実力はそこまでだけど、数が多そう
このモビーとあんまり変わらない大きさの船だっから』
白「なぁに、あいつらなら数なんて大した問題じゃねぇ」
『そうだね
でも何か嫌な予感がするんだけどなぁ』
白「エースにここにいろって言われたんだろ?
ならここにいとけ
あいつを心配させてやるな」
薬が効かない体になったことは白ひげには伝えてあるので、エースの心情を理解しての言葉だろう。
万が一怪我をしてしまえば…ということだろう。
『わかってるよ
私はここでお父さんとナースさんたちを守るつもりでいるんだから』
白「グラララララ!
そりゃあ頼もしいな!」
『………………来た』
恋歌の小さな呟きのあと、モビーに大きな震動が伝わり大きく揺れた。
白ひげに掴まるようにしているナースたちは転けることはなかったが、怖いのだろう。
少しだけだが震えていた。
『大丈夫?』
レ「情けないけど、ちょっと怖いわ
いい加減慣れないといけいんだけど…」
無理矢理作ったようなひきつった笑顔を浮かべるレイラに恋歌は満面の笑みを向ける。
『大丈夫よ
どんなことがあってもみんなは私が必ず守るから
この部屋にいる限り傷はひとつも負わせない』
レ「……ふふ、そうね
恋歌も船長もいるんだもの
怖くなんかあるわけないわ」
また笑ったレイラだったが、今度は無理矢理作ったような笑顔ではなく、小さくてもいつもの優しい笑顔だった。