エースの記憶喪失編
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『え?』
真っ赤になった顔を見られたエースは、帽子を目深にかぶってその場から逃げるように走り去った。
『な、なに?
なにかあったの?』
サボ「いや?
おれたちもエースもここで母さんの戦い見てただけだけどな」
なんだあいつ、という視線を全員が送るが、既にエースは姿が見えないところまで走り去ってしまっている。
『追いかけてくる』
心配した顔でエースが走っていった方向に向かう恋歌を見送る。
二「あの様子だともしかしたら思い出したのかもね」
サボ「え?なんでわかるんだ?」
二「記憶がない時に恋歌にしたことを考えて、恥ずかしくなったんじゃない?
恋歌に触ったりしてたみたいだし」
サボ「まぁ思い出してくれたならそれはそれでいいけどよ
けど、あんな純情少年みたいに逃げる事はねぇのにな!!」
肩を震わせながらこらえきれない笑い声をあげているサボに、ニーナが小さくため息をついた。
二「恋歌は見た目的にはエースみたいな男が触ったら、簡単に折れてしまいそうだし
いくら恋人とはいえ戸惑ってたんでしょ
酷い事しないだけいいじゃない
笑い過ぎよ」
サボ「くくっ、だってさ…」
まだ笑いのおさまらないサボに、むっとしたニーナはぐいっとサボの胸倉をつかんで引き寄せた。
二「サボだって、最初はわたしに全然触れてくれなかったくせに」
サボ「…は?」
二「人の事、笑えないでしょ」
サボにだけ聞こえる声量で言われた言葉に、先ほどのエースより顔を赤くしたサボは、”ふん”と踵を返して去っていくニーナの背中を慌てて追いかけた。
『エース…
いる、よね?』
エ「おー」
ペンダントの気配をたどっていけば、たどり着いたのは恋歌とエースの部屋。
ひょっこりと顔を出して中を覗けば、ベッドの上で仰向けに寝転がっていた。
『なにかあった?』
ベッドの横に立ち、ぼーっと天井を見ているエースに声をかけると、ちょいちょいと手招きされた。
『ん?』
ぽすん、とベッドに腰かけてどうしたのかと笑えば、エースが恋歌の頬に手を伸ばす。
エ「思い出したよ…全部」
『…そう
よかった』
頬に触れてくる手に自分の手を添えて擦り寄ると、ぐいっと顔を引き寄せられた。
エ「恋歌の戦いを見てて…桜がぶわって広がった瞬間、おれは…あの綺麗な景色を何度も見たって思い出した
あの桜に…ガキの頃から守られて…おれの大事な人の作り出す景色だってな」
『うん』
エ「そんな大事な女を…恋歌を…忘れるなんて、最低だよな、おれ」
『そんなことないよ』
こつん、と額を合わせて、落ち込んでいるエースに笑いかける。
『わたしだって…エースの事忘れちゃったことあるし…
でも、諦めないでいてくれた
わたしはそんな優しいエースが好きだよ』
エ「…そっか
おれも、恋歌が好きだ」
ちゅ、と軽く唇を合わせると、にかっと笑ったエースに、ぐるんと身体を回転させられた。
『?』
ベッドに押し倒された恋歌は、ぺろっと唇を舐めたエースに、また唇を塞がれた。
『ん…///
あ、ふっ…///』
昨日とは違い、いつも通りのキスをしてくれるエースに恋歌はゆっくりと背中に手を回した。
エ「なぁ…昨日記憶が戻ったら抱くって言ったよな?」
『う、ん…///』
エ「じゃあ、いいよな?」
欲情した目で見下ろしてくるエースの言葉を断る事は出来ず、頷いて返せば息もできないほどのキスを落される。
しかし、記憶が戻ったなら仕事をしろと、サボに扉を叩かれるまで、あと数分。
真っ赤になった顔を見られたエースは、帽子を目深にかぶってその場から逃げるように走り去った。
『な、なに?
なにかあったの?』
サボ「いや?
おれたちもエースもここで母さんの戦い見てただけだけどな」
なんだあいつ、という視線を全員が送るが、既にエースは姿が見えないところまで走り去ってしまっている。
『追いかけてくる』
心配した顔でエースが走っていった方向に向かう恋歌を見送る。
二「あの様子だともしかしたら思い出したのかもね」
サボ「え?なんでわかるんだ?」
二「記憶がない時に恋歌にしたことを考えて、恥ずかしくなったんじゃない?
恋歌に触ったりしてたみたいだし」
サボ「まぁ思い出してくれたならそれはそれでいいけどよ
けど、あんな純情少年みたいに逃げる事はねぇのにな!!」
肩を震わせながらこらえきれない笑い声をあげているサボに、ニーナが小さくため息をついた。
二「恋歌は見た目的にはエースみたいな男が触ったら、簡単に折れてしまいそうだし
いくら恋人とはいえ戸惑ってたんでしょ
酷い事しないだけいいじゃない
笑い過ぎよ」
サボ「くくっ、だってさ…」
まだ笑いのおさまらないサボに、むっとしたニーナはぐいっとサボの胸倉をつかんで引き寄せた。
二「サボだって、最初はわたしに全然触れてくれなかったくせに」
サボ「…は?」
二「人の事、笑えないでしょ」
サボにだけ聞こえる声量で言われた言葉に、先ほどのエースより顔を赤くしたサボは、”ふん”と踵を返して去っていくニーナの背中を慌てて追いかけた。
『エース…
いる、よね?』
エ「おー」
ペンダントの気配をたどっていけば、たどり着いたのは恋歌とエースの部屋。
ひょっこりと顔を出して中を覗けば、ベッドの上で仰向けに寝転がっていた。
『なにかあった?』
ベッドの横に立ち、ぼーっと天井を見ているエースに声をかけると、ちょいちょいと手招きされた。
『ん?』
ぽすん、とベッドに腰かけてどうしたのかと笑えば、エースが恋歌の頬に手を伸ばす。
エ「思い出したよ…全部」
『…そう
よかった』
頬に触れてくる手に自分の手を添えて擦り寄ると、ぐいっと顔を引き寄せられた。
エ「恋歌の戦いを見てて…桜がぶわって広がった瞬間、おれは…あの綺麗な景色を何度も見たって思い出した
あの桜に…ガキの頃から守られて…おれの大事な人の作り出す景色だってな」
『うん』
エ「そんな大事な女を…恋歌を…忘れるなんて、最低だよな、おれ」
『そんなことないよ』
こつん、と額を合わせて、落ち込んでいるエースに笑いかける。
『わたしだって…エースの事忘れちゃったことあるし…
でも、諦めないでいてくれた
わたしはそんな優しいエースが好きだよ』
エ「…そっか
おれも、恋歌が好きだ」
ちゅ、と軽く唇を合わせると、にかっと笑ったエースに、ぐるんと身体を回転させられた。
『?』
ベッドに押し倒された恋歌は、ぺろっと唇を舐めたエースに、また唇を塞がれた。
『ん…///
あ、ふっ…///』
昨日とは違い、いつも通りのキスをしてくれるエースに恋歌はゆっくりと背中に手を回した。
エ「なぁ…昨日記憶が戻ったら抱くって言ったよな?」
『う、ん…///』
エ「じゃあ、いいよな?」
欲情した目で見下ろしてくるエースの言葉を断る事は出来ず、頷いて返せば息もできないほどのキスを落される。
しかし、記憶が戻ったなら仕事をしろと、サボに扉を叩かれるまで、あと数分。