エースの記憶喪失編
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遠くで聞こえた大砲の音に反応して顔を上げると、砲弾がそこまで迫っていた。
マ「ちっ」
舌打ちしたマルコが砲弾を海の方に蹴り飛ばし、船への直撃は防いだ。
マ「海軍…」
まだ少し距離があるが、海軍の軍艦が3隻。
サボ「どうする?」
マ「…恋歌」
『はい』
マルコの指示待ちでほぼ全員の視線が集まっていたが、一瞬考えた後じーっと軍艦に視線を向けていた恋歌に声をかけた。
マ「相手の戦力は?」
『…大将クラス1人、中将クラスが3人いる以外は、大したことありません』
マ「そうか
1人で任せても問題ねぇな?」
『…もちろんです』
にやっと笑ったマルコに嫌な予感がしたが、言われた内容は特に問題なかったので、頷いて手すりの上に立つ。
エ「え!?恋歌1人!?
マルコお前正気か!?」
恋歌1人で行かせようとしているマルコの服を掴んでがくがくと揺らしているが、誰も恋歌が1人で敵に向かう事について焦りを見せない。
マ「面倒だから恋歌の戦いを見ろ
戦闘面で恋歌の心配なんざ、不要だってわかるよい
恋歌、変装はしていけ」
『?わかりました
【イノセンス発動】』
ぶわっと風が吹いて桜姫の恰好になった恋歌は、なぜ変装が必要なのかと思ったが、近づいてきている軍艦に後で理由を聞こうとぐっと足に力を入れて一瞬で姿を消した。
「桜姫!貴様!なぜここにいる!」
白髭の船を発見したため攻撃をしたつもりだったが、現れたのは桜姫。
海兵たちは慌てて標的を変更し、恋歌に向けて武器を向ける。
『このまま引いてくれるなら沈めませんが、どうします?』
「ふざけた事を!!」
穏便に済むのであればそれに越したことはないと提案するが、簡単に引いてくれるわけもない。
『【千本桜】』
軍艦をまとめて囲うように桜が舞い、逃げないのであれば1隻だけ残して沈めてしまおうとした。
『!!
【三天結盾】』
軍艦を潰す前に斬撃が飛んできたため、盾を出してそれを受け止めた。
『…大将は、あなたでしたか』
藤「こんなところであんたに会うとは思いやせんでしたかね…」
軍艦に乗っていた大将クラスは藤虎。
一度会った事はあるが、藤虎に悪い印象はない。
「イッショウさん!」
「桜姫を捕まえてください!!」
藤「あっしはあんまり桜姫を捕まえる気はねぇんですが…」
『わたしも…あんまり藤虎さんと争う気はないんですが…』
「「「ええー!!」」」
お互い戦う気が無いとわかり、海兵たちが驚いて目を飛び出している。
藤「ですが、これでもあっしは海軍大将
最低限の働きはさせてもらいますよ」
『では、わたしも最低限の働きをします』
どういうことだと海兵が首を傾げたが、次の瞬間には藤虎が船から飛び出し、空中にいる恋歌に斬りかかっていた。
藤虎の斬撃を軽々と避け続け、ぱしっと藤虎の手を掴んだ。
『受け身、とってくださいね』
藤「は?」
「「「大将!!」」」
ぐん、と腕を引っ張られ、船に激突したことで投げ飛ばされたと初めて認識した。
藤「(あんな小さな手であっしを投げ飛ばせるとは…)」
触れられた恋歌の手は両手でつかまれても藤虎の手首をちゃんとつかめていなかった。
盲目である為桜姫と呼ばれる存在を見た事はないが、思っていたより小さな手に驚いて対応が遅れた。
藤「そんな小さなお嬢さんに海軍が振り回されてるとは…面白い話だ」
がらがらと船にぶつかった時に壊した瓦礫を退け、にやっと笑う。
藤「麦わらの人の周りは面白い事ばかりだ
これはどう対応される!」
刀の柄を握り、重力を操って隕石を落す。
マ「ちっ」
舌打ちしたマルコが砲弾を海の方に蹴り飛ばし、船への直撃は防いだ。
マ「海軍…」
まだ少し距離があるが、海軍の軍艦が3隻。
サボ「どうする?」
マ「…恋歌」
『はい』
マルコの指示待ちでほぼ全員の視線が集まっていたが、一瞬考えた後じーっと軍艦に視線を向けていた恋歌に声をかけた。
マ「相手の戦力は?」
『…大将クラス1人、中将クラスが3人いる以外は、大したことありません』
マ「そうか
1人で任せても問題ねぇな?」
『…もちろんです』
にやっと笑ったマルコに嫌な予感がしたが、言われた内容は特に問題なかったので、頷いて手すりの上に立つ。
エ「え!?恋歌1人!?
マルコお前正気か!?」
恋歌1人で行かせようとしているマルコの服を掴んでがくがくと揺らしているが、誰も恋歌が1人で敵に向かう事について焦りを見せない。
マ「面倒だから恋歌の戦いを見ろ
戦闘面で恋歌の心配なんざ、不要だってわかるよい
恋歌、変装はしていけ」
『?わかりました
【イノセンス発動】』
ぶわっと風が吹いて桜姫の恰好になった恋歌は、なぜ変装が必要なのかと思ったが、近づいてきている軍艦に後で理由を聞こうとぐっと足に力を入れて一瞬で姿を消した。
「桜姫!貴様!なぜここにいる!」
白髭の船を発見したため攻撃をしたつもりだったが、現れたのは桜姫。
海兵たちは慌てて標的を変更し、恋歌に向けて武器を向ける。
『このまま引いてくれるなら沈めませんが、どうします?』
「ふざけた事を!!」
穏便に済むのであればそれに越したことはないと提案するが、簡単に引いてくれるわけもない。
『【千本桜】』
軍艦をまとめて囲うように桜が舞い、逃げないのであれば1隻だけ残して沈めてしまおうとした。
『!!
【三天結盾】』
軍艦を潰す前に斬撃が飛んできたため、盾を出してそれを受け止めた。
『…大将は、あなたでしたか』
藤「こんなところであんたに会うとは思いやせんでしたかね…」
軍艦に乗っていた大将クラスは藤虎。
一度会った事はあるが、藤虎に悪い印象はない。
「イッショウさん!」
「桜姫を捕まえてください!!」
藤「あっしはあんまり桜姫を捕まえる気はねぇんですが…」
『わたしも…あんまり藤虎さんと争う気はないんですが…』
「「「ええー!!」」」
お互い戦う気が無いとわかり、海兵たちが驚いて目を飛び出している。
藤「ですが、これでもあっしは海軍大将
最低限の働きはさせてもらいますよ」
『では、わたしも最低限の働きをします』
どういうことだと海兵が首を傾げたが、次の瞬間には藤虎が船から飛び出し、空中にいる恋歌に斬りかかっていた。
藤虎の斬撃を軽々と避け続け、ぱしっと藤虎の手を掴んだ。
『受け身、とってくださいね』
藤「は?」
「「「大将!!」」」
ぐん、と腕を引っ張られ、船に激突したことで投げ飛ばされたと初めて認識した。
藤「(あんな小さな手であっしを投げ飛ばせるとは…)」
触れられた恋歌の手は両手でつかまれても藤虎の手首をちゃんとつかめていなかった。
盲目である為桜姫と呼ばれる存在を見た事はないが、思っていたより小さな手に驚いて対応が遅れた。
藤「そんな小さなお嬢さんに海軍が振り回されてるとは…面白い話だ」
がらがらと船にぶつかった時に壊した瓦礫を退け、にやっと笑う。
藤「麦わらの人の周りは面白い事ばかりだ
これはどう対応される!」
刀の柄を握り、重力を操って隕石を落す。