エースの記憶喪失編
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
戦い方は記憶をなくしても身体が覚えていたようで、戦闘訓練は問題なく終わらせることができた。
恋歌も加わると言ったのだが、なぜか頑なにエースが許可をせず、最終的には記憶がないにもかかわらず、隊長命令だと言われてしまい、従うしかなかった。
エ「いやー、みんな強いなー!
特にサボ!お前が一番だ!」
サボ「……そりゃどーも」
にこにこと笑いながら肩を組んできたため、それを嫌そうな顔をして振り払う。
ロ「隊長記憶なくなったって言ってたけど、ほんとだったのね」
『はい…』
ニ「ったく…なんだってのよ」
戦闘訓練は男女関係なく行うものだが、二番隊に所属している女たちは今日全員訓練を受けられなかった。
隊長のエースが男だけでいいと言ったため。
ローラもニーナも訓練から外されふてくされている。
『エースの中じゃ…女の人は守るものって認識ですからね…』
ロ「それはわかってるけどこうも差別されると…」
ニ「そうですよ
ていうか、恋歌の方が強いのに…」
『覚えてないなら仕方ないよ』
納得のいっていない顔をしているニーナを宥めて、記憶がなくとも二番隊の隊員たちと打ち解けている姿をぼんやりと眺める。
エ「なぁなぁ」
サボ「…んだよ」
必要以上に絡まれるのが嫌なのか、いつもよりサボの態度が冷たいが、エースはそれをものともしていない。
エ「おれさー、なんで指輪なんかしてんだ?」
サボ「…は?」
エ「自分じゃこの色の石がついてるのは買わねぇと思うんだよ
それにここの指ってことは、おれって恋人とかいたのかなって」
サボ「……」
ちらっと恋歌の方を見ると、ニーナとローラと話しているためこちらの声は聞こえていない様子。
サボ「…いるよ、恋人」
エ「お、やっぱり?
誰なんだ?」
サボ「……ちょっと来い」
エ「え、なんだ?」
サボが隊員たちに訓練は終わりだと告げ、不思議そうな顔をしているエースの腕を掴んでどこかへ行ってしまった。
『どこ行ったんだろ』
ニ「さぁ…」
サボ「取り敢えず座れ」
エ「?おう」
サボがエースを連れてきたのは自分の部屋。
顎でそこに座れと指示し、エースはそれに従ってサボの正面に座った。
サボ「お前の記憶はそのうち戻るってわかってるけど、戻るまでにあの人を傷つけたらお前のこと殴りそうだからな
今のうちに警告しとく」
エ「はぁ?」
サボ「いいか、お前の恋人はさっきから付き纏ってる母さ…いや、恋歌だ」
エ「え!?まじで!?」
それなら早く言えよ、と嬉しそうに笑うエースに、いらっとしたサボは、テンガロンハットの紐をぐっと引っ張った。
サボ「あの人には記憶が戻ってから話しかけに行け
わかったな?」
エ「……なんでそれをお前に言われる必要があんだよ」
真剣な表情のサボに、エースも笑みを消して睨み返す。
サボ「おれに…いや、おれたちにとってあの人は恩人
お前にとってもな
だから記憶がない状態で、あの人にとって言われたくないこととか、お前が不用意に発言しないようにだよ」
エ「恋歌が…恩人…?」
全くぴんときていないエースに、これ以上話しても無駄だと思ったのか、手を離して深く椅子に腰掛ける。
サボ「絶対に思い出せ
絡みに行くのは記憶が戻ってからにしろよ!いいな!」
エ「へーへー」
話は終わったのかと席を立つエースの背中に再度釘を刺したが、エースの返事は気のない返事だった。
恋歌も加わると言ったのだが、なぜか頑なにエースが許可をせず、最終的には記憶がないにもかかわらず、隊長命令だと言われてしまい、従うしかなかった。
エ「いやー、みんな強いなー!
特にサボ!お前が一番だ!」
サボ「……そりゃどーも」
にこにこと笑いながら肩を組んできたため、それを嫌そうな顔をして振り払う。
ロ「隊長記憶なくなったって言ってたけど、ほんとだったのね」
『はい…』
ニ「ったく…なんだってのよ」
戦闘訓練は男女関係なく行うものだが、二番隊に所属している女たちは今日全員訓練を受けられなかった。
隊長のエースが男だけでいいと言ったため。
ローラもニーナも訓練から外されふてくされている。
『エースの中じゃ…女の人は守るものって認識ですからね…』
ロ「それはわかってるけどこうも差別されると…」
ニ「そうですよ
ていうか、恋歌の方が強いのに…」
『覚えてないなら仕方ないよ』
納得のいっていない顔をしているニーナを宥めて、記憶がなくとも二番隊の隊員たちと打ち解けている姿をぼんやりと眺める。
エ「なぁなぁ」
サボ「…んだよ」
必要以上に絡まれるのが嫌なのか、いつもよりサボの態度が冷たいが、エースはそれをものともしていない。
エ「おれさー、なんで指輪なんかしてんだ?」
サボ「…は?」
エ「自分じゃこの色の石がついてるのは買わねぇと思うんだよ
それにここの指ってことは、おれって恋人とかいたのかなって」
サボ「……」
ちらっと恋歌の方を見ると、ニーナとローラと話しているためこちらの声は聞こえていない様子。
サボ「…いるよ、恋人」
エ「お、やっぱり?
誰なんだ?」
サボ「……ちょっと来い」
エ「え、なんだ?」
サボが隊員たちに訓練は終わりだと告げ、不思議そうな顔をしているエースの腕を掴んでどこかへ行ってしまった。
『どこ行ったんだろ』
ニ「さぁ…」
サボ「取り敢えず座れ」
エ「?おう」
サボがエースを連れてきたのは自分の部屋。
顎でそこに座れと指示し、エースはそれに従ってサボの正面に座った。
サボ「お前の記憶はそのうち戻るってわかってるけど、戻るまでにあの人を傷つけたらお前のこと殴りそうだからな
今のうちに警告しとく」
エ「はぁ?」
サボ「いいか、お前の恋人はさっきから付き纏ってる母さ…いや、恋歌だ」
エ「え!?まじで!?」
それなら早く言えよ、と嬉しそうに笑うエースに、いらっとしたサボは、テンガロンハットの紐をぐっと引っ張った。
サボ「あの人には記憶が戻ってから話しかけに行け
わかったな?」
エ「……なんでそれをお前に言われる必要があんだよ」
真剣な表情のサボに、エースも笑みを消して睨み返す。
サボ「おれに…いや、おれたちにとってあの人は恩人
お前にとってもな
だから記憶がない状態で、あの人にとって言われたくないこととか、お前が不用意に発言しないようにだよ」
エ「恋歌が…恩人…?」
全くぴんときていないエースに、これ以上話しても無駄だと思ったのか、手を離して深く椅子に腰掛ける。
サボ「絶対に思い出せ
絡みに行くのは記憶が戻ってからにしろよ!いいな!」
エ「へーへー」
話は終わったのかと席を立つエースの背中に再度釘を刺したが、エースの返事は気のない返事だった。