パラレル番外・続き
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海に潜ったポーラータング号は、裏口に向けて真っ直ぐに進んでいく。
『海流が強そうですけど、このまま裏口へは行けそうですか?』
ベ「うん!この程度なら問題ないよ!」
恋歌はもし海流に流されて裏口にたどり着けないようなら、外に出て引っ張って行こうと思っていたが、その必要はなさそうだ。
『…どうしました?』
なにか他に手伝えることはあるだろうかと考えていると、上から視線が向けられていることに気づき顔をあげる。
イヌ「いや…ゆガラ…桜姫だったのか…」
仮面だけを外して首から下げている為、恋歌の事に気づいたイヌアラシや、半信半疑だった雷ぞう、その他の赤鞘の侍たちが小さな恋歌を見下ろしていたのだった。
『隠していた事は謝ります
すいませんでした』
イヌ「いや…何か事情があったんだろう
協力してくれるだけで有り難い
しかしカイドウの部下の船をああもあっさりと沈めるとは…」
じーっと小さな恋歌を見つめてくるイヌアラシに苦笑いで返していると、ぐっと肩を掴まれてイヌアラシから遠ざけられた。
ロー「恋歌、この船の上の様子は見れるか」
『あ、はい』
イヌアラシが恋歌をじーっと見ている後ろで、また雷ぞうがうろうろとしていたので、ローが恋歌を別の用事でその場から離れさせられた。
雷「むぅ…」
ペ「もう諦めた方がいいって」
悔しそうにしている雷ぞうにペンギンが肩をぽん、と叩いてやり、以前より距離が近くなっている恋歌とローに、ペンギンはほわっとした気持ちになった。
途中でネコマムシから連絡があり、ぎりぎりで討ち入りに間に合いそうということだった。
『(今度はあのもふもふの尻尾触れるかな…)』
ゾウでは結局触れなかったネコマムシの尻尾に、今度会えたら触りたいと思っていた。
会えるといいなと思っていると、この船周りに見た事のない狂暴な顔をした海王類が横を泳いでいる。
ロー「ちっ、こんな時に…」
明らかに潜水艇を狙っている様子に、ローが能力を発動させようとしたが、恋歌に手を掴まれて止められる。
『ローさんの技って体力使うんですよね?
このぐらいなら任せてください』
討ち入り前に能力を使う事はないと、弓を出現させて弦を引き矢を構える。
ロー「…ここから撃つつもりか?」
『はい
大丈夫ですよ』
一瞬船内がざわついたが、恋歌は躊躇なく矢から手を離した。
恋歌の放った矢は、船の壁をすり抜けて海王類の目に当たり、ダメージを受けた海王類は泳ぐ力がなくなったのか、海流に流されていった。
ロー「なんだ…今のは…」
『これ、わたしが敵と認識したものにしか当たらないんです』
しゅっ、っと弓をしまった恋歌の声になるほどと呟いたローだったが、あることが気になり口を開いた。
ロー「お前…そんな技でゴ…っ」
『…その名前は言わないでください』
海王類を一発で退ける程の技で、あの日虫を倒していたのかと問おうとしたが、虫の名前を言う前に恋歌に手で口を塞がれた。
ロー「…わかった」
身長差で必死に背伸びをして手を伸ばしている恋歌の姿にどきっとしたローは、自然に恋歌の腰を引き寄せた。
『あ、えっと…離してもらえますか…?///』
ロー「ん?ああ」
ほぼ全員の視線が向けられている為、恥ずかしがった恋歌がすぐに離れてしまい、腰に触れた手をじっと見つめる。
「キャプテン!そろそろ島の裏手に着きます!」
ロー「ああ
出来る限り島に寄せろ」
「へい」
ロー「【ROOM】」
一瞬船が浮上し、ローの技が広がる。
ロー「【シャンブルズ】」
ローが斬った鬼ヶ島の岩と入れ替え、恋歌、ロー、ベポ、ペンギン、シャチ、赤鞘の侍たちは鬼ヶ島の裏口に到着した。
『海流が強そうですけど、このまま裏口へは行けそうですか?』
ベ「うん!この程度なら問題ないよ!」
恋歌はもし海流に流されて裏口にたどり着けないようなら、外に出て引っ張って行こうと思っていたが、その必要はなさそうだ。
『…どうしました?』
なにか他に手伝えることはあるだろうかと考えていると、上から視線が向けられていることに気づき顔をあげる。
イヌ「いや…ゆガラ…桜姫だったのか…」
仮面だけを外して首から下げている為、恋歌の事に気づいたイヌアラシや、半信半疑だった雷ぞう、その他の赤鞘の侍たちが小さな恋歌を見下ろしていたのだった。
『隠していた事は謝ります
すいませんでした』
イヌ「いや…何か事情があったんだろう
協力してくれるだけで有り難い
しかしカイドウの部下の船をああもあっさりと沈めるとは…」
じーっと小さな恋歌を見つめてくるイヌアラシに苦笑いで返していると、ぐっと肩を掴まれてイヌアラシから遠ざけられた。
ロー「恋歌、この船の上の様子は見れるか」
『あ、はい』
イヌアラシが恋歌をじーっと見ている後ろで、また雷ぞうがうろうろとしていたので、ローが恋歌を別の用事でその場から離れさせられた。
雷「むぅ…」
ペ「もう諦めた方がいいって」
悔しそうにしている雷ぞうにペンギンが肩をぽん、と叩いてやり、以前より距離が近くなっている恋歌とローに、ペンギンはほわっとした気持ちになった。
途中でネコマムシから連絡があり、ぎりぎりで討ち入りに間に合いそうということだった。
『(今度はあのもふもふの尻尾触れるかな…)』
ゾウでは結局触れなかったネコマムシの尻尾に、今度会えたら触りたいと思っていた。
会えるといいなと思っていると、この船周りに見た事のない狂暴な顔をした海王類が横を泳いでいる。
ロー「ちっ、こんな時に…」
明らかに潜水艇を狙っている様子に、ローが能力を発動させようとしたが、恋歌に手を掴まれて止められる。
『ローさんの技って体力使うんですよね?
このぐらいなら任せてください』
討ち入り前に能力を使う事はないと、弓を出現させて弦を引き矢を構える。
ロー「…ここから撃つつもりか?」
『はい
大丈夫ですよ』
一瞬船内がざわついたが、恋歌は躊躇なく矢から手を離した。
恋歌の放った矢は、船の壁をすり抜けて海王類の目に当たり、ダメージを受けた海王類は泳ぐ力がなくなったのか、海流に流されていった。
ロー「なんだ…今のは…」
『これ、わたしが敵と認識したものにしか当たらないんです』
しゅっ、っと弓をしまった恋歌の声になるほどと呟いたローだったが、あることが気になり口を開いた。
ロー「お前…そんな技でゴ…っ」
『…その名前は言わないでください』
海王類を一発で退ける程の技で、あの日虫を倒していたのかと問おうとしたが、虫の名前を言う前に恋歌に手で口を塞がれた。
ロー「…わかった」
身長差で必死に背伸びをして手を伸ばしている恋歌の姿にどきっとしたローは、自然に恋歌の腰を引き寄せた。
『あ、えっと…離してもらえますか…?///』
ロー「ん?ああ」
ほぼ全員の視線が向けられている為、恥ずかしがった恋歌がすぐに離れてしまい、腰に触れた手をじっと見つめる。
「キャプテン!そろそろ島の裏手に着きます!」
ロー「ああ
出来る限り島に寄せろ」
「へい」
ロー「【ROOM】」
一瞬船が浮上し、ローの技が広がる。
ロー「【シャンブルズ】」
ローが斬った鬼ヶ島の岩と入れ替え、恋歌、ロー、ベポ、ペンギン、シャチ、赤鞘の侍たちは鬼ヶ島の裏口に到着した。