パラレル番外・続き
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ぱぁん、という音が響いて、雨が弾け飛び全員の服や髪が一瞬にして乾いた。
ル「すげぇ!雨が止んだぞ!」
『(おっと…)』
あまり長時間流刃若火を使っていると、空気が乾燥しすぎてしまうため、すぐに解放を止めて刀をしまった。
まだ雨雲は残っているが、全員が上陸するまでは降らないだろうとそのままにしておく。
『【千本桜】』
刀の柄を握りしめ、切っ先から甲板に落としていく。
吸い込まれるように消えた刀は、恋歌の周りに桜となって舞う。
「ま、待て待て待て!
お前!おれたちと同盟を結ぶんじゃないのか!?」
どう見ても自分たちに攻撃をしようとしており、増えていく桜の花びらに百獣海賊団は、かなりうろたえている。
『同盟って…お互いにメリットがあるから結ぶものですよね?』
小さくため息をついた恋歌は、桜の範囲を広げながら淡々と話を続ける。
「あ、ああ…カイドウ様とビッグマムと同盟を組めるなんてメリットしかねぇじゃねぇか!」
『どんな?』
「そりゃ強いカイドウ様たちと同盟を組めりゃワンピースにだって近づく!」
『興味ありません』
「カイドウ様たちと同等の立場になれるんだぞ!」
『必要ないです
では、逆に聞きますが…自分より明らかに弱い人から同盟を組もうと言われて、あなたたちなら組もうと思いますか?』
桜が百獣海賊団の船10隻すべてを囲ったのを確認し、恋歌が手を前に出す。
「はっ、そんなの願い下げに決まってんだろ!」
「そいつらみたいな小者の海賊たちと同盟を組むってことだろ!?」
「「「ああ!?」」」
げらげらと笑う百獣海賊団は、恋歌の言いたいことがわかっていない様子。
3海賊の船長たちが怒りで百獣海賊団を睨んでいるが、クルーたちが飛び出しそうになるのをおさえている。
『わかってるじゃないですか』
「は?」
前に出している手をゆっくり握りしめていくと、端の船から中心に集められていき、ばきばきという音と爆発音が響き始めた。
「待てって!
どういうことだよ!」
『あなたたちが言ったんじゃないですか
自分より弱い人と同盟なんか組まないって』
「…は?」
『カイドウもビッグマムもわたしより弱いのに、どうして同盟を組まないといけないんですか?
部下であるあなたたちなんか…片手で握りつぶせる』
桜に押しつぶされていく仲間の断末魔と爆発音を聞きながら、中心の船にいるクルーたちは顔を青くしていく。
『それに…わたしあの2人の事嫌いなので』
にこっと笑った恋歌が躊躇なくぎゅっと拳を握りしめると、今まで威圧感を出していた百獣海賊団の船は、派手な爆発を起こして木っ端みじんになった。
ル「よっしゃー!さすが母ちゃん!
鬼ヶ島に突撃だ!!」
圧倒的な力の前に、すぐに正気を取り戻したのは恋歌の力を見慣れたルフィで、サニー号は一足早く鬼ヶ島へ出発した。
それに続くようにキッドの船も鬼ヶ島へ向かった。
『(もう行っちゃった)
みなさんも鬼ヶ島に…?』
先導するからついてきてほしいと言おうと振り向くと、錦えもんたち侍は口を開けたまま固まっており、ローたちハートの海賊団は冷や汗をかいている。
錦「恋歌殿…お主…」
『はい?』
これが外界で世界最強と言われる桜姫かと、何も言葉が出ない。
ロー「恋歌、作戦会議をする
お前も聞いておいてくれ」
『あ、はい』
小走りで呼んだローの元へ向かう恋歌の背中を見て、今回微力だろうと協力してくれる幸運に静かに頭を下げた。
ル「すげぇ!雨が止んだぞ!」
『(おっと…)』
あまり長時間流刃若火を使っていると、空気が乾燥しすぎてしまうため、すぐに解放を止めて刀をしまった。
まだ雨雲は残っているが、全員が上陸するまでは降らないだろうとそのままにしておく。
『【千本桜】』
刀の柄を握りしめ、切っ先から甲板に落としていく。
吸い込まれるように消えた刀は、恋歌の周りに桜となって舞う。
「ま、待て待て待て!
お前!おれたちと同盟を結ぶんじゃないのか!?」
どう見ても自分たちに攻撃をしようとしており、増えていく桜の花びらに百獣海賊団は、かなりうろたえている。
『同盟って…お互いにメリットがあるから結ぶものですよね?』
小さくため息をついた恋歌は、桜の範囲を広げながら淡々と話を続ける。
「あ、ああ…カイドウ様とビッグマムと同盟を組めるなんてメリットしかねぇじゃねぇか!」
『どんな?』
「そりゃ強いカイドウ様たちと同盟を組めりゃワンピースにだって近づく!」
『興味ありません』
「カイドウ様たちと同等の立場になれるんだぞ!」
『必要ないです
では、逆に聞きますが…自分より明らかに弱い人から同盟を組もうと言われて、あなたたちなら組もうと思いますか?』
桜が百獣海賊団の船10隻すべてを囲ったのを確認し、恋歌が手を前に出す。
「はっ、そんなの願い下げに決まってんだろ!」
「そいつらみたいな小者の海賊たちと同盟を組むってことだろ!?」
「「「ああ!?」」」
げらげらと笑う百獣海賊団は、恋歌の言いたいことがわかっていない様子。
3海賊の船長たちが怒りで百獣海賊団を睨んでいるが、クルーたちが飛び出しそうになるのをおさえている。
『わかってるじゃないですか』
「は?」
前に出している手をゆっくり握りしめていくと、端の船から中心に集められていき、ばきばきという音と爆発音が響き始めた。
「待てって!
どういうことだよ!」
『あなたたちが言ったんじゃないですか
自分より弱い人と同盟なんか組まないって』
「…は?」
『カイドウもビッグマムもわたしより弱いのに、どうして同盟を組まないといけないんですか?
部下であるあなたたちなんか…片手で握りつぶせる』
桜に押しつぶされていく仲間の断末魔と爆発音を聞きながら、中心の船にいるクルーたちは顔を青くしていく。
『それに…わたしあの2人の事嫌いなので』
にこっと笑った恋歌が躊躇なくぎゅっと拳を握りしめると、今まで威圧感を出していた百獣海賊団の船は、派手な爆発を起こして木っ端みじんになった。
ル「よっしゃー!さすが母ちゃん!
鬼ヶ島に突撃だ!!」
圧倒的な力の前に、すぐに正気を取り戻したのは恋歌の力を見慣れたルフィで、サニー号は一足早く鬼ヶ島へ出発した。
それに続くようにキッドの船も鬼ヶ島へ向かった。
『(もう行っちゃった)
みなさんも鬼ヶ島に…?』
先導するからついてきてほしいと言おうと振り向くと、錦えもんたち侍は口を開けたまま固まっており、ローたちハートの海賊団は冷や汗をかいている。
錦「恋歌殿…お主…」
『はい?』
これが外界で世界最強と言われる桜姫かと、何も言葉が出ない。
ロー「恋歌、作戦会議をする
お前も聞いておいてくれ」
『あ、はい』
小走りで呼んだローの元へ向かう恋歌の背中を見て、今回微力だろうと協力してくれる幸運に静かに頭を下げた。