パラレル番外・続き
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ローの部屋から出て出入口に向かうとハートの海賊団全員が揃っていた。
ロー「ベポ、進路はちゃんととれてるか?」
ベ「うん!このまま浮上すれば約束してた港に着くよ!」
ロー「よし、お前ら今回は今までの戦いとは訳が違う
全員ヘマはするなよ」
「「「アイアイ、キャプテン!!」」」
びしっとポーズを決めたハートの海賊団は、時間になるまで潜水で待機。
浮上まであと数分となり、緊張からか誰も話さなくなってきた。
『ローさん』
相手が四皇だろうといつも通りの恋歌は、ワノ国でローにもらった簪を渡す。
『いつもの、やってもらえますか?』
ロー「…ああ」
もう和服ではないので不要かと思っていたため、この状況で頼まれたことに少し唖然としたが、簪を受け取り慣れた手つきで恋歌の髪を整えた。
『ありがとうございます
あ、そうだ』
嬉しそうに笑う恋歌に、ローとの関係を聞きたくなったが、今の状況では聞けなかったので、終わってから聞くことにした。
恋歌がぽん、と小さな袋をローの手に乗せたので、ローの後ろから何人かが覗き込むように引っ付いてきた。
ロー「これ…」
『みなさんで持ってて下さい』
ロー「いいのか」
『もちろん』
ハートの海賊団全員に渡してもまだ残りそうなぐらいの数を渡されたので、一先ず全員持つようにとペンギンに配らせた。
『ただし今回に限っては相手も相手なので、同時に誰かに呼ばれた場合、わたしが行けない可能性がありますが、必ずなんとかします
信じてもらえるならピンチの時に割ってください』
ロー「わかった」
クルーたちも了解と返事をくれたので、最後に言いたいことを告げるために頭を下げた。
『正体を隠して…ゾウでお会いした時から、今日までお世話になりました
みなさんから優しくしてもらった恩は忘れません』
ベ「え?急にどうしたの?
そんな…」
お別れみたいな…という言葉は、ぐっと飲み込み、頭を上げない恋歌が続きを話すのを待つ。
『戦いが始まる前に…お願いがあります』
ロー「言ってみろ」
『みなさんとわたしの関係を伏せてほしいんです
ご存知の通りカイドウもビッグマムも話が通じる相手ではありません
だから…わたしとの関係がバレると、迷惑をかけることになると思います』
桜姫と関係を持ちたい四皇は、ハートの海賊団が桜姫と関わりがあるとわかると、狙ってくる可能性がある。
麦わらの一味はルフィ以外は慣れているだろうが、ハートの海賊団は違う。
四皇との戦いを乗り切ったとしても、今後海軍にも他の海賊にも狙われることになる。
桜姫と関わりを持つということは、世界にとってそれほど価値のあるもの。
頭を上げた恋歌は、申し訳なさそうに笑う。
その姿になんと言っていいかわからず、しんと静まり返る。
ロー「…いくらお前でもおれに命令するな」
『え、あ、いや、命令ではなくお願いなん、でふけど…』
命令したつもりはないと言おうとしたが、軽く頬をつねられ、ちゃんと喋れなくなった。
ロー「おれがなにを話すかはおれが決める
恋歌との関係を話すかどうかも…お前が決めるな」
『で、でも…』
ロー「うるせぇ」
もうなにも聞かないと、離れられてしまったため、どうしていいかわからず、ぽかんとしていると、両サイドから肩を組まれた。
ペ「ま、せっかく知り合えたんだ
おれたちはおれたちで恋歌との関係を話すやつを自分で決めるさ」
シ「そうそう
でもそれで大将とか出てきたら助けに来てな!」
明るく言ってくれるペンギンとシャチに、小さく返事を返し、嬉しそうに笑うと、背後から2人の頭を鷲掴みしたローに、2人と離された。
ロー「そろそろ浮上するぞ」
『はい、この真上に侍さんたちが乗ってる小舟がありますので、そのまま上がってください』
ベ「アイアイ!」
ばたばたと浮上するために動き出すクルーたち。
『【イノセンス発動】』
それを見て恋歌も桜姫の変装をし、準備を整える。
『鬼ヶ島まではみなさんを送り届けます
あとは…ご武運を祈ってます』
ロー「ああ…お前もな」
20年の歳月をかけた討ち入りがはじまる。
ロー「ベポ、進路はちゃんととれてるか?」
ベ「うん!このまま浮上すれば約束してた港に着くよ!」
ロー「よし、お前ら今回は今までの戦いとは訳が違う
全員ヘマはするなよ」
「「「アイアイ、キャプテン!!」」」
びしっとポーズを決めたハートの海賊団は、時間になるまで潜水で待機。
浮上まであと数分となり、緊張からか誰も話さなくなってきた。
『ローさん』
相手が四皇だろうといつも通りの恋歌は、ワノ国でローにもらった簪を渡す。
『いつもの、やってもらえますか?』
ロー「…ああ」
もう和服ではないので不要かと思っていたため、この状況で頼まれたことに少し唖然としたが、簪を受け取り慣れた手つきで恋歌の髪を整えた。
『ありがとうございます
あ、そうだ』
嬉しそうに笑う恋歌に、ローとの関係を聞きたくなったが、今の状況では聞けなかったので、終わってから聞くことにした。
恋歌がぽん、と小さな袋をローの手に乗せたので、ローの後ろから何人かが覗き込むように引っ付いてきた。
ロー「これ…」
『みなさんで持ってて下さい』
ロー「いいのか」
『もちろん』
ハートの海賊団全員に渡してもまだ残りそうなぐらいの数を渡されたので、一先ず全員持つようにとペンギンに配らせた。
『ただし今回に限っては相手も相手なので、同時に誰かに呼ばれた場合、わたしが行けない可能性がありますが、必ずなんとかします
信じてもらえるならピンチの時に割ってください』
ロー「わかった」
クルーたちも了解と返事をくれたので、最後に言いたいことを告げるために頭を下げた。
『正体を隠して…ゾウでお会いした時から、今日までお世話になりました
みなさんから優しくしてもらった恩は忘れません』
ベ「え?急にどうしたの?
そんな…」
お別れみたいな…という言葉は、ぐっと飲み込み、頭を上げない恋歌が続きを話すのを待つ。
『戦いが始まる前に…お願いがあります』
ロー「言ってみろ」
『みなさんとわたしの関係を伏せてほしいんです
ご存知の通りカイドウもビッグマムも話が通じる相手ではありません
だから…わたしとの関係がバレると、迷惑をかけることになると思います』
桜姫と関係を持ちたい四皇は、ハートの海賊団が桜姫と関わりがあるとわかると、狙ってくる可能性がある。
麦わらの一味はルフィ以外は慣れているだろうが、ハートの海賊団は違う。
四皇との戦いを乗り切ったとしても、今後海軍にも他の海賊にも狙われることになる。
桜姫と関わりを持つということは、世界にとってそれほど価値のあるもの。
頭を上げた恋歌は、申し訳なさそうに笑う。
その姿になんと言っていいかわからず、しんと静まり返る。
ロー「…いくらお前でもおれに命令するな」
『え、あ、いや、命令ではなくお願いなん、でふけど…』
命令したつもりはないと言おうとしたが、軽く頬をつねられ、ちゃんと喋れなくなった。
ロー「おれがなにを話すかはおれが決める
恋歌との関係を話すかどうかも…お前が決めるな」
『で、でも…』
ロー「うるせぇ」
もうなにも聞かないと、離れられてしまったため、どうしていいかわからず、ぽかんとしていると、両サイドから肩を組まれた。
ペ「ま、せっかく知り合えたんだ
おれたちはおれたちで恋歌との関係を話すやつを自分で決めるさ」
シ「そうそう
でもそれで大将とか出てきたら助けに来てな!」
明るく言ってくれるペンギンとシャチに、小さく返事を返し、嬉しそうに笑うと、背後から2人の頭を鷲掴みしたローに、2人と離された。
ロー「そろそろ浮上するぞ」
『はい、この真上に侍さんたちが乗ってる小舟がありますので、そのまま上がってください』
ベ「アイアイ!」
ばたばたと浮上するために動き出すクルーたち。
『【イノセンス発動】』
それを見て恋歌も桜姫の変装をし、準備を整える。
『鬼ヶ島まではみなさんを送り届けます
あとは…ご武運を祈ってます』
ロー「ああ…お前もな」
20年の歳月をかけた討ち入りがはじまる。