パラレル番外・続き
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そして翌朝。
どんどんと扉を叩く音で目を覚ました。
「キャプテン!朝ですよ!」
ロー「…ああ」
不機嫌そうな顔でローが起き上がったので、恋歌も起き上がる。
『おはようございます』
ロー「おう」
朝食が準備できたと扉の外から声をかけてくれたクルーに、ローが返事をしたので羽織を着るだろうと、恋歌が先に立ち上がろうとしたが、手を掴まれてぐっと引き寄せられた。
『…!』
ロー「…いくぞ」
『…はい』
いきなりキスをされて固まった恋歌だったが、目の前に手を出されたので、その手に自分の手を重ねた。
家の外に出れば、ほぼ全員が起きており、朝食に魚を焼いているところだった。
並んで座りクルーがローに魚を2本渡した。
ロー「これは農園から盗んできた魚だ
食っても腹は壊さねぇ」
『そうなんですね、ありがとうございます』
食え、と渡された魚を受け取り、塩味の効いた焼き立ての魚を食べる。
『美味しい…』
ペ「だろ!?」
思わず洩れた感想に、ペンギンが反応して、嬉しそうに笑っている。
『はい
朝ご飯の準備、手伝わなくてごめんなさい』
船長であるローは別にして、別の海賊団である恋歌がなにも手伝わずに、一番に焼き立ての魚をもらったことに少し罪悪感を覚えた。
ペ「気にすんなって
あ、おかわりは自由だからな!」
『じゃあ…あと2匹もらってもいいですか?』
ペ「…意外と食うのな」
自分が食べるわけではないのだが、あればでいいと伝え、ペンギンが待っていろと、とりに行ってくれた。
ロー「また行くのか」
『はい、1日一回は心配なので行きます』
ロー以外は恋歌が焼魚を持っていく先も、理由も、誰に持っていくのかも知らないため、恋歌が食べると思って準備をしてくれている。
ロー「果物も持っていってやれ
焼魚だけじゃ栄養が偏る」
『ありがとうございます』
どさどさと果物も渡され、別の空間に送り、焼魚をもらってよし、と立ち上がった。
ロー「戻ってくるか?」
『はい』
ハートの海賊団はここにいるらしいので、恋歌も食糧を渡せば帰ってくると告げ、いってきますとその場からいなくなった。
ペ「あれ?恋歌どこか行ったんすか?」
ロー「…ああ」
ペ「ふーん…
ところでキャプテン」
ロー「なんだ」
ペ「恋歌との関係はどうなってんですか?」
ロー「はぁ?」
にやにやと笑いながら聞いてくるペンギンの顔を押し除け、眉間にしわを寄せる。
ペ「いやー、だって結局船でも一緒にいましたし、昨日だって同じ家で寝たでしょ?
おれの予想では、恋歌もそろそろキャプテンの魅力に気づいてきてるんじゃないかと思うわけです!」
ロー「…なんだそのおれの魅力って」
ペ「まぁこの際顔がいいとかは置いといて…
大人の余裕というか、包容力というか…恋歌にはおれたちが想像もできないような悩みがあるでしょ?
昨日もビッグマムに血縁関係やら結婚やら言われてたって聞いて驚きましたしね
で!キャプテンなら、恋歌のほしい言葉をあげられると思うんすよ!
やっぱり女の子ってここぞってときに、欲しい言葉をくれる人の事好きになるじゃないですか」
ロー「…そうだといいがな」
好きだと伝えたことが本当に良かったのか。
この戦いが終わってからでも良かったのではと思ったが、どうしても伝えずにはいられなかった。
恋歌のことをよく知りもせず、桜姫というだけで求婚するような奴等に負けたくないという気持ちで、聞きたくなかっただろう言葉を聞かせて、泣かせてしまったのは少し反省しているが、後悔はない。
ペ「おれは恋歌とキャプテンはお似合いだと思うんですけどねー」
ロー「……」
ぶつぶつと呟いているペンギンを横目に、手に持っている焼魚を噛んだ。
どんどんと扉を叩く音で目を覚ました。
「キャプテン!朝ですよ!」
ロー「…ああ」
不機嫌そうな顔でローが起き上がったので、恋歌も起き上がる。
『おはようございます』
ロー「おう」
朝食が準備できたと扉の外から声をかけてくれたクルーに、ローが返事をしたので羽織を着るだろうと、恋歌が先に立ち上がろうとしたが、手を掴まれてぐっと引き寄せられた。
『…!』
ロー「…いくぞ」
『…はい』
いきなりキスをされて固まった恋歌だったが、目の前に手を出されたので、その手に自分の手を重ねた。
家の外に出れば、ほぼ全員が起きており、朝食に魚を焼いているところだった。
並んで座りクルーがローに魚を2本渡した。
ロー「これは農園から盗んできた魚だ
食っても腹は壊さねぇ」
『そうなんですね、ありがとうございます』
食え、と渡された魚を受け取り、塩味の効いた焼き立ての魚を食べる。
『美味しい…』
ペ「だろ!?」
思わず洩れた感想に、ペンギンが反応して、嬉しそうに笑っている。
『はい
朝ご飯の準備、手伝わなくてごめんなさい』
船長であるローは別にして、別の海賊団である恋歌がなにも手伝わずに、一番に焼き立ての魚をもらったことに少し罪悪感を覚えた。
ペ「気にすんなって
あ、おかわりは自由だからな!」
『じゃあ…あと2匹もらってもいいですか?』
ペ「…意外と食うのな」
自分が食べるわけではないのだが、あればでいいと伝え、ペンギンが待っていろと、とりに行ってくれた。
ロー「また行くのか」
『はい、1日一回は心配なので行きます』
ロー以外は恋歌が焼魚を持っていく先も、理由も、誰に持っていくのかも知らないため、恋歌が食べると思って準備をしてくれている。
ロー「果物も持っていってやれ
焼魚だけじゃ栄養が偏る」
『ありがとうございます』
どさどさと果物も渡され、別の空間に送り、焼魚をもらってよし、と立ち上がった。
ロー「戻ってくるか?」
『はい』
ハートの海賊団はここにいるらしいので、恋歌も食糧を渡せば帰ってくると告げ、いってきますとその場からいなくなった。
ペ「あれ?恋歌どこか行ったんすか?」
ロー「…ああ」
ペ「ふーん…
ところでキャプテン」
ロー「なんだ」
ペ「恋歌との関係はどうなってんですか?」
ロー「はぁ?」
にやにやと笑いながら聞いてくるペンギンの顔を押し除け、眉間にしわを寄せる。
ペ「いやー、だって結局船でも一緒にいましたし、昨日だって同じ家で寝たでしょ?
おれの予想では、恋歌もそろそろキャプテンの魅力に気づいてきてるんじゃないかと思うわけです!」
ロー「…なんだそのおれの魅力って」
ペ「まぁこの際顔がいいとかは置いといて…
大人の余裕というか、包容力というか…恋歌にはおれたちが想像もできないような悩みがあるでしょ?
昨日もビッグマムに血縁関係やら結婚やら言われてたって聞いて驚きましたしね
で!キャプテンなら、恋歌のほしい言葉をあげられると思うんすよ!
やっぱり女の子ってここぞってときに、欲しい言葉をくれる人の事好きになるじゃないですか」
ロー「…そうだといいがな」
好きだと伝えたことが本当に良かったのか。
この戦いが終わってからでも良かったのではと思ったが、どうしても伝えずにはいられなかった。
恋歌のことをよく知りもせず、桜姫というだけで求婚するような奴等に負けたくないという気持ちで、聞きたくなかっただろう言葉を聞かせて、泣かせてしまったのは少し反省しているが、後悔はない。
ペ「おれは恋歌とキャプテンはお似合いだと思うんですけどねー」
ロー「……」
ぶつぶつと呟いているペンギンを横目に、手に持っている焼魚を噛んだ。