パラレル番外
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ローに珠を返して、使い方と細工の内容を伝え、いざというときちゃんと呼んでもらえるように、再度念押しをしてふと沈黙になった。
また家の中に2人きりの状況で、ローから想いを告げてもらったばかり。
何度か肌を重ねてはいるが、恋歌は心の中では割り切った関係でいたつもりだった。
この戦いが終わればこの関係も終わると思って、普段なら言わないような恥ずかしい言葉も口にし、ローのそばにいる時間を増やしていた。
だが、好きだと言われたことで、今更ではあるがどこかお互いに気まずい雰囲気が流れている。
ロー「あー…別に無理にこの家にいなくてもいいぞ
恋歌の好きなようにしろ」
『…はい』
気を遣ってくれているというのは十分理解している。
しかし、ここでこの家を出て行ってしまえば、ローの優しさに甘えすぎている気がする。
『…ここに、いてもいいですか?』
ローの着物の裾を少しだけ握って、恥ずかしそうにしている恋歌を見て、出て行かれなかった事に少しほっとした。
ロー「…ああ」
見張りはハートのクルーがしてくれると言っていたので、あの人数であれば大丈夫だろうと、寝る準備を進める事にした。
『えっと…』
ロー「…仕方ねぇだろ」
今いる場所は先日まで一緒にいたえびす町ではあるが、布団などの備品はない古い家。
寝る準備と言っても、敷く布団もなければ、着替える浴衣もない。
屋根のある場所で寝転ぶだけなのだが、部屋の中は綺麗とは言えないため、ローが羽織を広げて敷いてくれたのだ。
すでにローは羽織の上に寝転んでいるが、恋歌が少し躊躇っているようで、手をもじもじとさせている。
『(ど、どうしよう…
また一緒に寝たら…わたしも好きって言っちゃいそう…)』
気持ちを伝えられたことで、自分の気持ちも声に出して言ってしまいそうになっており、一緒に寝ることは危険だと頭から危険信号が出ているが、一緒に寝たいという気持ちが強いため、なかなか1人で寝ると言い出せない。
ロー「なんつー顔してんだ
もういい、こっちに来い」
寝転んでいたローが手を伸ばして強制的に恋歌を寝転ばせた。
ロー「難しく考えるな
恋歌が、今、おれといたいかどうか、どうしたいかでいいじゃねぇか」
いつものように抱きしめてくれるローに、ゆっくりと背中に手を回してぎゅっと抱きついた。
『今は…ローさんと一緒にいたいです…』
ロー「じゃあこのままでいいな?」
『はい…』
ロー「寒くねぇか?」
『だ、大丈夫です』
腕と脚が出ている恋歌が寒くないようにと密着してくれるが、あまり密着しすぎるともっとと思ってしまうため少し離れようとする。
だが、離れようとするとぐっと手に力を入れられて、離れないようにされた。
ロー「離れるなら襲う」
その言葉に力を入れることをやめた恋歌は、大人しくローの胸に頭を預けた。
『ローさん…』
ロー「ん?」
『ありがとうございます』
わがままを聞いてくれることも、甘やかしてくれることも、幸せをくれることも、好きになってくれたことも全て。
意味は伝わったのか、早く寝ろと言われたので、そのまま目を閉じた。
また家の中に2人きりの状況で、ローから想いを告げてもらったばかり。
何度か肌を重ねてはいるが、恋歌は心の中では割り切った関係でいたつもりだった。
この戦いが終わればこの関係も終わると思って、普段なら言わないような恥ずかしい言葉も口にし、ローのそばにいる時間を増やしていた。
だが、好きだと言われたことで、今更ではあるがどこかお互いに気まずい雰囲気が流れている。
ロー「あー…別に無理にこの家にいなくてもいいぞ
恋歌の好きなようにしろ」
『…はい』
気を遣ってくれているというのは十分理解している。
しかし、ここでこの家を出て行ってしまえば、ローの優しさに甘えすぎている気がする。
『…ここに、いてもいいですか?』
ローの着物の裾を少しだけ握って、恥ずかしそうにしている恋歌を見て、出て行かれなかった事に少しほっとした。
ロー「…ああ」
見張りはハートのクルーがしてくれると言っていたので、あの人数であれば大丈夫だろうと、寝る準備を進める事にした。
『えっと…』
ロー「…仕方ねぇだろ」
今いる場所は先日まで一緒にいたえびす町ではあるが、布団などの備品はない古い家。
寝る準備と言っても、敷く布団もなければ、着替える浴衣もない。
屋根のある場所で寝転ぶだけなのだが、部屋の中は綺麗とは言えないため、ローが羽織を広げて敷いてくれたのだ。
すでにローは羽織の上に寝転んでいるが、恋歌が少し躊躇っているようで、手をもじもじとさせている。
『(ど、どうしよう…
また一緒に寝たら…わたしも好きって言っちゃいそう…)』
気持ちを伝えられたことで、自分の気持ちも声に出して言ってしまいそうになっており、一緒に寝ることは危険だと頭から危険信号が出ているが、一緒に寝たいという気持ちが強いため、なかなか1人で寝ると言い出せない。
ロー「なんつー顔してんだ
もういい、こっちに来い」
寝転んでいたローが手を伸ばして強制的に恋歌を寝転ばせた。
ロー「難しく考えるな
恋歌が、今、おれといたいかどうか、どうしたいかでいいじゃねぇか」
いつものように抱きしめてくれるローに、ゆっくりと背中に手を回してぎゅっと抱きついた。
『今は…ローさんと一緒にいたいです…』
ロー「じゃあこのままでいいな?」
『はい…』
ロー「寒くねぇか?」
『だ、大丈夫です』
腕と脚が出ている恋歌が寒くないようにと密着してくれるが、あまり密着しすぎるともっとと思ってしまうため少し離れようとする。
だが、離れようとするとぐっと手に力を入れられて、離れないようにされた。
ロー「離れるなら襲う」
その言葉に力を入れることをやめた恋歌は、大人しくローの胸に頭を預けた。
『ローさん…』
ロー「ん?」
『ありがとうございます』
わがままを聞いてくれることも、甘やかしてくれることも、幸せをくれることも、好きになってくれたことも全て。
意味は伝わったのか、早く寝ろと言われたので、そのまま目を閉じた。