パラレル番外
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ババヌキという看守に全てを任せて、クイーンたちはビッグマムを鬼ヶ島へ大慌てで運んで行った。
ル「やっぱすげぇ…」
ヒ「あのお嬢さんが外の世界で一番強い人…
本当の話なんだな…」
ル「最初っからそう言ってんだろ?」
唖然とするヒョウ五郎になにを今更とルフィが首を傾げるが、唖然としているのはヒョウ五郎だけではなかった。
「あいつも…この国を滅ぼしに…?」
「もうたくさんだ…」
桜姫を見たことも噂を聞いたこともない囚人たちは、いきなり現れた老婆よりも確実に強く、瓦版でカイドウを気絶させたと言われていた女であると認識はできた。
だが、味方であるという確証もなくまた誰かがこの国を滅ぼしにきたのかと、徐々に絶望が広がっていく。
『……あとは任せてもいい?』
ル「おう」
今のワノ国の現状を考えれば、余所者に警戒するのは自然なこと。
なにより目の前の女ひとりにあれだけ威張っていたクイーンもびくびくとしていた上に、カイドウですら勧誘をしていた。
そんな女が味方であるかもしれないという希望はすでに捨てていた。
恋歌自身も自分の力が敵にとっては脅威であることも、今の戦いを見て囚人たちが自分を警戒していることも理解している。
だが、恋歌はワノ国の味方ではない。
説明するのもややこしいのですべてをルフィに任せることにした。
『(やっぱり四皇は頑丈なんだよね…
倒さないでおこうと思うと力の調節が難しいや)』
カイドウもビッグマムもさすがと言うべき頑丈さだった。
あんなにしつこいと思っていなかった恋歌は、今度出会った時は今回よりももっとしつこいだろうと未来のことを考えて気が重くなった。
囚われていた赤鞘九人男の1人を檻から助け出し、チョッパー、菊、雷ぞうも助太刀に入り戦況はこちらが有利に見える。
だが、ダイフゴーが撃ってくる疫災弾に当たった囚人たちと、再び地獄を見たくない囚人たちがルフィたちに一斉に襲いかかる。
『(…わたしはわたしができることをやろう)』
疑心暗鬼になっている囚人たちはルフィに任せて、まだ無表情で戦況を見守っているキッドとキラーの元へ。
雷「恋歌殿!これを!」
雷ぞうから鍵の束を投げ渡され、それが海楼石の錠の鍵だったので、キッドとキラーの錠を外した。
『これからどうするんですか?』
錠の外れた手首をさすりながら座ったままのキッドに問いかけると、キラーの方を見て何かを考えるように俯いた。
キッド「…お前の実験とやらはいつ完成する」
『……そんなに時間はかかりませんが、あの人たちがカイドウに攻め込む前には必ず完成させます』
キッド「わかった」
ル「やっぱすげぇ…」
ヒ「あのお嬢さんが外の世界で一番強い人…
本当の話なんだな…」
ル「最初っからそう言ってんだろ?」
唖然とするヒョウ五郎になにを今更とルフィが首を傾げるが、唖然としているのはヒョウ五郎だけではなかった。
「あいつも…この国を滅ぼしに…?」
「もうたくさんだ…」
桜姫を見たことも噂を聞いたこともない囚人たちは、いきなり現れた老婆よりも確実に強く、瓦版でカイドウを気絶させたと言われていた女であると認識はできた。
だが、味方であるという確証もなくまた誰かがこの国を滅ぼしにきたのかと、徐々に絶望が広がっていく。
『……あとは任せてもいい?』
ル「おう」
今のワノ国の現状を考えれば、余所者に警戒するのは自然なこと。
なにより目の前の女ひとりにあれだけ威張っていたクイーンもびくびくとしていた上に、カイドウですら勧誘をしていた。
そんな女が味方であるかもしれないという希望はすでに捨てていた。
恋歌自身も自分の力が敵にとっては脅威であることも、今の戦いを見て囚人たちが自分を警戒していることも理解している。
だが、恋歌はワノ国の味方ではない。
説明するのもややこしいのですべてをルフィに任せることにした。
『(やっぱり四皇は頑丈なんだよね…
倒さないでおこうと思うと力の調節が難しいや)』
カイドウもビッグマムもさすがと言うべき頑丈さだった。
あんなにしつこいと思っていなかった恋歌は、今度出会った時は今回よりももっとしつこいだろうと未来のことを考えて気が重くなった。
囚われていた赤鞘九人男の1人を檻から助け出し、チョッパー、菊、雷ぞうも助太刀に入り戦況はこちらが有利に見える。
だが、ダイフゴーが撃ってくる疫災弾に当たった囚人たちと、再び地獄を見たくない囚人たちがルフィたちに一斉に襲いかかる。
『(…わたしはわたしができることをやろう)』
疑心暗鬼になっている囚人たちはルフィに任せて、まだ無表情で戦況を見守っているキッドとキラーの元へ。
雷「恋歌殿!これを!」
雷ぞうから鍵の束を投げ渡され、それが海楼石の錠の鍵だったので、キッドとキラーの錠を外した。
『これからどうするんですか?』
錠の外れた手首をさすりながら座ったままのキッドに問いかけると、キラーの方を見て何かを考えるように俯いた。
キッド「…お前の実験とやらはいつ完成する」
『……そんなに時間はかかりませんが、あの人たちがカイドウに攻め込む前には必ず完成させます』
キッド「わかった」