パラレル番外
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カイドウと話している間にもずっと映像から聞こえていた笑い声。
それが人工悪魔の実、SMILEの所為であるということをヒョウ五郎が教えてくれた。
『(そうか…人工とはいえ悪魔の実の副作用なら…)』
オロチが犯した罪をなんとかできるかもしれないと思ったが、それの前に確かめなければならないことがある。
確かめる方法をどうするかと考えていると、カイドウの声で静まり返っていた採石場のカイドウの部下たちが一斉に笑い出した。
ル「ギザ男!!」
脱獄したはずのキッドと、指名手配をされてたいた人斬り鎌ぞうという男が連行されてきた。
ル「せっかく逃げたのに…
自分から見つかったのか…!?」
連行してきた男たちによれば人斬り鎌ぞうを連行していると、キッドの方から近づいてきたらしい。
『(あの人の笑い方…)』
特徴的な笑い方で笑い続ける男は涙を流している。
その不自然な笑い方はこの国に来てよく見かける笑い方。
キッド「お前よぉ…自分のその笑い方が嫌いで…いつの頃からか…大笑いすることをやめたよな
その笑い方を笑ったやつを半殺しにしてた…
いつからかマスクで素顔を隠すようにもなった…
なのに!どうしちまったんだ!?
おれと離れた後カイドウに何をされた!?オロチか!?
みんなはどこへ行った!?答えろよ!!
キラー!!!」
ル「え!?」
キッド「なにをされたらここまで変わり果てる
誰がおれの相棒をこんな目に遭わせたんだ!!」
ル「あれがあのマスクのやつか…!!?」
『知ってる人?』
ル「ギザ男の…仲間だ…
前に見たときはあんなやつじゃなかった…」
『ふーん…』
あまり関わったことのないルフィが驚くほど変わってしまったキラー。
恋歌は見たことがない男ではあったが、思った通りSMILEを食べて笑うことしかできなくなってしまった犠牲者のようだった。
『(てことは海賊だよね…
試してみるか…)』
「死刑囚がまた増えたぞー!!」
『………』
手足を縛られたまま逆さ吊りにされ、水の入った大きな桶に頭から入れられ、しばらく時間をおいて引き上げるというのを繰り返されている。
笑っているのは看守たちだけ。
引き上げられたときに苦しそうに咳き込むキッドと、笑うことしかできないキラーを見て恋歌は呆れたようにため息をついた。
ク「面白ぇゲーム思いついたぜ!
沈めろー!!」
ル「あ!!」
クイーンの言葉でまた沈められたキッドとキラーを見て看守たちがさらに盛り上がる。
ク「待たせたな!
大相撲インフェルノを再開する!!
お前らはこの土俵から出た瞬間首輪の針で死ぬ!
それは変わらねぇが、お前たちが生きている間奴らは水の中にいるというゲーム
つまりお前らが死んだ時のみ2人を引き上げる」
ル「ばかいえ!!
おれとあいつらは関係ねぇだろ!!」
ク「勿論…そうは思うが現に少し動揺してんのは何故だ?
同じ時代を戦う戦友故か?
なんなら…お前たちがすぐに死んでやるのも手だ!
悪名重ねて数億の懸賞首になっても全ての人間はたった5センチの水で溺れ死ぬ!!」
ル「……死なねぇよ
おれも、そいつらも」
「あのぉ…クイーン様…?」
ク「なんだ」
愉快そうに笑うクイーンが気づいていなさそうなので、1人の部下がクイーンをつついた。
『こんなことしたら死んじゃうじゃないですか』
キッド「げほっ、」
ク「!!」
そして指をさされた先を見れば、キッドとキラーを救い出している恋歌がいた。
ぽかんとしているクイーンはカイドウに手を出すなと言われたことを思い出し、どうしていいかわからず思考が停止する。
キッド「…何の真似だ」
せっかく助けたにもかかわらず視線だけで殺せそうな勢いで睨まれた。
『嫌いなんです、こういうの』
人の命を弄ぶような行為は知らない相手であっても見過ごしたくない。
ク「お、おい桜姫!
邪魔するってんならいくらカイドウさんに手を出すなって言われてても容赦しねぇぞ!」
『…あなたがわたしに何ができるって言うんですか?
わたしより弱い人に脅されても何も怖くありません』
ク「ああ!?」
キッドとキラーを近づいてくるクイーンから守るように間に立ち、凄んでくるクイーンを仮面越しに見つめ返す。
『人を…何だと思ってるんですか
この人たちも…この国の人たちも…あなたたちのおもちゃじゃない!』
ル「母ちゃん…」
ヒ「!?麦わらの人…今なんて…」
SMILEという果実のせいで笑顔以外の表情を奪い、囚人たちの命も弄ぶ。
天竜人が嫌いな恋歌は、人間が同じ人間に対して蔑んだ扱いをすることが許せない。
恋歌の大事な人も天竜人に苦しめられてきた。
そして今はこの国の人が理不尽なことで苦しんでいる。
『わたしはあなたみたいな人…大嫌いです』
キッド「はっ」
ク「…てめぇ、言わせておけば!!」
何が面白かったのか、はっきりとクイーンに嫌いだと告げるとキッドが小さく笑みを漏らしていた。
クイーンも言われっぱなしというわけでは納得がいかないので、噂ほど強そうではない恋歌に攻撃をしようと構えた時、外から大きな音がずぅん!と聞こえた。
それが人工悪魔の実、SMILEの所為であるということをヒョウ五郎が教えてくれた。
『(そうか…人工とはいえ悪魔の実の副作用なら…)』
オロチが犯した罪をなんとかできるかもしれないと思ったが、それの前に確かめなければならないことがある。
確かめる方法をどうするかと考えていると、カイドウの声で静まり返っていた採石場のカイドウの部下たちが一斉に笑い出した。
ル「ギザ男!!」
脱獄したはずのキッドと、指名手配をされてたいた人斬り鎌ぞうという男が連行されてきた。
ル「せっかく逃げたのに…
自分から見つかったのか…!?」
連行してきた男たちによれば人斬り鎌ぞうを連行していると、キッドの方から近づいてきたらしい。
『(あの人の笑い方…)』
特徴的な笑い方で笑い続ける男は涙を流している。
その不自然な笑い方はこの国に来てよく見かける笑い方。
キッド「お前よぉ…自分のその笑い方が嫌いで…いつの頃からか…大笑いすることをやめたよな
その笑い方を笑ったやつを半殺しにしてた…
いつからかマスクで素顔を隠すようにもなった…
なのに!どうしちまったんだ!?
おれと離れた後カイドウに何をされた!?オロチか!?
みんなはどこへ行った!?答えろよ!!
キラー!!!」
ル「え!?」
キッド「なにをされたらここまで変わり果てる
誰がおれの相棒をこんな目に遭わせたんだ!!」
ル「あれがあのマスクのやつか…!!?」
『知ってる人?』
ル「ギザ男の…仲間だ…
前に見たときはあんなやつじゃなかった…」
『ふーん…』
あまり関わったことのないルフィが驚くほど変わってしまったキラー。
恋歌は見たことがない男ではあったが、思った通りSMILEを食べて笑うことしかできなくなってしまった犠牲者のようだった。
『(てことは海賊だよね…
試してみるか…)』
「死刑囚がまた増えたぞー!!」
『………』
手足を縛られたまま逆さ吊りにされ、水の入った大きな桶に頭から入れられ、しばらく時間をおいて引き上げるというのを繰り返されている。
笑っているのは看守たちだけ。
引き上げられたときに苦しそうに咳き込むキッドと、笑うことしかできないキラーを見て恋歌は呆れたようにため息をついた。
ク「面白ぇゲーム思いついたぜ!
沈めろー!!」
ル「あ!!」
クイーンの言葉でまた沈められたキッドとキラーを見て看守たちがさらに盛り上がる。
ク「待たせたな!
大相撲インフェルノを再開する!!
お前らはこの土俵から出た瞬間首輪の針で死ぬ!
それは変わらねぇが、お前たちが生きている間奴らは水の中にいるというゲーム
つまりお前らが死んだ時のみ2人を引き上げる」
ル「ばかいえ!!
おれとあいつらは関係ねぇだろ!!」
ク「勿論…そうは思うが現に少し動揺してんのは何故だ?
同じ時代を戦う戦友故か?
なんなら…お前たちがすぐに死んでやるのも手だ!
悪名重ねて数億の懸賞首になっても全ての人間はたった5センチの水で溺れ死ぬ!!」
ル「……死なねぇよ
おれも、そいつらも」
「あのぉ…クイーン様…?」
ク「なんだ」
愉快そうに笑うクイーンが気づいていなさそうなので、1人の部下がクイーンをつついた。
『こんなことしたら死んじゃうじゃないですか』
キッド「げほっ、」
ク「!!」
そして指をさされた先を見れば、キッドとキラーを救い出している恋歌がいた。
ぽかんとしているクイーンはカイドウに手を出すなと言われたことを思い出し、どうしていいかわからず思考が停止する。
キッド「…何の真似だ」
せっかく助けたにもかかわらず視線だけで殺せそうな勢いで睨まれた。
『嫌いなんです、こういうの』
人の命を弄ぶような行為は知らない相手であっても見過ごしたくない。
ク「お、おい桜姫!
邪魔するってんならいくらカイドウさんに手を出すなって言われてても容赦しねぇぞ!」
『…あなたがわたしに何ができるって言うんですか?
わたしより弱い人に脅されても何も怖くありません』
ク「ああ!?」
キッドとキラーを近づいてくるクイーンから守るように間に立ち、凄んでくるクイーンを仮面越しに見つめ返す。
『人を…何だと思ってるんですか
この人たちも…この国の人たちも…あなたたちのおもちゃじゃない!』
ル「母ちゃん…」
ヒ「!?麦わらの人…今なんて…」
SMILEという果実のせいで笑顔以外の表情を奪い、囚人たちの命も弄ぶ。
天竜人が嫌いな恋歌は、人間が同じ人間に対して蔑んだ扱いをすることが許せない。
恋歌の大事な人も天竜人に苦しめられてきた。
そして今はこの国の人が理不尽なことで苦しんでいる。
『わたしはあなたみたいな人…大嫌いです』
キッド「はっ」
ク「…てめぇ、言わせておけば!!」
何が面白かったのか、はっきりとクイーンに嫌いだと告げるとキッドが小さく笑みを漏らしていた。
クイーンも言われっぱなしというわけでは納得がいかないので、噂ほど強そうではない恋歌に攻撃をしようと構えた時、外から大きな音がずぅん!と聞こえた。