パラレル番外
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そして次の日の朝。
『…ん』
ウ「あ、起きた」
僅かに聞こえる話し声で目を覚ました恋歌は、目を開けて身体を起こし不思議そうな顔をして、首を傾げた。
『あれ…?』
目を開ければローはもちろん、サンジ、ウソップ、フランキーと、別の家で寝たはずの3人も揃っていた。
それになぜか寝ている場所も風呂のある箱ではなく畳の上。
新聞を見ているローに、泣いているサンジ。
あとの2人は目を覚ました恋歌に視線を向けている。
『??』
昨日のことは夢だったのかと思ったが、身体がだるく下腹部にも少し違和感が残っているので夢ではないはず。
ロー「取り敢えず着替えろ
昨日とは違う着物にしろよ
顔のバレてねぇ恋歌なら、着物や頭巾で判断される可能性がある」
『はい』
寝る時の浴衣のままでいる恋歌に、ローが着替えるように言ったので立ち上がって言われた通り昨日とは別の着物を準備した。
衝立を立てて着替えようとしたが、準備をしている間にルフィの話になり、新聞にはルフィの情報は載っていないらしいが、ユースタス・キッドという男の名前がローの口から出たので着替える前に後ろから新聞を覗いた。
『この人がユースタス・キッド…?』
ロー「…知ってるのか」
恋歌にも見やすいように新聞を広げてくれたので、キッドの人相書きがよく見えるようになった。
その人相書きは直接は見たことがないが、見覚えのある人物。
『知ってる…と言いますか、ルフィを見てたらこの人と張り合ってるのが見えたんです
今日は近くにはいないみたいですけど、採石場で働いてますよ』
ロー「たしかに脱獄したと書いてある」
ウ「え、恋歌ここからルフィ見えてんのか?」
『うん、カイドウに連れて行かれた時からずっと見てるよ』
フ「相変わらずすげぇな」
『そうかな?
…あれ?この人』
一面を飾っているのは昨日見たワノ国一の遊女、小紫の死亡について。
『あの綺麗な人…亡くなっちゃったんだ…』
ロー「ああ、葬式は明日だそうだ」
そのローの言葉に切れたサンジが、デリカシーがないと怒っている。
美女の死は世界の損失と泣いている理由はわかったが、恋歌にはそれより気になることがあった。
『ロビンは大丈夫なのかな』
ウ「そういやロビンもそこにいたんだったな」
ロー「他に遊女が殺されたって記事はねぇな」
『あ、いえ生きているのはわかってるんですけど、怪我とかしてないかなって…』
ロビンが生きており、もうその事件があった場所にいないことは、珠の位置を感じ取ればわかる。
ただ、無傷であるかどうかまではわからない。
フ「ロビンの居場所は?」
『んー…この辺りかな』
フランキーが地図を広げたので、珠の位置と現在地からの距離を考えて、鈴後という場所を指さした。
『わたしちょっと見てくる』
ウ「ロビンをか?」
『うん…
ちょっと聞きたいこともあるし』
それだけ言うと用意したものとは別の着物を持って、また衝立の後ろに隠れた。
衝立の向こうから聞こえる衣擦れの音に、ロー以外の3人がごくっ、と喉を鳴らした。
ウ「な、なんかエロい音に聞こえるな…」
フ「あ、ああ…」
サ「あの衝立の向こうには一糸纏わぬ恋歌さんが…」
ロー「…恋歌、はやく着替えろ」
『は、はい』
3人は覗くことは決してしないだろうが、少し心がもやっとしたので恋歌を急かす。
『よし』
手早く着替えて出てきた恋歌はワノ国に入ったときに着ていた桜の着物を着ていた。
ちなみに錦えもんが作った着物と似た生地を見つけて自分で作ったものである。
ウ「なんかその着物が1番恋歌って感じだよなー」
『そう?』
ロー「おい、さっさとするぞ」
『あ、ごめんなさい』
新聞を畳んだローの前に背中を向けて座り、ローからもらった簪も渡すといつものように髪を編みはじめた。
サ「トラ男!てめぇなに気安く恋歌さんの髪に触ってんだ!」
ロー「……」
『あ、あのこれはわたしが不器用だからやってもらってるだけで…』
サ「俺だってそれぐらい…!」
慣れた手つきで編んでいくローの手際をサンジがじーっと見つめ難しそうな顔をしている。
おそらく自分ではできないのだろう。
悔しそうな声が漏れている。
ロー「もういいぞ」
『ありがとうございます』
『…ん』
ウ「あ、起きた」
僅かに聞こえる話し声で目を覚ました恋歌は、目を開けて身体を起こし不思議そうな顔をして、首を傾げた。
『あれ…?』
目を開ければローはもちろん、サンジ、ウソップ、フランキーと、別の家で寝たはずの3人も揃っていた。
それになぜか寝ている場所も風呂のある箱ではなく畳の上。
新聞を見ているローに、泣いているサンジ。
あとの2人は目を覚ました恋歌に視線を向けている。
『??』
昨日のことは夢だったのかと思ったが、身体がだるく下腹部にも少し違和感が残っているので夢ではないはず。
ロー「取り敢えず着替えろ
昨日とは違う着物にしろよ
顔のバレてねぇ恋歌なら、着物や頭巾で判断される可能性がある」
『はい』
寝る時の浴衣のままでいる恋歌に、ローが着替えるように言ったので立ち上がって言われた通り昨日とは別の着物を準備した。
衝立を立てて着替えようとしたが、準備をしている間にルフィの話になり、新聞にはルフィの情報は載っていないらしいが、ユースタス・キッドという男の名前がローの口から出たので着替える前に後ろから新聞を覗いた。
『この人がユースタス・キッド…?』
ロー「…知ってるのか」
恋歌にも見やすいように新聞を広げてくれたので、キッドの人相書きがよく見えるようになった。
その人相書きは直接は見たことがないが、見覚えのある人物。
『知ってる…と言いますか、ルフィを見てたらこの人と張り合ってるのが見えたんです
今日は近くにはいないみたいですけど、採石場で働いてますよ』
ロー「たしかに脱獄したと書いてある」
ウ「え、恋歌ここからルフィ見えてんのか?」
『うん、カイドウに連れて行かれた時からずっと見てるよ』
フ「相変わらずすげぇな」
『そうかな?
…あれ?この人』
一面を飾っているのは昨日見たワノ国一の遊女、小紫の死亡について。
『あの綺麗な人…亡くなっちゃったんだ…』
ロー「ああ、葬式は明日だそうだ」
そのローの言葉に切れたサンジが、デリカシーがないと怒っている。
美女の死は世界の損失と泣いている理由はわかったが、恋歌にはそれより気になることがあった。
『ロビンは大丈夫なのかな』
ウ「そういやロビンもそこにいたんだったな」
ロー「他に遊女が殺されたって記事はねぇな」
『あ、いえ生きているのはわかってるんですけど、怪我とかしてないかなって…』
ロビンが生きており、もうその事件があった場所にいないことは、珠の位置を感じ取ればわかる。
ただ、無傷であるかどうかまではわからない。
フ「ロビンの居場所は?」
『んー…この辺りかな』
フランキーが地図を広げたので、珠の位置と現在地からの距離を考えて、鈴後という場所を指さした。
『わたしちょっと見てくる』
ウ「ロビンをか?」
『うん…
ちょっと聞きたいこともあるし』
それだけ言うと用意したものとは別の着物を持って、また衝立の後ろに隠れた。
衝立の向こうから聞こえる衣擦れの音に、ロー以外の3人がごくっ、と喉を鳴らした。
ウ「な、なんかエロい音に聞こえるな…」
フ「あ、ああ…」
サ「あの衝立の向こうには一糸纏わぬ恋歌さんが…」
ロー「…恋歌、はやく着替えろ」
『は、はい』
3人は覗くことは決してしないだろうが、少し心がもやっとしたので恋歌を急かす。
『よし』
手早く着替えて出てきた恋歌はワノ国に入ったときに着ていた桜の着物を着ていた。
ちなみに錦えもんが作った着物と似た生地を見つけて自分で作ったものである。
ウ「なんかその着物が1番恋歌って感じだよなー」
『そう?』
ロー「おい、さっさとするぞ」
『あ、ごめんなさい』
新聞を畳んだローの前に背中を向けて座り、ローからもらった簪も渡すといつものように髪を編みはじめた。
サ「トラ男!てめぇなに気安く恋歌さんの髪に触ってんだ!」
ロー「……」
『あ、あのこれはわたしが不器用だからやってもらってるだけで…』
サ「俺だってそれぐらい…!」
慣れた手つきで編んでいくローの手際をサンジがじーっと見つめ難しそうな顔をしている。
おそらく自分ではできないのだろう。
悔しそうな声が漏れている。
ロー「もういいぞ」
『ありがとうございます』