パラレル番外
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花魁道中が終わると、遅刻だと言ってフランキーは走って仕事に、ウソップも自分の仕事に戻って行った。
サ「恋歌さんはどこかに行く途中なのかい?」
『ううん、自分の目で花の都を見てみたかっただけだし、行き先とかはないよ』
サ「あー…でもさっきの奴ら誰かを呼びに行ってるかもしれないから、1人で動くと危険かもしれない
服装やその頭巾をかぶってる特徴は伝わってるだろうし」
捨て台詞を吐いた1人が誰を呼びに行ったかわからない。
けれど、城下町で騒ぎを起こしたとなれば、オロチやカイドウの部下が出てくる可能性が高いはず。
『うーん…それはそれでいいけどこの姿で騒ぎを起こすのもよくないか…』
誰が来ようと構わないが、桜姫ではない今、単独で騒ぎを起こせばこの姿でも歩き辛くなる。
サ「とりあえずこれどうぞ」
さっき食べられなかった蕎麦をもう一度作ってくれ、碗を渡された。
『ありがとう』
いただきますと食べれば昨日と同じ美味しい蕎麦。
『(こんな美味しいお蕎麦落とすなんて勿体ない…)』
サンジも商売を再開してしばらくするとまた行列ができはじめた。
しばらく蕎麦を食べていると遠くから叫び声と何かが破壊される音が聞こえた。
『なんの音だろうね』
サ「さぁ…」
特に騒ぎを気にすることなくぼーっとしていると、後ろから見知った気配を感じて振り向いた。
ロー「…やってくれたな」
『?』
ため息をついているローに何を言われているかわかっていない恋歌は首を傾げる。
ロー「どこかへ隠れろ
黒足屋
恋歌、お前もだ」
『私もですか?』
サ「なんでだ?仕返しなら返り討ちにする」
ロー「そうじゃねぇ、俺たちの顔を知るやつらなんだ」
こちらに逃げてくる人たちは飛び六胞が来たと騒いでいる。
『飛び六胞ってなんですか?』
ロー「真打ちの中でも最強の6人のことをそう呼ぶ
その中の2人、ページワンとドレークが来てる」
サ「ドレーク?」
ロー「一先ず逃げるぞ
恋歌、走れるか?」
『はい』
麦わらの一味が見つかるといけないので、逃げながらウソップとフランキーを探さなければならず、2人が仕事をしていた方へ走り出す。
ウ「おーい!お前ら!!」
ウソップは逃げてきた人たちの中に紛れており、フランキーも仕事場の近くですぐに見つかった。
5人で走っている後ろから悲鳴や建物が壊れていく音が聞こえる。
ロー「お前ら!もし捕まっても侍たちやミンク族のことは吐くなよ
何も喋らず殺されろ」
ウ「こわっ!!ルフィはそんなこと言わねぇぞ!!」
ロー「うちはドライなんだ」
『(嘘つきだね…それとも仲間を大事にしてる自覚がないのかな)』
一味全員がこの国にいるとわかれば仲間想いの2つの海賊団は、誰かが捕まれば放っておくことはできなくなり、おそらくほぼ全員が捕まってしまうだろう。
ドライとローは言っているがそんなことはないとわかっている。
フ「顔を隠して戦うってのはどうだ?」
ロー「100%勝てるならな
怪我ひとつでも決戦の戦力ダウンだ
今は戦うな!!」
『(なるほど)』
ウ「なんだてめぇ船長顔しやがって!!
おれは捕まりゃ全部喋って助かるぞ!!」
サ「ふざけんなてめぇ!!
じゃ全力で守ってやる!!」
ウ「やったー!」
ロー「仲良しか!
恋歌!?」
今は逃げるしかないと走り続けていたが、恋歌が足を止めたことに気づき全員が立ち止まる。
『みんな先に行ってください
わたしが止めておきます』
ロー「何言ってんだ!
恋歌も黒足屋と同じく狙われてんだぞ!」
『でもさっきの全部満たしてるのわたしだけですよ?』
ロー「さっきの?」
『もう相手にこの国にいる事がバレていて、顔を隠して戦えて、怪我をしないで…100%勝てます』
ロー「そ、れは…」
ウ「え!?恋歌戦ってくれんのか!?」
『みんなを逃がすだけだよ』
元々この条件に当てはまるのが恋歌しかいないこともわかっていた。
だが、恋歌1人を置いて逃げることなどできるはずもない。
ロー「……お前が残る必要はねぇ
逃げ切ればいい話だ」
『そうですね
けど都がめちゃくちゃになっちゃいますから』
ウ「恋歌なら大丈夫だって!!
俺たちは足止めしてもらってる間に逃げようぜ!」
『うん、そうして』
ロー「俺が…行くなと言ってもか…」
『…はい』
拳を握りしめるローはそれが最善であると分かっているはず。
だが、それができるのが恋歌だから送り出す事ができない。
フ「トラ男…おめぇ…」
ウ「な、なんなんだ?
恋歌、トラ男に正体教えたって言ってたよな?」
『うん』
ローが恋歌を引き止める理由がわからないウソップは首を傾げている。
正体を知っているのであれば任せればいいのにと。
『ローさん…「キャー!!」』
サ「女(レディ)!!!」
ローに納得してもらおうと口を開いた直後、女の悲鳴が聞こえ家の屋根が飛ばされた。
サ「恋歌さんはどこかに行く途中なのかい?」
『ううん、自分の目で花の都を見てみたかっただけだし、行き先とかはないよ』
サ「あー…でもさっきの奴ら誰かを呼びに行ってるかもしれないから、1人で動くと危険かもしれない
服装やその頭巾をかぶってる特徴は伝わってるだろうし」
捨て台詞を吐いた1人が誰を呼びに行ったかわからない。
けれど、城下町で騒ぎを起こしたとなれば、オロチやカイドウの部下が出てくる可能性が高いはず。
『うーん…それはそれでいいけどこの姿で騒ぎを起こすのもよくないか…』
誰が来ようと構わないが、桜姫ではない今、単独で騒ぎを起こせばこの姿でも歩き辛くなる。
サ「とりあえずこれどうぞ」
さっき食べられなかった蕎麦をもう一度作ってくれ、碗を渡された。
『ありがとう』
いただきますと食べれば昨日と同じ美味しい蕎麦。
『(こんな美味しいお蕎麦落とすなんて勿体ない…)』
サンジも商売を再開してしばらくするとまた行列ができはじめた。
しばらく蕎麦を食べていると遠くから叫び声と何かが破壊される音が聞こえた。
『なんの音だろうね』
サ「さぁ…」
特に騒ぎを気にすることなくぼーっとしていると、後ろから見知った気配を感じて振り向いた。
ロー「…やってくれたな」
『?』
ため息をついているローに何を言われているかわかっていない恋歌は首を傾げる。
ロー「どこかへ隠れろ
黒足屋
恋歌、お前もだ」
『私もですか?』
サ「なんでだ?仕返しなら返り討ちにする」
ロー「そうじゃねぇ、俺たちの顔を知るやつらなんだ」
こちらに逃げてくる人たちは飛び六胞が来たと騒いでいる。
『飛び六胞ってなんですか?』
ロー「真打ちの中でも最強の6人のことをそう呼ぶ
その中の2人、ページワンとドレークが来てる」
サ「ドレーク?」
ロー「一先ず逃げるぞ
恋歌、走れるか?」
『はい』
麦わらの一味が見つかるといけないので、逃げながらウソップとフランキーを探さなければならず、2人が仕事をしていた方へ走り出す。
ウ「おーい!お前ら!!」
ウソップは逃げてきた人たちの中に紛れており、フランキーも仕事場の近くですぐに見つかった。
5人で走っている後ろから悲鳴や建物が壊れていく音が聞こえる。
ロー「お前ら!もし捕まっても侍たちやミンク族のことは吐くなよ
何も喋らず殺されろ」
ウ「こわっ!!ルフィはそんなこと言わねぇぞ!!」
ロー「うちはドライなんだ」
『(嘘つきだね…それとも仲間を大事にしてる自覚がないのかな)』
一味全員がこの国にいるとわかれば仲間想いの2つの海賊団は、誰かが捕まれば放っておくことはできなくなり、おそらくほぼ全員が捕まってしまうだろう。
ドライとローは言っているがそんなことはないとわかっている。
フ「顔を隠して戦うってのはどうだ?」
ロー「100%勝てるならな
怪我ひとつでも決戦の戦力ダウンだ
今は戦うな!!」
『(なるほど)』
ウ「なんだてめぇ船長顔しやがって!!
おれは捕まりゃ全部喋って助かるぞ!!」
サ「ふざけんなてめぇ!!
じゃ全力で守ってやる!!」
ウ「やったー!」
ロー「仲良しか!
恋歌!?」
今は逃げるしかないと走り続けていたが、恋歌が足を止めたことに気づき全員が立ち止まる。
『みんな先に行ってください
わたしが止めておきます』
ロー「何言ってんだ!
恋歌も黒足屋と同じく狙われてんだぞ!」
『でもさっきの全部満たしてるのわたしだけですよ?』
ロー「さっきの?」
『もう相手にこの国にいる事がバレていて、顔を隠して戦えて、怪我をしないで…100%勝てます』
ロー「そ、れは…」
ウ「え!?恋歌戦ってくれんのか!?」
『みんなを逃がすだけだよ』
元々この条件に当てはまるのが恋歌しかいないこともわかっていた。
だが、恋歌1人を置いて逃げることなどできるはずもない。
ロー「……お前が残る必要はねぇ
逃げ切ればいい話だ」
『そうですね
けど都がめちゃくちゃになっちゃいますから』
ウ「恋歌なら大丈夫だって!!
俺たちは足止めしてもらってる間に逃げようぜ!」
『うん、そうして』
ロー「俺が…行くなと言ってもか…」
『…はい』
拳を握りしめるローはそれが最善であると分かっているはず。
だが、それができるのが恋歌だから送り出す事ができない。
フ「トラ男…おめぇ…」
ウ「な、なんなんだ?
恋歌、トラ男に正体教えたって言ってたよな?」
『うん』
ローが恋歌を引き止める理由がわからないウソップは首を傾げている。
正体を知っているのであれば任せればいいのにと。
『ローさん…「キャー!!」』
サ「女(レディ)!!!」
ローに納得してもらおうと口を開いた直後、女の悲鳴が聞こえ家の屋根が飛ばされた。