パラレル番外
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トの康の用事は布団だったようで、古いが使っていないものということで2組の布団をローに押し付けた。
康「おやっ!?そんなに綺麗なお嬢さんだったんだねぇ!!
旦那も罪作りな男だねぇ!アハハハハ!!」
帽子を取った恋歌を見て、トの康が驚いたようなポーズをとってローを肘で突いている。
ロー「………」
康「綺麗なお嬢さんには申し訳ないがここは食べ物も飲み物もまともにねぇ!
風呂も入れねぇが好きなだけいてくれ!アハハハハ!!」
笑うような場面ではないが、全てを明るく告げるトの康にわかったと返事をすると、困ったことがあればなんでも聞けとだけ言いまた立ち去った。
ロー「はぁ…」
疲れたような顔をしたローが布団を畳の上に下ろすと、ぶわっと埃が舞った。
『わっ…』
ロー「【シャンブルズ】」
埃が舞った瞬間に外の空気と入れ替えてくれたようで、咳き込んだりすることはなかった。
ロー「大丈夫か」
『はい、ありがとうございます』
ロー「風呂もねぇらしいがどうする」
食べ物も飲み物もなく風呂もないと言われ、なにもすることがない。
『お風呂は入りたかったですね…』
ロー「…ないもんは仕方ねぇな」
カイドウと戦った時に汚れたので、風呂には入りたかった恋歌は少し考え立ち上がった。
『ちょっと何かいらない布とかあればもらえないか聞いてきますね』
ロー「これはかぶっていけ」
ぽん、とまた帽子をかぶせられ行ってくると外に出て行った。
ロー「(なんだこれ…また恋歌と2人きりとか…勘弁してくれ…)」
『あの…すいません』
康「ありゃ、お嬢さんじゃねぇか!
どうかしたかい!?」
トの康は町中を歩き回っているらしく、居場所を町人たちに聞けばみんながばらばらのことを言うので探すのに少し時間がかかってしまった。
『手拭いとか…使わなくなった着物とかあればいただきたいんですけど…』
康「生憎ここにはそんなもんもなくてね、アハハハハ!
布の切れ端とかで良ければあるよ!」
『それで大丈夫です
お願いできますか?』
康「あいよ!」
ここの町人たちは着物もボロボロでつぎはぎだらけ。
着られなくなった着物などないのだろうと、布だけでももらえることに感謝して、トの康の後ろをついていく。
康「これぐらいでいいかい?」
『はい、ありがとうございます
あの…もしよかったらそこの桶もらって行ってもいいですか?』
康「これかい?
これは穴が空いちまってるから使えないけどいいのかい?」
トの康の家の外に落ちていた桶は、もう桶としては機能はしないもの。
それでもいいと頷けばトの康に笑われたが持って行ってもいいと許可をもらえた。
『戻りました』
ロー「遅かったな」
トの康に与えられた家に戻ると、ローは刀の手入れをしていた。
ロー「そんなもんどうすんだ」
恋歌が手に持っているのはボロボロの布切れと、穴の空いた桶。
どう見ても使えるものではないと思うが、内緒だと恋歌は教えてくれない。
『まぁでも見てたらわかると思います』
持っている布切れと桶を畳に置き、ぽんぽんと布団を叩くと埃が出てきたのでそれも一緒に並べて置いた。
『【双天帰盾】』
ロー「!!」
畳の上に置いた物を楕円形の光が包み込み、ボロボロだった物がどんどん綺麗になっていく。
『よし、これでいいかな』
数秒後には新品同様まで綺麗になった桶と布団、そして布切れは元は手拭いだったようで元の形を取り戻している。
ロー「…お前なんでもありだな」
『そんなことないですよ』
康「おやっ!?そんなに綺麗なお嬢さんだったんだねぇ!!
旦那も罪作りな男だねぇ!アハハハハ!!」
帽子を取った恋歌を見て、トの康が驚いたようなポーズをとってローを肘で突いている。
ロー「………」
康「綺麗なお嬢さんには申し訳ないがここは食べ物も飲み物もまともにねぇ!
風呂も入れねぇが好きなだけいてくれ!アハハハハ!!」
笑うような場面ではないが、全てを明るく告げるトの康にわかったと返事をすると、困ったことがあればなんでも聞けとだけ言いまた立ち去った。
ロー「はぁ…」
疲れたような顔をしたローが布団を畳の上に下ろすと、ぶわっと埃が舞った。
『わっ…』
ロー「【シャンブルズ】」
埃が舞った瞬間に外の空気と入れ替えてくれたようで、咳き込んだりすることはなかった。
ロー「大丈夫か」
『はい、ありがとうございます』
ロー「風呂もねぇらしいがどうする」
食べ物も飲み物もなく風呂もないと言われ、なにもすることがない。
『お風呂は入りたかったですね…』
ロー「…ないもんは仕方ねぇな」
カイドウと戦った時に汚れたので、風呂には入りたかった恋歌は少し考え立ち上がった。
『ちょっと何かいらない布とかあればもらえないか聞いてきますね』
ロー「これはかぶっていけ」
ぽん、とまた帽子をかぶせられ行ってくると外に出て行った。
ロー「(なんだこれ…また恋歌と2人きりとか…勘弁してくれ…)」
『あの…すいません』
康「ありゃ、お嬢さんじゃねぇか!
どうかしたかい!?」
トの康は町中を歩き回っているらしく、居場所を町人たちに聞けばみんながばらばらのことを言うので探すのに少し時間がかかってしまった。
『手拭いとか…使わなくなった着物とかあればいただきたいんですけど…』
康「生憎ここにはそんなもんもなくてね、アハハハハ!
布の切れ端とかで良ければあるよ!」
『それで大丈夫です
お願いできますか?』
康「あいよ!」
ここの町人たちは着物もボロボロでつぎはぎだらけ。
着られなくなった着物などないのだろうと、布だけでももらえることに感謝して、トの康の後ろをついていく。
康「これぐらいでいいかい?」
『はい、ありがとうございます
あの…もしよかったらそこの桶もらって行ってもいいですか?』
康「これかい?
これは穴が空いちまってるから使えないけどいいのかい?」
トの康の家の外に落ちていた桶は、もう桶としては機能はしないもの。
それでもいいと頷けばトの康に笑われたが持って行ってもいいと許可をもらえた。
『戻りました』
ロー「遅かったな」
トの康に与えられた家に戻ると、ローは刀の手入れをしていた。
ロー「そんなもんどうすんだ」
恋歌が手に持っているのはボロボロの布切れと、穴の空いた桶。
どう見ても使えるものではないと思うが、内緒だと恋歌は教えてくれない。
『まぁでも見てたらわかると思います』
持っている布切れと桶を畳に置き、ぽんぽんと布団を叩くと埃が出てきたのでそれも一緒に並べて置いた。
『【双天帰盾】』
ロー「!!」
畳の上に置いた物を楕円形の光が包み込み、ボロボロだった物がどんどん綺麗になっていく。
『よし、これでいいかな』
数秒後には新品同様まで綺麗になった桶と布団、そして布切れは元は手拭いだったようで元の形を取り戻している。
ロー「…お前なんでもありだな」
『そんなことないですよ』