パラレル番外
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『わたし…言いませんでした?
ルフィも…ローさんも…助けないと
あの力を作戦の中に入れられては困ります』
ペ「そんなことが聞きたいんじゃねぇよ!」
サ「おい!」
『……じゃあなんですか?』
ペ「たしかに麦わらもキャプテンもカイドウは自分で倒すって言ってた!
倒して欲しいとも思ってねぇよ!!
けどな!お前はキャプテンが心配じゃないのか!?
桜姫の力がとかじゃなくお前がどうしたいか言えよ!!」
『……』
シ「お、おい…ちょっと言い過ぎじゃ…」
ベ「そうだよ
恋歌だってキャプテンが心配に決まってるじゃないか…」
サンジが間に入ってなければ間違いなく掴みかかっているだろう。
シャチもベポもペンギンの剣幕におろおろしている。
ペ「わかってんだよ!んなことは!
恋歌!お前はキャプテンを探しに行くのか!行かねぇのかどっちだ!?」
『そんなの…行きたいに決まってるじゃないですか…
居場所だってわかる…怪我だって治せる…
みんなに怪我をして欲しくない…
だからカイドウだって…倒してあげたいんですよ…
でも…それはやっちゃいけない
ローさんだけじゃない
ルフィのところにだって行きたい
今までも…これからも…わたしの優先は家族…
その家族のところに行けないのに…ローさんのところに行けるわけないじゃないですか…』
ナ「恋歌…」
ぎゅっと拳を握りしめた恋歌を見て、ペンギンは深呼吸をして自分を落ち着かせ、サンジをそっと退かした。
ペ「…そうだよな
恋歌にとって麦わらは大事な家族だもんな
心配して当たり前だ
怒鳴って悪かった
こういうのは…言っちゃいけねぇのかもしれないけどさ、2人が心配なら2人のところに行けばいい
どっちかを選べなんて言わねぇよ
恋歌なら…できるんだろ?」
『はい…』
ぽん、と優しく恋歌の頭に手を置き、笑顔を見せると恋歌も小さく笑い返してくれた。
ペ「キャプテンのこと頼むよ
俺たちは俺たちにできることをする
カイドウを撤退させてくれてありがとな
それでキャプテンも逃げられたはずだ」
『はい、わたしこそごめんなさい…
行ってきますね
みなさんが心配していたと伝えてきます』
ペ「ああ、頼んだ」
恋歌がその場から姿を消すと、ペンギンが足元から崩れて座り込んだ。
シ「よくやったよ、お前
さっきの見て恋歌にあそこまで言うとはな」
へたり込んでいるペンギンの背中をばしばしと叩き、笑っているとペンギンがまた大きく深呼吸をした。
ペ「まじで殺されるかと思った…」
ベ「恋歌が優しくてよかったね」
ナ「情けないわねー
あの子が怒鳴られたぐらいで怒るわけないじゃない
普段喋ってたらわかるでしょ」
ペ「わかってたけど…桜姫に…あんなこと言うなんて心臓がいくつあっても足りねぇよ…」
シ「まぁ…俺たちなんか一瞬で消されそうだしな…」
サ「レディに対してあの怒鳴り方は関心はしねぇけどな
恋歌さんが行ったんだ
トラ男は大丈夫だろ」
『(見つけた…)』
ローの居場所がわかるのは、刀に後をつけさせていたから。
怪我をしているのを見た時に心配になったのと、巻き添えにならないように守るためにそばに控えさせた。
『ローさん…』
ロー「恋歌…」
木を背にして座っているローに話しかけると、驚いた顔をされた後、痛みで顔を歪めた。
ロー「情けねぇな…あそこまで恋歌に助けてもらっといて逃げるだけでこのザマだ…」
『…そんなこと言わないでください
無事で…よかったです』
膝をついて血が流れているローの腕を見て恋歌が悲しそうな顔をした。
ロー「なんて顔してんだ」
怪我をしていない方の手で恋歌の頭を撫でてやると、目にどんどん涙が溜まっていく。
『ローさんも…ルフィも…怪我して…
助けてあげられない自分が…許せなくてっ…』
ルフィもローも助けないと決めたのは自分であり、助けすぎるとこの先強敵に遭った時、強くなっていなければこの先の海は渡れないから、必要最低限の手伝いをすると、そう決めたはずだった。
ロー「なんか桜姫って言ってからの方が泣き虫になったな」
『ご、ごめんなさい…』
小さく笑ったローに恋歌が小さく謝る。
ロー「やっぱ恋歌は恋歌だ
桜姫ってわかっても何も変わらねぇよ、っ!」
刀を支えに立ち上がったローに慌てて手を差し伸べる。
身長差の所為であまり支えにならなさそうだったので、ローが歩きやすい位置まで浮いた。
ロー「…とりあえずここを離れる」
『…わかりました』
動かない方がいいのではと思ったが、たしかにここにずっと居続けるのも危険だと安全な場所までついていくことにした。
ルフィも…ローさんも…助けないと
あの力を作戦の中に入れられては困ります』
ペ「そんなことが聞きたいんじゃねぇよ!」
サ「おい!」
『……じゃあなんですか?』
ペ「たしかに麦わらもキャプテンもカイドウは自分で倒すって言ってた!
倒して欲しいとも思ってねぇよ!!
けどな!お前はキャプテンが心配じゃないのか!?
桜姫の力がとかじゃなくお前がどうしたいか言えよ!!」
『……』
シ「お、おい…ちょっと言い過ぎじゃ…」
ベ「そうだよ
恋歌だってキャプテンが心配に決まってるじゃないか…」
サンジが間に入ってなければ間違いなく掴みかかっているだろう。
シャチもベポもペンギンの剣幕におろおろしている。
ペ「わかってんだよ!んなことは!
恋歌!お前はキャプテンを探しに行くのか!行かねぇのかどっちだ!?」
『そんなの…行きたいに決まってるじゃないですか…
居場所だってわかる…怪我だって治せる…
みんなに怪我をして欲しくない…
だからカイドウだって…倒してあげたいんですよ…
でも…それはやっちゃいけない
ローさんだけじゃない
ルフィのところにだって行きたい
今までも…これからも…わたしの優先は家族…
その家族のところに行けないのに…ローさんのところに行けるわけないじゃないですか…』
ナ「恋歌…」
ぎゅっと拳を握りしめた恋歌を見て、ペンギンは深呼吸をして自分を落ち着かせ、サンジをそっと退かした。
ペ「…そうだよな
恋歌にとって麦わらは大事な家族だもんな
心配して当たり前だ
怒鳴って悪かった
こういうのは…言っちゃいけねぇのかもしれないけどさ、2人が心配なら2人のところに行けばいい
どっちかを選べなんて言わねぇよ
恋歌なら…できるんだろ?」
『はい…』
ぽん、と優しく恋歌の頭に手を置き、笑顔を見せると恋歌も小さく笑い返してくれた。
ペ「キャプテンのこと頼むよ
俺たちは俺たちにできることをする
カイドウを撤退させてくれてありがとな
それでキャプテンも逃げられたはずだ」
『はい、わたしこそごめんなさい…
行ってきますね
みなさんが心配していたと伝えてきます』
ペ「ああ、頼んだ」
恋歌がその場から姿を消すと、ペンギンが足元から崩れて座り込んだ。
シ「よくやったよ、お前
さっきの見て恋歌にあそこまで言うとはな」
へたり込んでいるペンギンの背中をばしばしと叩き、笑っているとペンギンがまた大きく深呼吸をした。
ペ「まじで殺されるかと思った…」
ベ「恋歌が優しくてよかったね」
ナ「情けないわねー
あの子が怒鳴られたぐらいで怒るわけないじゃない
普段喋ってたらわかるでしょ」
ペ「わかってたけど…桜姫に…あんなこと言うなんて心臓がいくつあっても足りねぇよ…」
シ「まぁ…俺たちなんか一瞬で消されそうだしな…」
サ「レディに対してあの怒鳴り方は関心はしねぇけどな
恋歌さんが行ったんだ
トラ男は大丈夫だろ」
『(見つけた…)』
ローの居場所がわかるのは、刀に後をつけさせていたから。
怪我をしているのを見た時に心配になったのと、巻き添えにならないように守るためにそばに控えさせた。
『ローさん…』
ロー「恋歌…」
木を背にして座っているローに話しかけると、驚いた顔をされた後、痛みで顔を歪めた。
ロー「情けねぇな…あそこまで恋歌に助けてもらっといて逃げるだけでこのザマだ…」
『…そんなこと言わないでください
無事で…よかったです』
膝をついて血が流れているローの腕を見て恋歌が悲しそうな顔をした。
ロー「なんて顔してんだ」
怪我をしていない方の手で恋歌の頭を撫でてやると、目にどんどん涙が溜まっていく。
『ローさんも…ルフィも…怪我して…
助けてあげられない自分が…許せなくてっ…』
ルフィもローも助けないと決めたのは自分であり、助けすぎるとこの先強敵に遭った時、強くなっていなければこの先の海は渡れないから、必要最低限の手伝いをすると、そう決めたはずだった。
ロー「なんか桜姫って言ってからの方が泣き虫になったな」
『ご、ごめんなさい…』
小さく笑ったローに恋歌が小さく謝る。
ロー「やっぱ恋歌は恋歌だ
桜姫ってわかっても何も変わらねぇよ、っ!」
刀を支えに立ち上がったローに慌てて手を差し伸べる。
身長差の所為であまり支えにならなさそうだったので、ローが歩きやすい位置まで浮いた。
ロー「…とりあえずここを離れる」
『…わかりました』
動かない方がいいのではと思ったが、たしかにここにずっと居続けるのも危険だと安全な場所までついていくことにした。