パラレル番外
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盛り上がってるルフィたちを置いて、ローと2人でおでん城を出る。
無言で歩くローの後ろを少し間を空けて歩いていると、ローが立ち止まったので恋歌も立ち止まる。
ロー「…あれが恋歌の隠していること全部か?」
『え?』
こちらを向くことはせず、表情が見えないためどういうつもりで聞いているのかはわからないが、恋歌は小さく首を振った。
『……他にもルフィ以外に知らない隠し事があります
ルフィは細かいところまで覚えているかわかりませんが…白髭海賊のみんなは知ってます…』
異世界から来ていること、数年間歳をとっていないことなどまだまだみんなが知らないことはたくさんある。
ロー「秘密が多い女だな…」
『ごめんなさい…
嘘をついたりしたくなくて…最初に桜姫という人のことを知らないと言ったこと以外は嘘じゃないです
嫌われたく…なくて…』
信じてもらえなくてもこれだけは言いたかった。
けれど一番初めに嘘をついたのは事実。
信じてもらえなくても仕方ないとは思っている。
ロー「俺がその程度でお前を諦めるとでも思ってたのか?」
『え?』
ロー「俺は…恋歌がどんな秘密を持っていたとしても、今更…嫌いになるなんてことはねぇよ」
『で、も…わたしはローさんの味方にはなれなくて…
最初は…戦えるのに守ってもらって…
嘘もついて…』
ロー「恋歌に味方になってほしくて一緒にいるわけじゃねぇ
最初はあいつらに力を使うなと言われてただろ
嘘は…人間誰しもつくもんだ
あとは?」
『あと…?』
ロー「気なることがあるならここで言え
俺が恋歌を諦めるかは俺が決める」
振り向いて恋歌を見ると、泣きそうな顔をしていた。
ぽん、と頭を撫でるとぽろぽろと涙がこぼれ落ちていく。
『だって…!わたしは…、ローさんの敵に…なっちゃうしっ…!
守るのもルフィが優先で…』
ロー「ああ…そうだな
麦わら屋が優先ってのはあんま納得いかねぇが…家族を大事にしてんだろ
大事なやつを守ることの何が悪い」
ぽろぽろと落ちる涙を笑いながら指で拭ってやる。
ロー「恋歌、泣かなくていい」
泣き続ける恋歌を慰めるように抱きしめ、あやすように背中を撫でてくれる。
恋歌もローの背中に手を回して、ぎゅっと着物を握りしめる。
ロー「(こんな小さな身体で世界最強と言われるまでの伝説を残してきたのか…)」
たとえ嘘をついていたとしてもこの小柄な身体は真実。
恋歌が桜姫と聞いていろいろ納得した部分もあった。
フランキーが言っていた無防備な理由、白ひげが恋歌を信頼していた理由など全てが繋がった。
『ローさん…』
ロー「ん?」
『わたし…ローさんにも死んでほしくないんです…
だから…ルフィと同じように約束をしてほしいです』
ロー「…わかった」
正直四皇との戦いで絶対に死なないとは約束できなかったが、恋歌にそんなことを言えば余計に泣かせてしまいそうだったので頷くしかなかった。
『わたしを頼ってください…
出来る限りのことをしたい…』
ロー「ああ、頼りにしてる」
ぽんぽんと最後に背中を叩いてやり、恋歌を離すと目元が少し赤くなってはいたが、ちょっとだけ笑ってくれたことにほっとした。
ペ「キャ、キャプテン!!
空を!!」
ペンギン、シャチ、ベポが走ってきて、空を見上げるといつの間にか暗い雲が広がっている。
ロー「おい、麦わら屋すぐに来い!」
ローがおでん城の中にいるメンバーに声をかけると全員が外に出てきた。
その雲から大きな龍が現れ、おこぼれ町の上に浮いている。
ル「龍!?なんだあれ!?」
ロー「カイドウだ」
『あれが…カイドウ…
(強そうと言われれば強そうだけど…)』
急に現れたカイドウに全員が慌て出し、ルフィとロー、ゾロの3人はカイドウにこの国にいることがバレてしまっていることを告げる。
カイドウの現れた場所がおこぼれ町の真上ということに気づいたルフィが走っておこぼれ町へ向かう。
そしてその直後、なんとかしてくるとルフィを追いかけてローも行ってしまった。
『……』
無言で歩くローの後ろを少し間を空けて歩いていると、ローが立ち止まったので恋歌も立ち止まる。
ロー「…あれが恋歌の隠していること全部か?」
『え?』
こちらを向くことはせず、表情が見えないためどういうつもりで聞いているのかはわからないが、恋歌は小さく首を振った。
『……他にもルフィ以外に知らない隠し事があります
ルフィは細かいところまで覚えているかわかりませんが…白髭海賊のみんなは知ってます…』
異世界から来ていること、数年間歳をとっていないことなどまだまだみんなが知らないことはたくさんある。
ロー「秘密が多い女だな…」
『ごめんなさい…
嘘をついたりしたくなくて…最初に桜姫という人のことを知らないと言ったこと以外は嘘じゃないです
嫌われたく…なくて…』
信じてもらえなくてもこれだけは言いたかった。
けれど一番初めに嘘をついたのは事実。
信じてもらえなくても仕方ないとは思っている。
ロー「俺がその程度でお前を諦めるとでも思ってたのか?」
『え?』
ロー「俺は…恋歌がどんな秘密を持っていたとしても、今更…嫌いになるなんてことはねぇよ」
『で、も…わたしはローさんの味方にはなれなくて…
最初は…戦えるのに守ってもらって…
嘘もついて…』
ロー「恋歌に味方になってほしくて一緒にいるわけじゃねぇ
最初はあいつらに力を使うなと言われてただろ
嘘は…人間誰しもつくもんだ
あとは?」
『あと…?』
ロー「気なることがあるならここで言え
俺が恋歌を諦めるかは俺が決める」
振り向いて恋歌を見ると、泣きそうな顔をしていた。
ぽん、と頭を撫でるとぽろぽろと涙がこぼれ落ちていく。
『だって…!わたしは…、ローさんの敵に…なっちゃうしっ…!
守るのもルフィが優先で…』
ロー「ああ…そうだな
麦わら屋が優先ってのはあんま納得いかねぇが…家族を大事にしてんだろ
大事なやつを守ることの何が悪い」
ぽろぽろと落ちる涙を笑いながら指で拭ってやる。
ロー「恋歌、泣かなくていい」
泣き続ける恋歌を慰めるように抱きしめ、あやすように背中を撫でてくれる。
恋歌もローの背中に手を回して、ぎゅっと着物を握りしめる。
ロー「(こんな小さな身体で世界最強と言われるまでの伝説を残してきたのか…)」
たとえ嘘をついていたとしてもこの小柄な身体は真実。
恋歌が桜姫と聞いていろいろ納得した部分もあった。
フランキーが言っていた無防備な理由、白ひげが恋歌を信頼していた理由など全てが繋がった。
『ローさん…』
ロー「ん?」
『わたし…ローさんにも死んでほしくないんです…
だから…ルフィと同じように約束をしてほしいです』
ロー「…わかった」
正直四皇との戦いで絶対に死なないとは約束できなかったが、恋歌にそんなことを言えば余計に泣かせてしまいそうだったので頷くしかなかった。
『わたしを頼ってください…
出来る限りのことをしたい…』
ロー「ああ、頼りにしてる」
ぽんぽんと最後に背中を叩いてやり、恋歌を離すと目元が少し赤くなってはいたが、ちょっとだけ笑ってくれたことにほっとした。
ペ「キャ、キャプテン!!
空を!!」
ペンギン、シャチ、ベポが走ってきて、空を見上げるといつの間にか暗い雲が広がっている。
ロー「おい、麦わら屋すぐに来い!」
ローがおでん城の中にいるメンバーに声をかけると全員が外に出てきた。
その雲から大きな龍が現れ、おこぼれ町の上に浮いている。
ル「龍!?なんだあれ!?」
ロー「カイドウだ」
『あれが…カイドウ…
(強そうと言われれば強そうだけど…)』
急に現れたカイドウに全員が慌て出し、ルフィとロー、ゾロの3人はカイドウにこの国にいることがバレてしまっていることを告げる。
カイドウの現れた場所がおこぼれ町の真上ということに気づいたルフィが走っておこぼれ町へ向かう。
そしてその直後、なんとかしてくるとルフィを追いかけてローも行ってしまった。
『……』