パラレル番外
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ローがルフィを迎えに行ってからは、シャチが双眼鏡で覗き様子を逐一教えてくれている。
シ「なんかでっかい狛犬みたいなのに乗ってこっちに向かってる
騒ぎはそのままっぽいけど」
ペ「……まぁ無事なら取り敢えずよかった」
それからしばらくしてルフィとローが狛犬に乗って帰ってきた。
『おかえり』
ル「おう!ただいま!」
にこにことしているルフィはきょろきょろと誰かを探している。
ロー「こっちに来い!麦わら屋!」
ル「墓?」
錦えもんたちがまだ20年前から来たと知らないルフィは、錦えもんたちの墓があることに驚き、理由をローに問い詰めている。
ローの悪意のない言葉の選び方でルフィが錦えもんたちが死んだと勘違いし、珍しくルフィが怒っていた。
『ローさんもおかえりなさい』
ロー「…ああ」
ぽん、と頭に手を乗せられ撫でると、少し髪型が崩れかけていることに気づいた。
ロー「恋歌、髪直してやる」
『え?崩れてます?
気をつけてたんだけどな…』
お願いしますとローに背中を向けると、一度髪を解かれた。
横では菊という女性(?)が錦えもんに抱きつき再会を喜んでいる。
ロー「できたぞ」
『あ、ありがとうございます
…ん?』
手先の器用なローは手早く髪を直してくれた。
だが、頭に触ると先ほどまでなかったものがあることに気づく。
それを手に取ってみると桜のモチーフの簪だった。
『え、これ…』
ロー「やる…」
ぶっきらぼうに言い捨ててはいるが、恋歌の反応はちゃんと見ている。
簪を大事そうに握りしめた恋歌にお礼を言われ、簪を渡される。
『もう一度つけてくれますか?』
ロー「ああ」
恋歌から簪を受け取り、髪に挿すと恋歌の動きに合わせて桜が揺れる。
『大事にします』
ロー「そうか」
嬉しそうな恋歌に、ほっとしたローはまだ騒いでいるルフィたちに城に入ろうと声をかけた。
その後ビッグマムのところに行っていた麦わらの一味も合流し、これで全員がワノ国へ集合した。
そしてルフィたちが錦えもんからこの20年かけた討ち入りの話を聞かされ、ルフィが憤慨している。
決戦は今日から二週間後。
鬼ヶ島へ討ち入りが決行される。
ル「よくわかった
バレないことが重要なんだな、うん」
『(…無理だろうなぁ)』
ルフィが静かに潜入をしているところなど想像もできない。
ロー「…おい、恋歌
麦わら屋は来た
お前の話をしろ」
ル「あ、そういやワノ国で会ったら話があるって言ってたな」
『はい…
ルフィにも…話はあるけどまずは…』
恋歌は身体を錦えもんとローのいる方に向け、深く頭を下げた。
『ローさん、錦えもんさんごめんなさい
わたしは…あなたたちに嘘をついていました』
「「?」」
いきなり謝られた2人はなんのことかわかっておらず、首を傾げている。
すっ、と頭を上げた恋歌は手にいつもの仮面と刀を一本出して、自分の前に並べて置いた。
『わたしは…白髭海賊の2番隊隊員である前に…
あなたたちが探していた桜姫という名で指名手配を受けています』
錦「恋歌殿が!?」
ロー「桜姫…?」
麦わらの一味以外は驚きで固まり、恋歌が出した仮面を見る。
それは手配書で見たものと同じだった。
『せっかく探してくれていたのに黙っていてごめんなさい…
わたしは…あなたたちが言うような人助けができる人間ではありません』
錦「し、しかし恋歌殿が本当に桜姫であるなら拙者たちに力を貸してはもらえぬか!?
桜姫であればカイドウを倒して…!『できません』
…な、なぜでござるか!?」
『……カイドウを倒すのはルフィやローさんが必ず成し遂げてくれます
そしてワノ国の開国も…
それを信じたいからわたしはカイドウを倒しません』
錦「そ、それは拙者もルフィ殿とロー殿の力は信じておる!
だが、これに桜姫も加われば作戦は成功率があがるのでござる!!
この20年かけた討ち入りは失敗することは許されぬ!
だから!だからどうか!!」
床に頭を叩きつける勢いで恋歌に土下座をする錦えもんに、恋歌は小さくごめんなさいと告げた。
錦「ではなぜここでご自身の正体を明かされるのだ!
拙者たちをぬか喜びさせて…「錦えもん!!」
ルフィ殿?」
涙を流す錦えもんが恋歌につかみかかろうとしたが、それをルフィが止めた。
シ「なんかでっかい狛犬みたいなのに乗ってこっちに向かってる
騒ぎはそのままっぽいけど」
ペ「……まぁ無事なら取り敢えずよかった」
それからしばらくしてルフィとローが狛犬に乗って帰ってきた。
『おかえり』
ル「おう!ただいま!」
にこにことしているルフィはきょろきょろと誰かを探している。
ロー「こっちに来い!麦わら屋!」
ル「墓?」
錦えもんたちがまだ20年前から来たと知らないルフィは、錦えもんたちの墓があることに驚き、理由をローに問い詰めている。
ローの悪意のない言葉の選び方でルフィが錦えもんたちが死んだと勘違いし、珍しくルフィが怒っていた。
『ローさんもおかえりなさい』
ロー「…ああ」
ぽん、と頭に手を乗せられ撫でると、少し髪型が崩れかけていることに気づいた。
ロー「恋歌、髪直してやる」
『え?崩れてます?
気をつけてたんだけどな…』
お願いしますとローに背中を向けると、一度髪を解かれた。
横では菊という女性(?)が錦えもんに抱きつき再会を喜んでいる。
ロー「できたぞ」
『あ、ありがとうございます
…ん?』
手先の器用なローは手早く髪を直してくれた。
だが、頭に触ると先ほどまでなかったものがあることに気づく。
それを手に取ってみると桜のモチーフの簪だった。
『え、これ…』
ロー「やる…」
ぶっきらぼうに言い捨ててはいるが、恋歌の反応はちゃんと見ている。
簪を大事そうに握りしめた恋歌にお礼を言われ、簪を渡される。
『もう一度つけてくれますか?』
ロー「ああ」
恋歌から簪を受け取り、髪に挿すと恋歌の動きに合わせて桜が揺れる。
『大事にします』
ロー「そうか」
嬉しそうな恋歌に、ほっとしたローはまだ騒いでいるルフィたちに城に入ろうと声をかけた。
その後ビッグマムのところに行っていた麦わらの一味も合流し、これで全員がワノ国へ集合した。
そしてルフィたちが錦えもんからこの20年かけた討ち入りの話を聞かされ、ルフィが憤慨している。
決戦は今日から二週間後。
鬼ヶ島へ討ち入りが決行される。
ル「よくわかった
バレないことが重要なんだな、うん」
『(…無理だろうなぁ)』
ルフィが静かに潜入をしているところなど想像もできない。
ロー「…おい、恋歌
麦わら屋は来た
お前の話をしろ」
ル「あ、そういやワノ国で会ったら話があるって言ってたな」
『はい…
ルフィにも…話はあるけどまずは…』
恋歌は身体を錦えもんとローのいる方に向け、深く頭を下げた。
『ローさん、錦えもんさんごめんなさい
わたしは…あなたたちに嘘をついていました』
「「?」」
いきなり謝られた2人はなんのことかわかっておらず、首を傾げている。
すっ、と頭を上げた恋歌は手にいつもの仮面と刀を一本出して、自分の前に並べて置いた。
『わたしは…白髭海賊の2番隊隊員である前に…
あなたたちが探していた桜姫という名で指名手配を受けています』
錦「恋歌殿が!?」
ロー「桜姫…?」
麦わらの一味以外は驚きで固まり、恋歌が出した仮面を見る。
それは手配書で見たものと同じだった。
『せっかく探してくれていたのに黙っていてごめんなさい…
わたしは…あなたたちが言うような人助けができる人間ではありません』
錦「し、しかし恋歌殿が本当に桜姫であるなら拙者たちに力を貸してはもらえぬか!?
桜姫であればカイドウを倒して…!『できません』
…な、なぜでござるか!?」
『……カイドウを倒すのはルフィやローさんが必ず成し遂げてくれます
そしてワノ国の開国も…
それを信じたいからわたしはカイドウを倒しません』
錦「そ、それは拙者もルフィ殿とロー殿の力は信じておる!
だが、これに桜姫も加われば作戦は成功率があがるのでござる!!
この20年かけた討ち入りは失敗することは許されぬ!
だから!だからどうか!!」
床に頭を叩きつける勢いで恋歌に土下座をする錦えもんに、恋歌は小さくごめんなさいと告げた。
錦「ではなぜここでご自身の正体を明かされるのだ!
拙者たちをぬか喜びさせて…「錦えもん!!」
ルフィ殿?」
涙を流す錦えもんが恋歌につかみかかろうとしたが、それをルフィが止めた。