パラレル番外
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手を繋いで歩いていると、商人が多いだけあっていろんな人から声をかけられる。
だが、それを全て無視してローはどんどん先に進んでいく。
『あ、ローさん』
ロー「どうした
早かったか?」
ローを引き止めるために手を少し引くとすぐに立ち止まってくれるが、早かったわけではないと首を振る。
『あそこ…学校みたいなんで覗いてみませんか?』
恋歌の指差す先には小さな学校。
小さく授業の声が聞こえるので、この国のことを知るにはいいかもしれないと頷いた。
人気のない場所に入り、ローの能力で学校の裏口へ。
鮮明に聞こえてきた授業の内容は、鎖国、開国、おでんとあかざや九人男、黒炭オロチのことなど。
『すごい嫌われようですね』
ロー「こうやって洗脳してんだろ
錦たちが消えてから20年
あいつらが現れても味方ができねぇように」
『(…弱いからそういうことするんだろうけどね)』
本当にオロチが正しく、尊敬される人物であればこんな洗脳のような授業は必要ない。
20年という時を超える力を信じており、錦えもんたちのことを恐れているからこのような授業が必要になる。
その後しばらく授業を聞いていたが、これ以上のことは話さないだろうと学校から離れることにした。
ロー「やはりこの国ではオロチが正義ということらしいな」
『そうですね
でもこの教育を受けているのは子どもたちだけのようですし、大人たちは事実を知っているのではないですか?
だからゾロたちが集めてくれている侍たちは味方になってくれると』
ロー「そうかもな
だがどこで事実を曲げられてるかもわからねぇ
結局ガキどもを教育してんのも大人だ」
『なるほど
たしかにそうですね
(まぁでもこのオロチって人は大したことなさそう
やっぱりみんなが怖がってるのは後盾のカイドウだよね
カイドウを倒さないとワノ国は平和にならない)』
ロー「この国の現状はだいたい分かった
あとは農園にでも行ってみるか」
『はい』
町人たちの資源の源である農園と呼ばれる場所に行き、そこではおこぼれ町という名の町のことを聞くことができた。
ロー「錦えもんたちが言っていたようにワノ国はカイドウとオロチに牛耳られてるみてぇだな」
『はい
鎖国国家であるワノ国は海軍も簡単に入ることができない隠れ蓑というわけですね』
農園から盗んだリンゴを食べながら、錦えもんたちと落ち合う予定のおでん城跡に戻ることにした。
ロー「カイドウの部下たちも厄介だ
スマイルで悪魔の実の能力者だらけ
戦力は圧倒的に向こうが上だ」
『(悪魔の実か…
本物の悪魔の実ではないからそこまで強くはないかもしれないけど厄介は厄介だよね)』
本物の悪魔の実の劣化版とはいえ、常人より優れた能力をもっていることに変わりはない。
ロー「錦えもんたちが言っていたように桜姫が味方になってくれてたら戦況は違ったんだろうがな」
見つけられるとも思っていない伝説とまで言われた桜姫。
錦えもんたちがそんな存在にすがるのも無理はないと何気なく口にした言葉だったが、それを聞いた恋歌が足を止めて立ち止まる。
ロー「どうした」
『………ローさんも…その人に会ったら…カイドウを倒すために力を貸して欲しいって頼みますか?』
急にどうしたのかと思ったが、少し考えて恋歌から聞かれたことに対して答えるために口を開く。
ロー「…ワノ国の連中に同情はする
桜姫が協力してこの国が平和になるならそれでいい
だが、カイドウを倒すのは俺たちだ
そのために麦わら屋と同盟も組んでる
力を借りるならカイドウを倒す以外のところで借りられたら十分だ」
『(ルフィと同じ…)』
ロー「大体桜姫も慈善事業をしてるわけじゃねぇ
四皇相手に助けてくれって頼んで、すんなり受け入れてもらえるとも思ってねぇしな
それがどうした?」
『いえ…なんでもありません』
もし、ルフィの意思に反してローにカイドウを倒して欲しいと言われていたらどうしていただろうか。
2人の意見が割れることが怖く聞かなかったことが聞けて、恋歌は心が軽くなった気がした。
だが、それを全て無視してローはどんどん先に進んでいく。
『あ、ローさん』
ロー「どうした
早かったか?」
ローを引き止めるために手を少し引くとすぐに立ち止まってくれるが、早かったわけではないと首を振る。
『あそこ…学校みたいなんで覗いてみませんか?』
恋歌の指差す先には小さな学校。
小さく授業の声が聞こえるので、この国のことを知るにはいいかもしれないと頷いた。
人気のない場所に入り、ローの能力で学校の裏口へ。
鮮明に聞こえてきた授業の内容は、鎖国、開国、おでんとあかざや九人男、黒炭オロチのことなど。
『すごい嫌われようですね』
ロー「こうやって洗脳してんだろ
錦たちが消えてから20年
あいつらが現れても味方ができねぇように」
『(…弱いからそういうことするんだろうけどね)』
本当にオロチが正しく、尊敬される人物であればこんな洗脳のような授業は必要ない。
20年という時を超える力を信じており、錦えもんたちのことを恐れているからこのような授業が必要になる。
その後しばらく授業を聞いていたが、これ以上のことは話さないだろうと学校から離れることにした。
ロー「やはりこの国ではオロチが正義ということらしいな」
『そうですね
でもこの教育を受けているのは子どもたちだけのようですし、大人たちは事実を知っているのではないですか?
だからゾロたちが集めてくれている侍たちは味方になってくれると』
ロー「そうかもな
だがどこで事実を曲げられてるかもわからねぇ
結局ガキどもを教育してんのも大人だ」
『なるほど
たしかにそうですね
(まぁでもこのオロチって人は大したことなさそう
やっぱりみんなが怖がってるのは後盾のカイドウだよね
カイドウを倒さないとワノ国は平和にならない)』
ロー「この国の現状はだいたい分かった
あとは農園にでも行ってみるか」
『はい』
町人たちの資源の源である農園と呼ばれる場所に行き、そこではおこぼれ町という名の町のことを聞くことができた。
ロー「錦えもんたちが言っていたようにワノ国はカイドウとオロチに牛耳られてるみてぇだな」
『はい
鎖国国家であるワノ国は海軍も簡単に入ることができない隠れ蓑というわけですね』
農園から盗んだリンゴを食べながら、錦えもんたちと落ち合う予定のおでん城跡に戻ることにした。
ロー「カイドウの部下たちも厄介だ
スマイルで悪魔の実の能力者だらけ
戦力は圧倒的に向こうが上だ」
『(悪魔の実か…
本物の悪魔の実ではないからそこまで強くはないかもしれないけど厄介は厄介だよね)』
本物の悪魔の実の劣化版とはいえ、常人より優れた能力をもっていることに変わりはない。
ロー「錦えもんたちが言っていたように桜姫が味方になってくれてたら戦況は違ったんだろうがな」
見つけられるとも思っていない伝説とまで言われた桜姫。
錦えもんたちがそんな存在にすがるのも無理はないと何気なく口にした言葉だったが、それを聞いた恋歌が足を止めて立ち止まる。
ロー「どうした」
『………ローさんも…その人に会ったら…カイドウを倒すために力を貸して欲しいって頼みますか?』
急にどうしたのかと思ったが、少し考えて恋歌から聞かれたことに対して答えるために口を開く。
ロー「…ワノ国の連中に同情はする
桜姫が協力してこの国が平和になるならそれでいい
だが、カイドウを倒すのは俺たちだ
そのために麦わら屋と同盟も組んでる
力を借りるならカイドウを倒す以外のところで借りられたら十分だ」
『(ルフィと同じ…)』
ロー「大体桜姫も慈善事業をしてるわけじゃねぇ
四皇相手に助けてくれって頼んで、すんなり受け入れてもらえるとも思ってねぇしな
それがどうした?」
『いえ…なんでもありません』
もし、ルフィの意思に反してローにカイドウを倒して欲しいと言われていたらどうしていただろうか。
2人の意見が割れることが怖く聞かなかったことが聞けて、恋歌は心が軽くなった気がした。