パラレル番外
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?恋歌たちが眠ってから数時間後。
交代の時間が来たので3人は2人を起こしにおでん城の中へ。
気まずいことになっていたらどうしようかとそっと覗いたが、一緒に寝ているだけだったのでとりあえずはほっと息をついた。
ベ「キャプテン
交代の時間だよ」
ロー「…ああ」
『…ん?』
ベポがローを揺らして起こし、ローが動いたので腕枕をされていた恋歌も目を覚ました。
『交代ですか?』
ロー「ああ、行くぞ」
『あ、はい』
すたすたと先に行ってしまったローを、敷いていた着物を持って早足で追いかけて行った。
ペ「なんだかんだうまくいってんのかな」
シ「さぁ?
恋歌もキャプテンのこと嫌いじゃなさそうだけど」
ベ「俺は2人とも好きだ」
ペ「…お前はそれでいいよ」
慣れない着物で早歩きをしていると、城を出た先でローが待っていてくれた。
ロー「歩きにくそうだな」
『そうですね
わたしはもう少し足が動かしやすい服が好きです』
ロー「お前の服は…丈が短い」
『あれは船のナースさんたちが考えてくれたんです
丈夫な素材みたいで』
ロー「……そうか」
特に服にこだわりがなさそうであれば変えたほうがいいんじゃないかと言おうかと思っていたが、嬉しそうにナースが考えてくれたと言うので言えなくなった。
ロー「恋歌は寝てていいぞ」
『いえ、わたしも起きてます』
手ごろな場所に腰を下ろしたローの横に恋歌も座り、ふと空を見上げると星がよく見えた。
『今はこんなに静かでもここに四皇がいるんですよね』
ロー「ああ
恋歌は…戦えるのか?」
これはローが気になっていたことで聞けなかったことの一つ。
いくら白髭に所属しているとはいえ、小柄で華奢な恋歌が武器もなしにどう過ごしているのか気になっていた。
『戦えますよ
でも戦うには条件があるんです』
ロー「条件?」
『はい
それも…近いうちにわかります』
悪魔の実の能力者でもなさそうな恋歌が条件付きでしか戦えない意味がわからなかったが、それ以上詮索して欲しくなさそうな雰囲気だったのでこれ以上聞かないようにした。
『…もう少しそっちに行ってもいいですか?』
ロー「ああ」
すでに近くに隣り合って座っていたが、恋歌が少し動いてお互いの腕が当たる距離に近づく。
腕が当たると肩を抱き寄せてくれたので、頭をローの肩に預けた。
『(…やっぱりこの気持ちはローさんにだけか……)』
そばにいる時に感じる安心感も、いつもより早く脈うつ心臓も、触れられて嬉しいと思う感情も、離れたくないという気持ちも何もかも。
家族や友人といる時にはなかった感覚。
この感情の名前も、どの世界でもある感情だということもわかっている。
『(やっぱり近づいちゃダメな人だったな…)』
ロー「どうした?
眠いなら寝ていい」
『いえ、大丈夫です
一緒に起きてます』
残り少ないかもしれないローとの時間を無駄にしないために。
見張りを始めてから数時間後、陽が昇り近くに見える街も人が少しずつ増えてきた。
ロー「よし、俺たちもそろそろ準備するか
あいつら起こすぞ」
『はい』
おでん城の中で眠っている3人を起こし話し合いの末、二手に分かれることになった。
ロー「夜には錦えもんもここに来るはずだ
それまでにこの国の現状を俺たちで偵察と博羅町の見張りをする」
ペ「ベポは目立つから見張りの方がいいっすよね」
ベ「すいません…」
ミンク族であるベポはいるだけで目立つ。
情報収集等には向かないだろうとわかっていた。
シ「じゃあ俺ら3人で博羅町の見張りするんで、2人で偵察してきてくださいよ」
ロー「それが良さそうだな」
『みなさんがそれでいいならわたしは大丈夫です』
ペ「じゃあ決まりだ」
交代の時間が来たので3人は2人を起こしにおでん城の中へ。
気まずいことになっていたらどうしようかとそっと覗いたが、一緒に寝ているだけだったのでとりあえずはほっと息をついた。
ベ「キャプテン
交代の時間だよ」
ロー「…ああ」
『…ん?』
ベポがローを揺らして起こし、ローが動いたので腕枕をされていた恋歌も目を覚ました。
『交代ですか?』
ロー「ああ、行くぞ」
『あ、はい』
すたすたと先に行ってしまったローを、敷いていた着物を持って早足で追いかけて行った。
ペ「なんだかんだうまくいってんのかな」
シ「さぁ?
恋歌もキャプテンのこと嫌いじゃなさそうだけど」
ベ「俺は2人とも好きだ」
ペ「…お前はそれでいいよ」
慣れない着物で早歩きをしていると、城を出た先でローが待っていてくれた。
ロー「歩きにくそうだな」
『そうですね
わたしはもう少し足が動かしやすい服が好きです』
ロー「お前の服は…丈が短い」
『あれは船のナースさんたちが考えてくれたんです
丈夫な素材みたいで』
ロー「……そうか」
特に服にこだわりがなさそうであれば変えたほうがいいんじゃないかと言おうかと思っていたが、嬉しそうにナースが考えてくれたと言うので言えなくなった。
ロー「恋歌は寝てていいぞ」
『いえ、わたしも起きてます』
手ごろな場所に腰を下ろしたローの横に恋歌も座り、ふと空を見上げると星がよく見えた。
『今はこんなに静かでもここに四皇がいるんですよね』
ロー「ああ
恋歌は…戦えるのか?」
これはローが気になっていたことで聞けなかったことの一つ。
いくら白髭に所属しているとはいえ、小柄で華奢な恋歌が武器もなしにどう過ごしているのか気になっていた。
『戦えますよ
でも戦うには条件があるんです』
ロー「条件?」
『はい
それも…近いうちにわかります』
悪魔の実の能力者でもなさそうな恋歌が条件付きでしか戦えない意味がわからなかったが、それ以上詮索して欲しくなさそうな雰囲気だったのでこれ以上聞かないようにした。
『…もう少しそっちに行ってもいいですか?』
ロー「ああ」
すでに近くに隣り合って座っていたが、恋歌が少し動いてお互いの腕が当たる距離に近づく。
腕が当たると肩を抱き寄せてくれたので、頭をローの肩に預けた。
『(…やっぱりこの気持ちはローさんにだけか……)』
そばにいる時に感じる安心感も、いつもより早く脈うつ心臓も、触れられて嬉しいと思う感情も、離れたくないという気持ちも何もかも。
家族や友人といる時にはなかった感覚。
この感情の名前も、どの世界でもある感情だということもわかっている。
『(やっぱり近づいちゃダメな人だったな…)』
ロー「どうした?
眠いなら寝ていい」
『いえ、大丈夫です
一緒に起きてます』
残り少ないかもしれないローとの時間を無駄にしないために。
見張りを始めてから数時間後、陽が昇り近くに見える街も人が少しずつ増えてきた。
ロー「よし、俺たちもそろそろ準備するか
あいつら起こすぞ」
『はい』
おでん城の中で眠っている3人を起こし話し合いの末、二手に分かれることになった。
ロー「夜には錦えもんもここに来るはずだ
それまでにこの国の現状を俺たちで偵察と博羅町の見張りをする」
ペ「ベポは目立つから見張りの方がいいっすよね」
ベ「すいません…」
ミンク族であるベポはいるだけで目立つ。
情報収集等には向かないだろうとわかっていた。
シ「じゃあ俺ら3人で博羅町の見張りするんで、2人で偵察してきてくださいよ」
ロー「それが良さそうだな」
『みなさんがそれでいいならわたしは大丈夫です』
ペ「じゃあ決まりだ」