パラレル番外
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着物騒動からは順調に航海し、ベポの予想通り夜にワノ国へ到着した。
固まっていては見つかる可能性が高くなるので、船の中で話した通り各々自分の役割を果たすために、散り散りになった。
ロー「俺たちも行くぞ」
『はい』
「「「アイアイ、キャプテン!!」」」
恋歌はロー、ベポ、ペンギン、シャチと一緒に行動することになっている。
今日は本拠地となるおでん城跡に泊まり、翌朝から偵察及び情報収集を開始することにした。
錦えもんからおでん城の場所は聞いており、少し遠いが徒歩で向かう。
『(これがワノ国…
たしかに…強い人がたくさんいる
この人たちにルフィたちが勝てるかどうか…)』
四皇カイドウの気配以外にも強そうな気配がたくさんある。
これら全てを倒さなければワノ国は平和にはならないだろう。
それをわかってはいるが恋歌にカイドウを…敵を自ら倒すという選択肢はない。
ロー「どうした
疲れたか?」
慣れない服装で疲れたのかと先を歩く3人もローも足を止めて恋歌を確認してくれている。
『いえ、大丈夫です
すいません』
この優しい人たちが傷つくところを見たくないとは思う。
けれどそれはここが新世界であり、彼らが海賊である以上無理なことはわかっている。
それに自分の正体を告げた時、こうやってそばにいてくれるかどうかはわからない。
『(明日か明後日には連絡くるかな…)』
おでん城跡にたどり着いたが、そこには焼け落ちた城。
そして先ほどまで行動を共にしていた者たちの墓があった。
ペ「ほんとに過去から来たってことっすかね…」
ロー「さぁな
実はあいつらは亡霊で俺たちはおびき寄せられたのかもしれねぇ」
シ「えー、冗談でもやめてくださいよ」
ロー「亡霊なんているわけねぇだろ
…で、お前はなにしてる」
『え!?』
墓の意味はわからないが誰もローの言うことを信じていなかった。
だが、ローの着物をしっかり握っている恋歌は、きょろきょろと辺りを見渡している。
ベ「恋歌…もしかして怖いの?」
『そ、そりゃあ…
苦手なんです…そういう怖いの…』
ベ「大丈夫!幽霊なんかいないって!」
『いますよ!』
ペ「あー、はいはい
わかったって
じゃあ恋歌はキャプテンにそばにいてもらいな
亡霊だって追い払ってくれるさ」
シ「どの道見張りがいるから全員は寝れない
恋歌は見張りはキャプテンとしてくれたらいい
俺たちは交代でやるから」
たしかに敵陣の中で全員で眠るのは得策とは言えない。
ぐいぐいと背中を押され、ローと一緒におでん城の中へ。
2人を押し込んで3人は見張りをするためにすぐさま出て行ってしまった。
ロー「俺たちも順番がきたら見張りをするからな
今のうちに寝ておくぞ」
『あ、はい』
まだ着物を握られたままのローは特に離せと言うこともなく、2人が寝られそうな場所を探す。
ロー「このあたりなら何か崩れてくることもねぇだろ」
『そう…ですね』
ロー「…恋歌、さっきのは冗談だ
錦えもんたちは生きた人間で間違いねぇ」
亡霊の話から元気のなくなった恋歌を慰めるように頭を撫でてやるが、しょんぼりとした雰囲気は直らない。
『あの…』
ロー「なんだ」
『その…見張りの時間まで一緒にいてもらえますか?』
ロー「ああ、いてやる
だから安心しろ」
不安そうな恋歌を見て断れるわけもなく、あっさりいいと言ってしまった。
ここは敵地で仲間たちもすぐそこにいるというのに。
ロー「恋歌、手を離せ」
恋歌に握られている肩からかけた着物を脱ぎ、2人が横になれそうな場所へ広げる。
ロー「この上で寝ろ
寝心地は良くねぇだろうがな」
板の上に着物をひいただけの寝床。
『で、でも…』
これではローの着物が汚れてしまうのではと躊躇うが、ローが先に寝転んでしまった。
ロー「いいから来い」
『はい…』
遠慮がちにゆっくりとローの横へ寝転ぶ。
ロー「腕は?」
いつものように腕枕がいるかを聞いてくれたので、小さく頷くと腕を出してくれたので、そこに頭を乗せた。
ロー「見張りの時間になれば起こす
しっかり寝とけ」
『はい
おやすみなさい』
ロー「ああ」
固まっていては見つかる可能性が高くなるので、船の中で話した通り各々自分の役割を果たすために、散り散りになった。
ロー「俺たちも行くぞ」
『はい』
「「「アイアイ、キャプテン!!」」」
恋歌はロー、ベポ、ペンギン、シャチと一緒に行動することになっている。
今日は本拠地となるおでん城跡に泊まり、翌朝から偵察及び情報収集を開始することにした。
錦えもんからおでん城の場所は聞いており、少し遠いが徒歩で向かう。
『(これがワノ国…
たしかに…強い人がたくさんいる
この人たちにルフィたちが勝てるかどうか…)』
四皇カイドウの気配以外にも強そうな気配がたくさんある。
これら全てを倒さなければワノ国は平和にはならないだろう。
それをわかってはいるが恋歌にカイドウを…敵を自ら倒すという選択肢はない。
ロー「どうした
疲れたか?」
慣れない服装で疲れたのかと先を歩く3人もローも足を止めて恋歌を確認してくれている。
『いえ、大丈夫です
すいません』
この優しい人たちが傷つくところを見たくないとは思う。
けれどそれはここが新世界であり、彼らが海賊である以上無理なことはわかっている。
それに自分の正体を告げた時、こうやってそばにいてくれるかどうかはわからない。
『(明日か明後日には連絡くるかな…)』
おでん城跡にたどり着いたが、そこには焼け落ちた城。
そして先ほどまで行動を共にしていた者たちの墓があった。
ペ「ほんとに過去から来たってことっすかね…」
ロー「さぁな
実はあいつらは亡霊で俺たちはおびき寄せられたのかもしれねぇ」
シ「えー、冗談でもやめてくださいよ」
ロー「亡霊なんているわけねぇだろ
…で、お前はなにしてる」
『え!?』
墓の意味はわからないが誰もローの言うことを信じていなかった。
だが、ローの着物をしっかり握っている恋歌は、きょろきょろと辺りを見渡している。
ベ「恋歌…もしかして怖いの?」
『そ、そりゃあ…
苦手なんです…そういう怖いの…』
ベ「大丈夫!幽霊なんかいないって!」
『いますよ!』
ペ「あー、はいはい
わかったって
じゃあ恋歌はキャプテンにそばにいてもらいな
亡霊だって追い払ってくれるさ」
シ「どの道見張りがいるから全員は寝れない
恋歌は見張りはキャプテンとしてくれたらいい
俺たちは交代でやるから」
たしかに敵陣の中で全員で眠るのは得策とは言えない。
ぐいぐいと背中を押され、ローと一緒におでん城の中へ。
2人を押し込んで3人は見張りをするためにすぐさま出て行ってしまった。
ロー「俺たちも順番がきたら見張りをするからな
今のうちに寝ておくぞ」
『あ、はい』
まだ着物を握られたままのローは特に離せと言うこともなく、2人が寝られそうな場所を探す。
ロー「このあたりなら何か崩れてくることもねぇだろ」
『そう…ですね』
ロー「…恋歌、さっきのは冗談だ
錦えもんたちは生きた人間で間違いねぇ」
亡霊の話から元気のなくなった恋歌を慰めるように頭を撫でてやるが、しょんぼりとした雰囲気は直らない。
『あの…』
ロー「なんだ」
『その…見張りの時間まで一緒にいてもらえますか?』
ロー「ああ、いてやる
だから安心しろ」
不安そうな恋歌を見て断れるわけもなく、あっさりいいと言ってしまった。
ここは敵地で仲間たちもすぐそこにいるというのに。
ロー「恋歌、手を離せ」
恋歌に握られている肩からかけた着物を脱ぎ、2人が横になれそうな場所へ広げる。
ロー「この上で寝ろ
寝心地は良くねぇだろうがな」
板の上に着物をひいただけの寝床。
『で、でも…』
これではローの着物が汚れてしまうのではと躊躇うが、ローが先に寝転んでしまった。
ロー「いいから来い」
『はい…』
遠慮がちにゆっくりとローの横へ寝転ぶ。
ロー「腕は?」
いつものように腕枕がいるかを聞いてくれたので、小さく頷くと腕を出してくれたので、そこに頭を乗せた。
ロー「見張りの時間になれば起こす
しっかり寝とけ」
『はい
おやすみなさい』
ロー「ああ」