パラレル番外
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?そしてほぼ全員が着物姿になり最後に残ったのはベポと遊んでいた恋歌。
錦「たしか恋歌殿はロー殿と一緒に行動でござったな」
『はい』
錦「であれば町娘風で…ん?なんでござるか雷ぞう」
錦えもんが構えようとしたところに、雷ぞうが錦えもんに話しかけ、こそこそと何かを相談している。
『なんでしょう?』
ロー「さぁな
……なんだ」
さり気なく横にいてくれるローの服装は既に着物。
その姿をじっと見て、いつものように笑った恋歌にローは心臓が縮んだ感覚がした。
『着物似合いますね
かっこいいです』
ロー「………そうか」
(照れてる)
(照れてるな)
(照れてるわ)
帽子を目深にかぶって恋歌から視線を逸らしたローの顔が少し赤いことに誰もが気づいていたが誰も口には出さなかった。
錦「では恋歌殿お待たせ致した」
錦えもんと雷ぞうの話が終わると早速という風に葉っぱを頭に乗せられた。
錦「ゆくぞ!フクフクの術!!
ドロン!!」
「「「!!」」」
『…え!///』
ロビ「あらあら」
錦「おおー!これぞワノ国の町娘!!」
雷「由緒正しき町娘の装いとはこのこと」
ロー「………」
錦えもんが変えた恋歌の着物は、恋歌が思っていた町娘風とは程遠いものだった。
着物は桜色で帯は赤。
それ自体はいいのだが、布の面積が他より少ない。
がっつり開いた肩と胸。
いつも履いているスカートより短い丈。
喜んでいるのは錦えもんと雷ぞうだけで、服が変わった瞬間に近くにいたローの後ろに隠れた恋歌は、誰にも見られたくないので、ローが肩に羽織っている着物にくるまりそうな勢いだ。
ロー「恋歌、手離せ」
『え、でも…』
ロー「いいから」
渋々ローの着物から手を離すと、羽織っていた着物をちゃんと着せてくれた。
『ありがとうございます…』
ロー「おい、お前ら本当にこれが町娘の装いなんだろうな?」
錦「こ、これは雷ぞうが恋歌殿のこういった装いを見たいと言ったので従ったまで!」
雷「な、なにを!
最終的にこの装いにしたのは貴様であろう!」
ローに睨み付けられた錦えもんと雷ぞうは、顔を真っ青にしてお互いに罪をなすりつけあっている。
ウ「恋歌、頼むから落ち着いてくれよ
船が壊れたら俺たちも終わりだ」
『そ、そこまでは動揺してないけど…』
ロビ「あら、可愛いかったわよ?」
錦「しかし恋歌殿も小柄な割になかなかの…「ベポ」」
ベ「あ、アイアイ、キャプテン!!」
下品な顔をして恋歌を見ていたので、ローに命じられたベポに錦えもんと雷ぞうは頭にひとつずつたんこぶをつくられた。
ロー「次同じことやったら海に落とすぞ」
錦「わ、わかっておる!
ちょっとした遊び心であったが…」
大きなたんこぶをつくった錦えもんは、また恋歌の頭の上に葉っぱを乗せた。
錦「では改めて!ドロン!」
『おー』
今度はちゃんとした着物になり、桜色の着物に赤い帯、花も桜。
ウ「こりゃあ…偶然か…?」
ロビ「ふふ、いいじゃない
似合ってるんだから」
桜姫と知らない錦えもんが、恋歌に桜を模した着物を選んだことは偶然か必然か。
ロビ「恋歌、よければ髪を結ってあげましょうか?」
『え、いいの?』
ロビ「もちろんよ」
いつも下ろしたままの腰まである金髪を、ロビンが結ってくれることになったので、ロビンに背中を向ける。
ロビ「恋歌の髪はいつ見ても綺麗ね」
『そうかな
色は気に入ってるんだよね』
ロビ「ええ、とても綺麗な金色よね
ね?トラ男くん」
ロー「……ああ」
なぜかロビンがローに同意を求めると、少し間が空いて返事が返ってきた。
ロビ「トラ男くんはどんな髪型が好き?」
ロー「なぜ俺に聞く
恋歌がしたいのにしろ」
ロビ「ふふ、それもそうね
恋歌はどんなのがいいの?」
『えーと…あんまり髪の毛まとめたりしたことないから一度してみたいかも』
ロビ「任せて
ほら、トラ男くんもよく見てて」
ロー「………」
いつもは何もせず下ろしたまま、何かを変えたとしても出かけるときにたまにひとつにまとめる程度。
髪の色は気に入っているが、髪型にこだわりはない。
ロビンの手がするすると恋歌の髪を編んでいき、それをなぜかローがじっと見つめている。
数分後、完成したのは三つ編みをいくつか組み合わせたアップスタイルの髪型。
『なんか首元がすーすーするね』
ロビ「そうね」
鏡を渡されて髪型を確認している恋歌ははじめての着物と髪型に嬉しそうにしている。
『ありがとう!』
ロビ「どういたしまして
トラ男くんも覚えたからやってもらえるわよ」
『え、これ見ただけで覚えちゃったんですか?』
ロー「…そんなに難しくねぇから恋歌でもできる」
『いや、わたし不器用なんですよ』
ロビ「ワノ国でもし髪が崩れたらトラ男くんに直してもらうといいわ」
『あ、そうか
なるべく大人しくしてないと…
着物も動きにくいし…』
一緒に行動するからロビンの手元を見てくれていたのかと一人で納得していたが、実際は違う。
ロビンはローに恋歌の髪を触る機会を与え、それを理解したローは黙って手ほどきを受けた。
ロビ「恋歌のこと頼むわね
いろいろと」
ロー「…わかってる」
錦「たしか恋歌殿はロー殿と一緒に行動でござったな」
『はい』
錦「であれば町娘風で…ん?なんでござるか雷ぞう」
錦えもんが構えようとしたところに、雷ぞうが錦えもんに話しかけ、こそこそと何かを相談している。
『なんでしょう?』
ロー「さぁな
……なんだ」
さり気なく横にいてくれるローの服装は既に着物。
その姿をじっと見て、いつものように笑った恋歌にローは心臓が縮んだ感覚がした。
『着物似合いますね
かっこいいです』
ロー「………そうか」
(照れてる)
(照れてるな)
(照れてるわ)
帽子を目深にかぶって恋歌から視線を逸らしたローの顔が少し赤いことに誰もが気づいていたが誰も口には出さなかった。
錦「では恋歌殿お待たせ致した」
錦えもんと雷ぞうの話が終わると早速という風に葉っぱを頭に乗せられた。
錦「ゆくぞ!フクフクの術!!
ドロン!!」
「「「!!」」」
『…え!///』
ロビ「あらあら」
錦「おおー!これぞワノ国の町娘!!」
雷「由緒正しき町娘の装いとはこのこと」
ロー「………」
錦えもんが変えた恋歌の着物は、恋歌が思っていた町娘風とは程遠いものだった。
着物は桜色で帯は赤。
それ自体はいいのだが、布の面積が他より少ない。
がっつり開いた肩と胸。
いつも履いているスカートより短い丈。
喜んでいるのは錦えもんと雷ぞうだけで、服が変わった瞬間に近くにいたローの後ろに隠れた恋歌は、誰にも見られたくないので、ローが肩に羽織っている着物にくるまりそうな勢いだ。
ロー「恋歌、手離せ」
『え、でも…』
ロー「いいから」
渋々ローの着物から手を離すと、羽織っていた着物をちゃんと着せてくれた。
『ありがとうございます…』
ロー「おい、お前ら本当にこれが町娘の装いなんだろうな?」
錦「こ、これは雷ぞうが恋歌殿のこういった装いを見たいと言ったので従ったまで!」
雷「な、なにを!
最終的にこの装いにしたのは貴様であろう!」
ローに睨み付けられた錦えもんと雷ぞうは、顔を真っ青にしてお互いに罪をなすりつけあっている。
ウ「恋歌、頼むから落ち着いてくれよ
船が壊れたら俺たちも終わりだ」
『そ、そこまでは動揺してないけど…』
ロビ「あら、可愛いかったわよ?」
錦「しかし恋歌殿も小柄な割になかなかの…「ベポ」」
ベ「あ、アイアイ、キャプテン!!」
下品な顔をして恋歌を見ていたので、ローに命じられたベポに錦えもんと雷ぞうは頭にひとつずつたんこぶをつくられた。
ロー「次同じことやったら海に落とすぞ」
錦「わ、わかっておる!
ちょっとした遊び心であったが…」
大きなたんこぶをつくった錦えもんは、また恋歌の頭の上に葉っぱを乗せた。
錦「では改めて!ドロン!」
『おー』
今度はちゃんとした着物になり、桜色の着物に赤い帯、花も桜。
ウ「こりゃあ…偶然か…?」
ロビ「ふふ、いいじゃない
似合ってるんだから」
桜姫と知らない錦えもんが、恋歌に桜を模した着物を選んだことは偶然か必然か。
ロビ「恋歌、よければ髪を結ってあげましょうか?」
『え、いいの?』
ロビ「もちろんよ」
いつも下ろしたままの腰まである金髪を、ロビンが結ってくれることになったので、ロビンに背中を向ける。
ロビ「恋歌の髪はいつ見ても綺麗ね」
『そうかな
色は気に入ってるんだよね』
ロビ「ええ、とても綺麗な金色よね
ね?トラ男くん」
ロー「……ああ」
なぜかロビンがローに同意を求めると、少し間が空いて返事が返ってきた。
ロビ「トラ男くんはどんな髪型が好き?」
ロー「なぜ俺に聞く
恋歌がしたいのにしろ」
ロビ「ふふ、それもそうね
恋歌はどんなのがいいの?」
『えーと…あんまり髪の毛まとめたりしたことないから一度してみたいかも』
ロビ「任せて
ほら、トラ男くんもよく見てて」
ロー「………」
いつもは何もせず下ろしたまま、何かを変えたとしても出かけるときにたまにひとつにまとめる程度。
髪の色は気に入っているが、髪型にこだわりはない。
ロビンの手がするすると恋歌の髪を編んでいき、それをなぜかローがじっと見つめている。
数分後、完成したのは三つ編みをいくつか組み合わせたアップスタイルの髪型。
『なんか首元がすーすーするね』
ロビ「そうね」
鏡を渡されて髪型を確認している恋歌ははじめての着物と髪型に嬉しそうにしている。
『ありがとう!』
ロビ「どういたしまして
トラ男くんも覚えたからやってもらえるわよ」
『え、これ見ただけで覚えちゃったんですか?』
ロー「…そんなに難しくねぇから恋歌でもできる」
『いや、わたし不器用なんですよ』
ロビ「ワノ国でもし髪が崩れたらトラ男くんに直してもらうといいわ」
『あ、そうか
なるべく大人しくしてないと…
着物も動きにくいし…』
一緒に行動するからロビンの手元を見てくれていたのかと一人で納得していたが、実際は違う。
ロビンはローに恋歌の髪を触る機会を与え、それを理解したローは黙って手ほどきを受けた。
ロビ「恋歌のこと頼むわね
いろいろと」
ロー「…わかってる」