パラレル番外
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恋歌とネコマムシの話がひと段落したところで、改めてくじらから下りはじめる。
ネコマムシは部下を連れて白髭の元へ、錦えもんたちは一度ワノ国へ戻る。
錦えもんのビブルカードを作り、各々準備を整えてからワノ国へ集合となった。
そしてくじらから降りるとミンク族が雷ぞうの無事と、2人の王の手打ち、そして無事落ち合えた光月家に対し、宴を開くと盛り上がっている。
ロー「ここにいるより白髭の船に帰った方が安全じゃねぇのか?」
『…まぁ、それはそうですね
でも色々考えた結果これが一番いい方法なんです』
周りが宴だと盛り上がり、ルフィたちがサンジを迎えに行くメンバーを選んでいる間に、先ほどの恋歌の回答に疑問を持ったローが恋歌に直接尋ねにきた。
ロー「相手は四皇だ
俺は白髭に帰ることを勧めるが…」
『ありがとうございます
でもわたしはわたしができることをしたいんです』
ロー「……お前、!!」
ローは恋歌に白髭にいてもらった方が安心できると伝えたかった。
けれど、恋歌の表情を見てそれを伝えたところでこの意見は変わらないだろうという確信があった。
白髭に戻すことは諦めて次に言いたいことを言おうとすると、ゾウ全体が傾くほどの揺れが起こった。
ロー「ちっ!」
『えっ!』
建物が崩れ人々が流されないように木々にしがみついていると、ローは恋歌の腰を掴んで自分にしがみつかせ、反対の手で近くの木を掴んだ。
『あ、あの…ローさん』
ロー「あ?」
『助けてもらってなんですけど…わたし飛べるから大丈夫ですよ?』
ロー「………」
恋歌が飛べることを忘れていたローは、無意識に助けてしまったらしい。
今朝のことを思い出して、近すぎる距離に緊張する恋歌は離してほしいようだが、今更離すのもどうかと思ったローは離してくれそうにない。
ロー「飛べたとしてもなにかが倒れてきたり降ってきたりしたらどうすんだ
大人しくしてろ
ちゃんと俺に掴まれ、支えにくい」
『……で、でも』
善意で言ってくれているのがわかるため無下にできない。
数秒考えた後、ぎゅっとローに抱きついた。
『ローさんが危なかったらわたしを離して下さいね?』
ロー「あ、ああ…」
こんなにあっさり抱きついてくるとは思わず、抱きつかれた時に感じた恋歌の身体の柔らかさに、一瞬で今朝のことが蘇ってきた。
ロー「(くそっ…)」
思い出してしまったが最後、恋歌を意識せずにはいられなくなってしまったが離れることもできない。
この緊急事態の中恋歌の匂いすら感じとれる気もしてきた。
『(これ…誰かが象に攻撃してるのか…
大砲の音と……海に強い人がいる)』
気配と音でこの揺れの原因がわかり、どうするべきかを考える。
このまま象が倒れてしまっては全員が海に沈む。
モモ「負けるなゾウ!倒れてはならぬ!!
ジャックを追い払ってくれー!!!」
モモの助の声が聞こえた直後、ゾウが足元にいるジャックが乗る船を鼻で破壊した。
『おさまりましたね…』
ロー「ああ」
先ほどまでの揺れが嘘のように急に静まり返る。
『あ、あの…手を…離してもらえますか?』
ロー「………」
揺れがおさまって恋歌を離すことを忘れていたローは、恋歌に言われてぱっと手を離した。
『あ、ありがとうございました』
ロー「いや…気にするな」
まさかひっつかれている間、邪な記憶が蘇っていたとも言えず、心臓を落ち着かせるために別のことを考えようとしている。
『そういえば今朝のこと……有耶無耶になっちゃってましたね…』
手を離された時の感覚が素っ気なく感じたため、今朝のことを気にしているのかと思い、少し悲しくなった恋歌は今朝のことを解決するために話題に出した。
ロー「ああ…」
『わたし…その…忘れるんで…』
ロー「は?」
『ローさんも覚えてない無意識の時のことですし、わたしももう気にしてません
だからその…お互いになかったことに…』
ロー「お前は……忘れたい記憶だしな」
『え?いや、そういうわけではないですけど…』
酔った時のことなど気にしなくていいと伝えたつもりだったが、ローはものすごく不機嫌そうに恋歌から視線を逸らして背を向けた。
『あの…』
ロー「俺が悪かったのは認める
だが俺は……あれをなかったことにはしねぇ」
『え…』
チ「恋歌ー!ちょっと一緒に来てくれ!」
何か気に触ることでも言ってしまったのかと、背を向けられてしまったローに話しかけようとしたが、チョッパーに呼ばれてしまった。
『あの、後で…』
ロー「ああ」
取り敢えず返事をしてくれたことにほっとし、チョッパーの元へ。
チ「恋歌ごめんな
ルフィから許可はもらってるから」
『ううん、いいよ』
チョッパーと向かった先は先程ゾウがジャックに攻撃された場所。
チョッパーを抱え、一緒に象の怪我を治療しにきている。
チ「痛そうだ…恋歌、頼んでいいか?」
『うん』
象の足に手をかざして時間を巻き戻す。
数秒後には象の足は元どおりになっていた。
チ「恋歌がいれば医者はいらなくなるなー」
『そんなことないよ
わたしだって永遠は生きられない
わたしが死んだら必要になるのはお医者さんだよ』
チ「そうだけど…
ルフィには恋歌がいる
俺はいなくてもいいんじゃないかって、時々思うんだ」
『……じゃあ聞くけど、チョッパーが仲間に入ってからルフィが怪我の治療でわたしを呼び出したことあった?』
チ「……あ」
『ふふ、そういうことだよ』
そっか、と嬉しそうに笑うチョッパーの頭を撫でてみんなの待つクラウ都へ。
ネコマムシは部下を連れて白髭の元へ、錦えもんたちは一度ワノ国へ戻る。
錦えもんのビブルカードを作り、各々準備を整えてからワノ国へ集合となった。
そしてくじらから降りるとミンク族が雷ぞうの無事と、2人の王の手打ち、そして無事落ち合えた光月家に対し、宴を開くと盛り上がっている。
ロー「ここにいるより白髭の船に帰った方が安全じゃねぇのか?」
『…まぁ、それはそうですね
でも色々考えた結果これが一番いい方法なんです』
周りが宴だと盛り上がり、ルフィたちがサンジを迎えに行くメンバーを選んでいる間に、先ほどの恋歌の回答に疑問を持ったローが恋歌に直接尋ねにきた。
ロー「相手は四皇だ
俺は白髭に帰ることを勧めるが…」
『ありがとうございます
でもわたしはわたしができることをしたいんです』
ロー「……お前、!!」
ローは恋歌に白髭にいてもらった方が安心できると伝えたかった。
けれど、恋歌の表情を見てそれを伝えたところでこの意見は変わらないだろうという確信があった。
白髭に戻すことは諦めて次に言いたいことを言おうとすると、ゾウ全体が傾くほどの揺れが起こった。
ロー「ちっ!」
『えっ!』
建物が崩れ人々が流されないように木々にしがみついていると、ローは恋歌の腰を掴んで自分にしがみつかせ、反対の手で近くの木を掴んだ。
『あ、あの…ローさん』
ロー「あ?」
『助けてもらってなんですけど…わたし飛べるから大丈夫ですよ?』
ロー「………」
恋歌が飛べることを忘れていたローは、無意識に助けてしまったらしい。
今朝のことを思い出して、近すぎる距離に緊張する恋歌は離してほしいようだが、今更離すのもどうかと思ったローは離してくれそうにない。
ロー「飛べたとしてもなにかが倒れてきたり降ってきたりしたらどうすんだ
大人しくしてろ
ちゃんと俺に掴まれ、支えにくい」
『……で、でも』
善意で言ってくれているのがわかるため無下にできない。
数秒考えた後、ぎゅっとローに抱きついた。
『ローさんが危なかったらわたしを離して下さいね?』
ロー「あ、ああ…」
こんなにあっさり抱きついてくるとは思わず、抱きつかれた時に感じた恋歌の身体の柔らかさに、一瞬で今朝のことが蘇ってきた。
ロー「(くそっ…)」
思い出してしまったが最後、恋歌を意識せずにはいられなくなってしまったが離れることもできない。
この緊急事態の中恋歌の匂いすら感じとれる気もしてきた。
『(これ…誰かが象に攻撃してるのか…
大砲の音と……海に強い人がいる)』
気配と音でこの揺れの原因がわかり、どうするべきかを考える。
このまま象が倒れてしまっては全員が海に沈む。
モモ「負けるなゾウ!倒れてはならぬ!!
ジャックを追い払ってくれー!!!」
モモの助の声が聞こえた直後、ゾウが足元にいるジャックが乗る船を鼻で破壊した。
『おさまりましたね…』
ロー「ああ」
先ほどまでの揺れが嘘のように急に静まり返る。
『あ、あの…手を…離してもらえますか?』
ロー「………」
揺れがおさまって恋歌を離すことを忘れていたローは、恋歌に言われてぱっと手を離した。
『あ、ありがとうございました』
ロー「いや…気にするな」
まさかひっつかれている間、邪な記憶が蘇っていたとも言えず、心臓を落ち着かせるために別のことを考えようとしている。
『そういえば今朝のこと……有耶無耶になっちゃってましたね…』
手を離された時の感覚が素っ気なく感じたため、今朝のことを気にしているのかと思い、少し悲しくなった恋歌は今朝のことを解決するために話題に出した。
ロー「ああ…」
『わたし…その…忘れるんで…』
ロー「は?」
『ローさんも覚えてない無意識の時のことですし、わたしももう気にしてません
だからその…お互いになかったことに…』
ロー「お前は……忘れたい記憶だしな」
『え?いや、そういうわけではないですけど…』
酔った時のことなど気にしなくていいと伝えたつもりだったが、ローはものすごく不機嫌そうに恋歌から視線を逸らして背を向けた。
『あの…』
ロー「俺が悪かったのは認める
だが俺は……あれをなかったことにはしねぇ」
『え…』
チ「恋歌ー!ちょっと一緒に来てくれ!」
何か気に触ることでも言ってしまったのかと、背を向けられてしまったローに話しかけようとしたが、チョッパーに呼ばれてしまった。
『あの、後で…』
ロー「ああ」
取り敢えず返事をしてくれたことにほっとし、チョッパーの元へ。
チ「恋歌ごめんな
ルフィから許可はもらってるから」
『ううん、いいよ』
チョッパーと向かった先は先程ゾウがジャックに攻撃された場所。
チョッパーを抱え、一緒に象の怪我を治療しにきている。
チ「痛そうだ…恋歌、頼んでいいか?」
『うん』
象の足に手をかざして時間を巻き戻す。
数秒後には象の足は元どおりになっていた。
チ「恋歌がいれば医者はいらなくなるなー」
『そんなことないよ
わたしだって永遠は生きられない
わたしが死んだら必要になるのはお医者さんだよ』
チ「そうだけど…
ルフィには恋歌がいる
俺はいなくてもいいんじゃないかって、時々思うんだ」
『……じゃあ聞くけど、チョッパーが仲間に入ってからルフィが怪我の治療でわたしを呼び出したことあった?』
チ「……あ」
『ふふ、そういうことだよ』
そっか、と嬉しそうに笑うチョッパーの頭を撫でてみんなの待つクラウ都へ。