パラレル番外
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ロー「だが仮に桜姫が見つかったところで助けてもらえる保証はどこにもないぞ」
錦「それは我等も重々承知しておる
しかし我等の少ない情報でも桜姫のことを悪く言う輩は誰一人としておらなんだ
まぁ指名手配をされておる故、政府からは嫌われているのであろうが…」
カン「そんな人物であれば話をすれば分かってもらえるのではないかと思っておったのだよ」
ロー「まぁ…それはそうだ
海賊にとっても敵じゃねぇ」
本人がいる前で話が続いているが、恋歌は何かを考えているようであまり話を聞いている様子はない。
ウ「恋歌のやつルフィに言われたから今回は手出ししねぇつもりなのか?」
ナ「さぁ…あの子なに考えてるかわからない時あるし…」
ウ「ルフィが一言手を貸してくれって言えば協力してくれんのになぁ…」
ナ「あいつは絶対言わないわ…」
こそこそと何を考えてるかわからない恋歌と、能天気にサンジを迎えにビッグマムのところへ向かうと言っているルフィを交互に見てため息をついた。
イヌ「一先ずここから出るとしよう
話の続きは道中にでも」
目当ての雷ぞうとも合流できたので、イヌアラシが促して一先ず地上へ戻ることになった。
ロー「おい、行くぞ」
『あ、はい』
考え事をしていて話を聞いていなかった恋歌にローが声をかけ、恋歌もくだってきた長い階段を上っていく。
雷「…ん?おお!!」
ロー「………」
フ「おい、トラ男」
ロー「わかってる」
ひとつひとつの段差が大きい階段で、恋歌はローの前を歩いている。
一番後ろを侍たちがついてきているが、恋歌の短いスカートに気づいた雷ぞうが、あわよくば見えないかとうろうろしているのが気配でわかる。
恋歌はもう考え事をしていないようだが、雷ぞうの視線には気づいていない。
ロー「おい」
雷「むむ!なんじゃ今いいところ…」
ロー「【シャンブルズ】」
能力で雷ぞうの位置を先頭に変えると、それでいいとフランキーがローに向かって親指を立てた。
『ん?』
ロー「なんでもねぇ
さっさと歩け」
なぜ今急にローの技が発動したのかと振り向いたが、ちゃんと前を向けと言われてしまった。
雷「ぐぬぬ…妖術か…!」
ロビ「ふふ、ちゃんと騎士(ナイト)になってるわね」
ナ「そうみたいね」
一連の流れを見ていたロビンとナミもローの行動に満足そうに笑っている。
その笑みがローにとっては不快であったが、雷ぞうをあのままにしておくこともしたくなかったため仕方がないと視線から逃れるように帽子を目深にかぶった。
イヌ「さて、これからまだカイドウと戦うまでにやることは多々ある!」
錦「準備が必要でござる
先刻話した様にワノ国においても現在共に戦う侍達を募っておる所!」
ネコ「その間にわしらも会いたい男がおるぜよ!
戦力が増えて困りはせんきにゃあ」
くじらの背を降りている途中で、今回助力を得られそうな人物について心当たりがあると、ちらりと恋歌を見る。
ル「誰だ?」
ネコ「…白髭海賊団じゃき」
『………』
ル「白髭って…エースやサボの…」
ネコ「ああ…
白髭海賊団はおでん様と一時ではあるが仲間じゃったきに、そのおでん様の故郷のことなら力を貸してくれるかも知れんぜよ
そして…ゆガラは白髭海賊団であると同時に麦わらのルフィの母親と聞いちゅう」
『…そうですね
でもそれを決めるのはわたしではなく船長です
わたしがルフィの母親であろうと、船長が戦わないと言えば"白髭海賊団であるわたし"はそれに従います』
ネコ「それはわかっちょる
交渉はわしがするきに、白髭海賊団まで一緒に行っちゃあくれんかにゃあ?」
全員が恋歌の返答を待つために、ネコマムシと一緒に恋歌に視線を向ける。
『……わたしは一緒には行けません』
ネコ「…ゆガラはわしらには力は貸せない、ということかよ?」
ぎろっ、と睨みつけるネコマムシの目を見つめ返して首を横に振る。
『いいえ、そんなつもりはありません
ただ…一緒に行けない理由があるんです』
ネコ「?」
『フランキー、電伝虫って作れる?』
自分の所属する海賊団なのに一緒に行けないとはどういうことなのかとネコマムシは首を傾げているが、恋歌はネコマムシから視線を逸らしてフランキーに向けた。
フ「ん?ああ、簡単に作れるぜ」
『そう、じゃあひとつ作ってくれない?』
フ「任せろ!」
『ネコマムシさん
わたしは一緒に行くことはできませんが、手紙をお預けするので船長に渡してください』
ネコ「事情があるなら仕方ないぜよ」
ネコマムシは恋歌を連れていくことを諦めたようだったが、麦わらの一味はなぜ恋歌が一緒についていかないのか理由がわからない。
それでも恋歌が簡単に困っている人を見捨てる人間ではないということを知っている。
恋歌の行動を怪しんだのは、恋歌の正体を知らない者達だけ。
『(ま、怒られちゃうかもだけど仕方ないか)』
錦「それは我等も重々承知しておる
しかし我等の少ない情報でも桜姫のことを悪く言う輩は誰一人としておらなんだ
まぁ指名手配をされておる故、政府からは嫌われているのであろうが…」
カン「そんな人物であれば話をすれば分かってもらえるのではないかと思っておったのだよ」
ロー「まぁ…それはそうだ
海賊にとっても敵じゃねぇ」
本人がいる前で話が続いているが、恋歌は何かを考えているようであまり話を聞いている様子はない。
ウ「恋歌のやつルフィに言われたから今回は手出ししねぇつもりなのか?」
ナ「さぁ…あの子なに考えてるかわからない時あるし…」
ウ「ルフィが一言手を貸してくれって言えば協力してくれんのになぁ…」
ナ「あいつは絶対言わないわ…」
こそこそと何を考えてるかわからない恋歌と、能天気にサンジを迎えにビッグマムのところへ向かうと言っているルフィを交互に見てため息をついた。
イヌ「一先ずここから出るとしよう
話の続きは道中にでも」
目当ての雷ぞうとも合流できたので、イヌアラシが促して一先ず地上へ戻ることになった。
ロー「おい、行くぞ」
『あ、はい』
考え事をしていて話を聞いていなかった恋歌にローが声をかけ、恋歌もくだってきた長い階段を上っていく。
雷「…ん?おお!!」
ロー「………」
フ「おい、トラ男」
ロー「わかってる」
ひとつひとつの段差が大きい階段で、恋歌はローの前を歩いている。
一番後ろを侍たちがついてきているが、恋歌の短いスカートに気づいた雷ぞうが、あわよくば見えないかとうろうろしているのが気配でわかる。
恋歌はもう考え事をしていないようだが、雷ぞうの視線には気づいていない。
ロー「おい」
雷「むむ!なんじゃ今いいところ…」
ロー「【シャンブルズ】」
能力で雷ぞうの位置を先頭に変えると、それでいいとフランキーがローに向かって親指を立てた。
『ん?』
ロー「なんでもねぇ
さっさと歩け」
なぜ今急にローの技が発動したのかと振り向いたが、ちゃんと前を向けと言われてしまった。
雷「ぐぬぬ…妖術か…!」
ロビ「ふふ、ちゃんと騎士(ナイト)になってるわね」
ナ「そうみたいね」
一連の流れを見ていたロビンとナミもローの行動に満足そうに笑っている。
その笑みがローにとっては不快であったが、雷ぞうをあのままにしておくこともしたくなかったため仕方がないと視線から逃れるように帽子を目深にかぶった。
イヌ「さて、これからまだカイドウと戦うまでにやることは多々ある!」
錦「準備が必要でござる
先刻話した様にワノ国においても現在共に戦う侍達を募っておる所!」
ネコ「その間にわしらも会いたい男がおるぜよ!
戦力が増えて困りはせんきにゃあ」
くじらの背を降りている途中で、今回助力を得られそうな人物について心当たりがあると、ちらりと恋歌を見る。
ル「誰だ?」
ネコ「…白髭海賊団じゃき」
『………』
ル「白髭って…エースやサボの…」
ネコ「ああ…
白髭海賊団はおでん様と一時ではあるが仲間じゃったきに、そのおでん様の故郷のことなら力を貸してくれるかも知れんぜよ
そして…ゆガラは白髭海賊団であると同時に麦わらのルフィの母親と聞いちゅう」
『…そうですね
でもそれを決めるのはわたしではなく船長です
わたしがルフィの母親であろうと、船長が戦わないと言えば"白髭海賊団であるわたし"はそれに従います』
ネコ「それはわかっちょる
交渉はわしがするきに、白髭海賊団まで一緒に行っちゃあくれんかにゃあ?」
全員が恋歌の返答を待つために、ネコマムシと一緒に恋歌に視線を向ける。
『……わたしは一緒には行けません』
ネコ「…ゆガラはわしらには力は貸せない、ということかよ?」
ぎろっ、と睨みつけるネコマムシの目を見つめ返して首を横に振る。
『いいえ、そんなつもりはありません
ただ…一緒に行けない理由があるんです』
ネコ「?」
『フランキー、電伝虫って作れる?』
自分の所属する海賊団なのに一緒に行けないとはどういうことなのかとネコマムシは首を傾げているが、恋歌はネコマムシから視線を逸らしてフランキーに向けた。
フ「ん?ああ、簡単に作れるぜ」
『そう、じゃあひとつ作ってくれない?』
フ「任せろ!」
『ネコマムシさん
わたしは一緒に行くことはできませんが、手紙をお預けするので船長に渡してください』
ネコ「事情があるなら仕方ないぜよ」
ネコマムシは恋歌を連れていくことを諦めたようだったが、麦わらの一味はなぜ恋歌が一緒についていかないのか理由がわからない。
それでも恋歌が簡単に困っている人を見捨てる人間ではないということを知っている。
恋歌の行動を怪しんだのは、恋歌の正体を知らない者達だけ。
『(ま、怒られちゃうかもだけど仕方ないか)』