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パラレル番外

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ルフィたちも外から戻ってきて、ロビンが読み解いたポーネグリフは最後の島ラフテルへの海図が書けるものだった。

『(へぇー…これが)』

恋歌には全く読むことができない赤いポーネグリフは、海賊たちが喉から手が出るほど欲しい情報が書かれている。

だが、ロードポーネグリフと呼ばれる赤い石はこの世界に4つあり、4つを全て解読するとラフテルに辿り着くことができるということらしい。

そして4つあるうちの1つはここに、後の2つは四皇であるビッグマムとカイドウが所有している。

ロビ「恋歌はこれと同じものみたことないの?」

『わたしはないかな』

同じく四皇である白髭のクルーである恋歌も見たことがあるのかと思いロビンが聞いてみたが、恋歌はこの世界に来て初めてポーネグリフを見た。

白髭は海賊王を目指しているわけではなく、家族で航海をしているのが楽しいのだろうと思う。

そしてこの世界中でこのポーネグリフを読めるのは、ロビンのみ。

ネコ「いざそれを読みたい思うた時…世界中の大物たちがゆガラの身を奪いにくるぜよ」

『(なるほど…ロビンは海賊王になるためには必要な人なんだ…)』

ロビ「ふふ、構わないわ

わたしには守ってくれる強い仲間がいるから」

ル「おいおいー、強いって照れるじゃねぇかー

なんでもぶっ飛ばしてやるぞこのー!!」

ウ「ロビンには指一本触れさせねぇ!」

ナ「触れたら命とお金取ってやるわ!!」

『わ、わたしも!』

ロビ「ええ、恋歌も頼りにしてるわ」

大事な友人を守るために恋歌も名乗り出ると、ロビンは嬉しそうに笑ってくれた。

そしてミンク族から語られるのはポーネグリフが作られた歴史。

ワノ国の光月一族がポーネグリフを作り、代々古代文字の読み書きが伝えられていたと言う。

最後の伝承者であったモモの助の父親、光月おでんはワノ国の将軍とカイドウによって処刑されてしまったらしい。

処刑された光月おでんの罪は、海賊王ゴール・D・ロジャーと一緒にラフテルに辿り着き、世界の秘密を知ってしまったこと。

『(ロジャーさんもそれで処刑されたんだよね…

そんなに歴史を知ることが罪なのかな…)』

処刑されたおでんの遺言は"ワノ国を開国せよ"。

その悲願を達成するために、同志を集めていたということらしい。

最初に協力を得ようと思ったミンク族に会うためにこのゾウへ向かっていた。

その道のりで色々あり今ルフィたちと一緒にいる。

ミンク族の協力を得ることができ、ワノ国もすぐそこ。

だがワノ国を開国するためには、カイドウを倒し追い出さなければいけない。

錦「して頼みが!!ルフィ殿!

そしてロー殿!!

命を救われなお物願いなどおこがましいが…

おぬしらの強さには毎度圧倒されるばかり!!

初志道連れもご縁なればワノ国の将軍及び四皇カイドウを打つ戦に!!

どうか助太刀願いたい!!」

ウ「うおー!!やった!こりゃ願ってもねぇ話だぞ!!

侍たちにミンク族!

うちにとってもすげぇ戦力だ!!」

ルフィたちも四皇であるカイドウは倒すべき相手。

これで侍たちの助力があれば9人で挑むより正気は生まれるだろうが…。

ル「断る」

『(やっぱり…)』

その一見有難い申出をルフィがあっさり断った。

『まぁまぁ、ルフィにはルフィの考えがあるからちょっも聞いてあげて』

ナ「でも恋歌…」

ルフィがみんなに責められて殴られているが、恋歌がナミを止める。

ルフィは大将であるモモの助がなにも言葉を発さず泣いているだけだったのが気に入らなかったのだ。

いくら子どもとは言え、筋を通すためにモモの助が自分の意思を言葉にして、ワノ国をどうしたいのか、これからどうしたいのかをルフィに伝えることが必要だった。

そして四皇カイドウを倒すための、"忍者海賊ミンク侍同盟"が結成された。






錦「そういえば…拙者たちもう1人探し人がおってな」

ウ「なんだぁ?まだ侍がどっかにいんのか?」

錦「いや、おぬしたち桜姫という女人を知っておるか?」

「「「!!」」」

カン「なんでも外界ではものすごく強いと有名だとか」

ロー「桜姫なんてもんはほぼ伝説級の人物だ

会えるわけねぇ」

(((いや…ここにいるけど…)))

恋歌の正体を知っている麦わらの一味は、恋歌の出かたがわかるまで下手なことは言わないように気をつけようと目を合わせた。

ナ「桜姫を見つけてあんたたちはどうしたいの?」

錦「もちろん、カイドウを倒すために助力を乞う!!」

カン「桜姫に関してはほぼ情報がない故困っておるのだ」

イヌ「たしかに桜姫の情報は少ない

外界から閉ざされた我らでは見つけることもできんだろう」

錦「だがおぬしらはこの海を旅する海賊

なにか桜姫の情報を持ってはおらぬか?」

ロー「俺はなにも情報はねぇよ」

錦「ルフィ殿は?」

ル「………し、知らねぇ」

「「「………」」」

錦えもんに尋ねられたルフィは、明らかに動揺し目線を泳がせ冷や汗をかいている。

どう見ても嘘だとわかる行動に麦わらの一味は全員ため息をついた。

ロー「おい麦わら屋

お前桜姫の情報なんかもってやがるのか!」

ル「だ、だから知らねぇって!!」

四皇に挑む今戦力はあるに越したことはないと、ローに詰め寄られているルフィだが、必死に知らないと首を振る。

錦「まぁ…桜姫はこの世界で唯一カイドウより懸賞金の高い人物故、簡単に見つかるとは思っておらぬ

ルフィ殿も話したくないことは話さなくて良いでござる」

ネコ「そういやぁ気になっちょったが、ゆガラ白髭のクルーにゃあ?」

『あ、はい

そうですよ』

じっ、と恋歌の方を見てネコマムシが思い出したように質問してくる。

イヌ「たしかにその足の紋様…白髭の海賊旗…」

『わたしは白髭2番隊隊員です

麦わらの一味ではありません』

錦「おお!恋歌殿も海賊であったか!

して、桜姫の情報は持ってはおらんか?」

本人に本人の情報を聞くという異例の事態だが、これに恋歌がどう答えるかにより、麦わらの一味の対応が変わる。

『………ごめんなさい、わたしも知らないです』

錦「そうでござるか…」

カン「やはりそう簡単にはいかぬか…」

恋歌の知らないという回答に、自分の正体は明かさないと決めたのだと麦わらの一味も隠すことに決めた。
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