パラレル番外
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雷「拙者の忍法とくと見るがいい」
『は、はぁ…』
きらっ、と効果音でもつきそうな顔で言われたが、恋歌は少し引いただけだった。
雷「忍法っ!煙遁の術!!」
「「「き、消えたー!!」」」
煙玉を取り出して足元で割ると、その煙とともに雷ぞうが消えた。
雷「消えてはおらぬ」
姿は見えないが雷ぞうの声だけが聞こえる。
雷「ここにも
ここにも
ここにもな!!」
チ「えー!増えた!!
まさかこれは!!?」
雷「忍法分身の術!!」
数え切れないほどの数に分身した雷ぞうは、どれが本物か見た目には見分けがつかない。
『(これが分身の術…
意外とできそう…)』
雷「拙者が忍者かって!?
華手裏剣!!」
意外と身軽に動く雷ぞうの手裏剣が、忍、という文字を作り上げる。
「「「おおー!!」」」
雷「モテ期がきたかも知れねぇ無敵の忍者!!
霧の雷ぞう只今参上!!
忍!!忍!!」
『(あ、そこは言うんだ…)』
「「「雷ぞうー!!!」」」
雷ぞうが見せてくれた忍術に感動したルフィたちは涙を流して喜んでいる。
雷「これはおぬしにやろう」
『あ、ありがとうございます…?』
もじもじしながら出されたのは小さな花。
なぜくれたのだろうかと首を傾げていると、後ろからひょいと花を取られた。
フ「ま、そうなるわな」
『?よくわかってないんだけど…』
花を取り上げたのはフランキーで、雷ぞうが出した花をぽいっと躊躇なく捨てた。
雷「貴様何をする!!」
フ「たしかに忍術はすげぇが…恋歌を口説こうなんざ100年はえぇよ!!」
雷「その女子(おなご)は忍者が好きと申しておったぞ!!」
フ「忍者であっておめぇじゃねぇ
そこんとこ勘違いしてもらっちゃあ困る」
なぜか言い争いをしている雷ぞうとフランキー。
当人である恋歌は言い合いの理由が分かっておらず、どうすればいいのかわからず無言で立ち尽くしている。
ロー「お前はこっちに下がってろ
あの忍者には近づくな」
『え?は、はぁ…』
睨み合いを続けているフランキーと雷ぞうから挟まれていると、ローが助け舟を出してくれた。
『あ、そういえば分身の術見れてよかったですね』
ロー「…ああ」
忍術に興奮しているルフィたちはにんにんと言いながら盛り上がっている。
念願の分身の術が見れたことで、ローも少し嬉しそうな雰囲気が出ており、みんなの忍者の夢は壊れずに済んだようだった。
フ「だから言ったろ?
恋歌を頼むって」
雷ぞうと侍たちが外に行き、フランキーと雷ぞうの睨み合いは終了した。
ロー「…それは龍の背中の時の話だろ」
フ「馬鹿言え
ずっとに決まってんだろ」
ロー「はぁ?
どうして俺が…」
ロビンが解読したポーネグリフをナミと一緒に読んでいる恋歌をちらっと見て少し小声で話し始める。
フ「いいか、恋歌には弱点がある
それはあいつは気付いてねぇ」
ロー「弱点?」
フ「そうだ
恋歌は大人の女にしては小柄で、あの容姿だから一部の男にモテる
だがあいつはある理由で基本的に人に対して無防備だ
そんな女に近づかれると、ああいう勘違いするやつも出てくる」
ロー「……ある理由とはなんだ」
心当たりがあるローは恋歌が無防備である理由が知りたくなった。
フ「そいつはおめぇが自分で聞くか探せ
俺から言うことじゃねぇ
おめぇも…恋歌のこと気になってんだろ?」
ロー「…ロボ屋、それ…いつから気付いてた」
フ「はっ、俺を見縊(みくび)るんじゃねぇよ
恋歌を初めて見た時、一瞬ぽかんとしてたの気付いてねぇとでも思ったか」
ロー「(それは…俺も気付いてねぇ…)」
自分が気づいていないところで、最初から恋歌を意識していたらしく、驚いているとフランキーがやれやれと肩を落とした。
フ「恋歌はいい女だ
俺たちは恋歌に幸せになってほしい
だが、俺たちが認めたやつにしか恋歌は渡さねぇ」
ロー「だったらなぜ俺にあいつを任せる」
フ「トラ男はいいやつだ
もし本当に恋歌のことが好きになればおめぇはあいつを大切にするだろ?」
ロー「それは…まぁ…」
もうすでに手を出してしまったとは言えず、目線を泳がせるとフランキーに顔を覗き込まれる。
フ「まさかおめぇ…もう恋歌となにかあったのか?」
ロー「いや…」
じー、っと見てくるフランキーから逃げるように、ポーネグリフの前に集まっている中に入り込んだ。
フ「(まぁなにかあれば恋歌はトラ男に負けることはねぇから大丈夫か)」
『は、はぁ…』
きらっ、と効果音でもつきそうな顔で言われたが、恋歌は少し引いただけだった。
雷「忍法っ!煙遁の術!!」
「「「き、消えたー!!」」」
煙玉を取り出して足元で割ると、その煙とともに雷ぞうが消えた。
雷「消えてはおらぬ」
姿は見えないが雷ぞうの声だけが聞こえる。
雷「ここにも
ここにも
ここにもな!!」
チ「えー!増えた!!
まさかこれは!!?」
雷「忍法分身の術!!」
数え切れないほどの数に分身した雷ぞうは、どれが本物か見た目には見分けがつかない。
『(これが分身の術…
意外とできそう…)』
雷「拙者が忍者かって!?
華手裏剣!!」
意外と身軽に動く雷ぞうの手裏剣が、忍、という文字を作り上げる。
「「「おおー!!」」」
雷「モテ期がきたかも知れねぇ無敵の忍者!!
霧の雷ぞう只今参上!!
忍!!忍!!」
『(あ、そこは言うんだ…)』
「「「雷ぞうー!!!」」」
雷ぞうが見せてくれた忍術に感動したルフィたちは涙を流して喜んでいる。
雷「これはおぬしにやろう」
『あ、ありがとうございます…?』
もじもじしながら出されたのは小さな花。
なぜくれたのだろうかと首を傾げていると、後ろからひょいと花を取られた。
フ「ま、そうなるわな」
『?よくわかってないんだけど…』
花を取り上げたのはフランキーで、雷ぞうが出した花をぽいっと躊躇なく捨てた。
雷「貴様何をする!!」
フ「たしかに忍術はすげぇが…恋歌を口説こうなんざ100年はえぇよ!!」
雷「その女子(おなご)は忍者が好きと申しておったぞ!!」
フ「忍者であっておめぇじゃねぇ
そこんとこ勘違いしてもらっちゃあ困る」
なぜか言い争いをしている雷ぞうとフランキー。
当人である恋歌は言い合いの理由が分かっておらず、どうすればいいのかわからず無言で立ち尽くしている。
ロー「お前はこっちに下がってろ
あの忍者には近づくな」
『え?は、はぁ…』
睨み合いを続けているフランキーと雷ぞうから挟まれていると、ローが助け舟を出してくれた。
『あ、そういえば分身の術見れてよかったですね』
ロー「…ああ」
忍術に興奮しているルフィたちはにんにんと言いながら盛り上がっている。
念願の分身の術が見れたことで、ローも少し嬉しそうな雰囲気が出ており、みんなの忍者の夢は壊れずに済んだようだった。
フ「だから言ったろ?
恋歌を頼むって」
雷ぞうと侍たちが外に行き、フランキーと雷ぞうの睨み合いは終了した。
ロー「…それは龍の背中の時の話だろ」
フ「馬鹿言え
ずっとに決まってんだろ」
ロー「はぁ?
どうして俺が…」
ロビンが解読したポーネグリフをナミと一緒に読んでいる恋歌をちらっと見て少し小声で話し始める。
フ「いいか、恋歌には弱点がある
それはあいつは気付いてねぇ」
ロー「弱点?」
フ「そうだ
恋歌は大人の女にしては小柄で、あの容姿だから一部の男にモテる
だがあいつはある理由で基本的に人に対して無防備だ
そんな女に近づかれると、ああいう勘違いするやつも出てくる」
ロー「……ある理由とはなんだ」
心当たりがあるローは恋歌が無防備である理由が知りたくなった。
フ「そいつはおめぇが自分で聞くか探せ
俺から言うことじゃねぇ
おめぇも…恋歌のこと気になってんだろ?」
ロー「…ロボ屋、それ…いつから気付いてた」
フ「はっ、俺を見縊(みくび)るんじゃねぇよ
恋歌を初めて見た時、一瞬ぽかんとしてたの気付いてねぇとでも思ったか」
ロー「(それは…俺も気付いてねぇ…)」
自分が気づいていないところで、最初から恋歌を意識していたらしく、驚いているとフランキーがやれやれと肩を落とした。
フ「恋歌はいい女だ
俺たちは恋歌に幸せになってほしい
だが、俺たちが認めたやつにしか恋歌は渡さねぇ」
ロー「だったらなぜ俺にあいつを任せる」
フ「トラ男はいいやつだ
もし本当に恋歌のことが好きになればおめぇはあいつを大切にするだろ?」
ロー「それは…まぁ…」
もうすでに手を出してしまったとは言えず、目線を泳がせるとフランキーに顔を覗き込まれる。
フ「まさかおめぇ…もう恋歌となにかあったのか?」
ロー「いや…」
じー、っと見てくるフランキーから逃げるように、ポーネグリフの前に集まっている中に入り込んだ。
フ「(まぁなにかあれば恋歌はトラ男に負けることはねぇから大丈夫か)」