パラレル番外
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
しばらく階段を降りていくと、階段の下から男の呻き声が聞こえてきた。
ネコ「雷ぞうの声じゃき」
チ「ええー!!ニンジャのー!?」
「「ニンジャ!!」」
ニンジャが近くにいるとわかり、ルフィ、ウソップ、チョッパー、なぜかフランキーがダッシュで階段を駆け下りていく。
『ローさんも行きたかったら行っていいですよ?』
ロー「馬鹿にしてんのか」
『まさか
でも早く会いたいんじゃないですか?』
ロー「……見れるなら急がねぇよ」
『そうですか』
走り出したルフィを見て少しだけ歩く速さが上がったローに気を遣って言ったのだが、少し拗ねてしまった。
ニンジャに興味のないグループでゆっくりと歩いてはいたが、最下層に到着し恋歌たちもニンジャを目の前に固まる。
『(これが…この世界の忍者…)』
恋歌の技はすべて前の世界の記憶からもらい、創り出したもの。
忍者の知識もあったが、記憶にあった忍者とはかなり違う容貌に一瞬ぽかんとしてしまった。
だが、ルフィたちの求めていたニンジャとも違うようで、一番最初に駆けて行った者たちが一番落ち込んでいる。
『ルフィ、大丈夫?』
ル「母ちゃん…
あいつ顔でかい…」
『ん、まぁ…そう、だね
元気出して』
項垂れているルフィの背中に手を当てて慰めていると、後から来たゾロもあれはないと言い放ち、ローは舌打ちをしている。
『で、でもほらニンジャにしか使えない技とかあるかもよ?』
ル「でもよぉー…」
必死にルフィを慰めようとするが、理想と現実に差がありすぎて落ち込み方が半端ない。
その間に錦えもんたち雷ぞうの鎖を解き、再会を喜んでいる。
雷「ん?」
ニンジャに夢を持っていた者たちは、じろじろと雷ぞうを見るが納得のいっていない顔。
雷「な、なんだ貴様ら…さっきから人をまじまじと見て…」
ル「お前ほんとにニンジャか?」
雷「失敬な!何やつだ!!」
錦「紹介がまだでござったな」
カン「雷ぞう、彼等は麦わらの一味
海賊でござる」
雷「海賊?」
ル「本当にニンジャなら手裏剣投げてくれよ!」
チ「滝にうたれてくれよ!」
ウ「にん!って忍法やってくれよ!」
ル「土遁の術見せてくれ!」
チ「俺火遁がいい!」
ウ「俺水遁!!」
『あ、あのみんな注文多すぎない?』
好き勝手に見たい忍法をリクエストする一味に雷ぞうは断る隙も与えてもらえない。
なぜ海賊がそんなに忍法を見たがるのかと疑問を口にすると、フランキーから男はみんな忍者が好きなのだと伝えられて照れている。
ウ「なぁー!くの一と付き合ったことあるか!?」
ル「竹の成長に合わせてジャンプ力を上げてくれ」
ロー「分身の術を見せてみろ」
ゾ「天井裏に潜んで槍で突かれてくれ」
ル「風呂敷で空飛んでくれ!」
ウ「巨大なカエル呼び出してくれ!」
チ「巻き物くわえてにんにん言ってくれー!!」
『(みんな…どれだけ忍者好きなの…)』
よくそれだけリクエストが出てくるなと感心したが、早くしろとまで言われて雷ぞうはぷるぷると震えている。
『まぁまぁ、みんな
そんなに一気にはできないと思うから順番にしたら?』
ル「ええー…母ちゃんだって早く見たいだろ?」
『んー…まぁ、ちょ、っとは?』
雷「かーっ!!」
『!!』
リクエストだけして忍法をさせる隙も与えないので、一度止めようと間に入ったが、雷ぞうの声に驚き思わず目の前にいたルフィにしがみ付いてしまった。
ロー「………」
『びっくりした…』
雷「えーい黙れ!!
貴様らの理想を押し付けるな!!
忍者はにんにんとは言わん
貴様らの思う忍者は妄想だ!」
「「「えー!!?」」」
『(にんにん以外は強ち間違いでもなさそうだったけど…この世界の忍者は違うのかな)』
ロー「い、言わないのか…?」
『え?』
ローまでにんにんと言わないことに落ち込んでおり、驚いているようにも見える。
ウ「じゃあ何をもって忍者だ!!その体型で!!」
雷「そう…くの一たちにも振り向いてもらえぬこの体型…
ほっとけ!!
いいか忍びとは静かで強靭な心に極まれり!
影に生きるものが人に忍法を見せるなど忍術は芸では…」
雷ぞうの言っていることはもっともなのだろうが、楽しみにしていたものたちからすれば忍法を見せてもらえず、見た目も理想とは違っていたため苛立ちすら出始めている。
『あ、あの…』
雷「む?」
『忍術は芸ではないというのはわかりますが、ひとつだけでも見せてもらえませんか?
みんな忍者のこと好きで楽しみにしてたんです』
雷「…好き?」
『はい、さっきフランキーも…?』
男はみんな忍者が好きだと言っていたし、楽しみにしていたみんなの落ち込み方を見てひとつだけでも見せて欲しいと頼むと、恋歌をじっと見ていた雷ぞうが恋歌の両肩に手を置いた。
ロー「………」
雷「おぬしも…忍者が好きか?」
『え?ま、まぁ忍術には興味ありますね』
前の世界での知識の忍者との違いが知りたい程度だが、全く興味がないわけではないのでそう答えると雷ぞうが涙を流して震え出した。
雷「やっとモテ期が…!?」
『モテ期?』
雷ぞうの言っている意味がわからず首を傾げていると、後ろからひそひそと話し声が聞こえてきた。
ウ「あれは恋歌を使えば忍法が見れるんじゃねぇか?」
ル「そうなのか?」
チ「けど恋歌を使うってどうやるんだ?」
ウ「まぁ見てろって
恋歌!お前はどんな忍法が見たいんだ?」
『え?わたし?
わたしは……分身の術かな?』
土遁、火遁、水遁はおそらく自分でもできるだろうが、分身の術は早く動く以外にやり方が分からないのでなんとなく気になった程度だった。
ウ「そうかー
やっぱり恋歌も見てぇよなー
けど俺たちの中で分身の術ができるやつなんかいねぇからよ
誰かいればなー」
『そう、だね』
雷「……分身の術だな」
『え?』
ネコ「雷ぞうの声じゃき」
チ「ええー!!ニンジャのー!?」
「「ニンジャ!!」」
ニンジャが近くにいるとわかり、ルフィ、ウソップ、チョッパー、なぜかフランキーがダッシュで階段を駆け下りていく。
『ローさんも行きたかったら行っていいですよ?』
ロー「馬鹿にしてんのか」
『まさか
でも早く会いたいんじゃないですか?』
ロー「……見れるなら急がねぇよ」
『そうですか』
走り出したルフィを見て少しだけ歩く速さが上がったローに気を遣って言ったのだが、少し拗ねてしまった。
ニンジャに興味のないグループでゆっくりと歩いてはいたが、最下層に到着し恋歌たちもニンジャを目の前に固まる。
『(これが…この世界の忍者…)』
恋歌の技はすべて前の世界の記憶からもらい、創り出したもの。
忍者の知識もあったが、記憶にあった忍者とはかなり違う容貌に一瞬ぽかんとしてしまった。
だが、ルフィたちの求めていたニンジャとも違うようで、一番最初に駆けて行った者たちが一番落ち込んでいる。
『ルフィ、大丈夫?』
ル「母ちゃん…
あいつ顔でかい…」
『ん、まぁ…そう、だね
元気出して』
項垂れているルフィの背中に手を当てて慰めていると、後から来たゾロもあれはないと言い放ち、ローは舌打ちをしている。
『で、でもほらニンジャにしか使えない技とかあるかもよ?』
ル「でもよぉー…」
必死にルフィを慰めようとするが、理想と現実に差がありすぎて落ち込み方が半端ない。
その間に錦えもんたち雷ぞうの鎖を解き、再会を喜んでいる。
雷「ん?」
ニンジャに夢を持っていた者たちは、じろじろと雷ぞうを見るが納得のいっていない顔。
雷「な、なんだ貴様ら…さっきから人をまじまじと見て…」
ル「お前ほんとにニンジャか?」
雷「失敬な!何やつだ!!」
錦「紹介がまだでござったな」
カン「雷ぞう、彼等は麦わらの一味
海賊でござる」
雷「海賊?」
ル「本当にニンジャなら手裏剣投げてくれよ!」
チ「滝にうたれてくれよ!」
ウ「にん!って忍法やってくれよ!」
ル「土遁の術見せてくれ!」
チ「俺火遁がいい!」
ウ「俺水遁!!」
『あ、あのみんな注文多すぎない?』
好き勝手に見たい忍法をリクエストする一味に雷ぞうは断る隙も与えてもらえない。
なぜ海賊がそんなに忍法を見たがるのかと疑問を口にすると、フランキーから男はみんな忍者が好きなのだと伝えられて照れている。
ウ「なぁー!くの一と付き合ったことあるか!?」
ル「竹の成長に合わせてジャンプ力を上げてくれ」
ロー「分身の術を見せてみろ」
ゾ「天井裏に潜んで槍で突かれてくれ」
ル「風呂敷で空飛んでくれ!」
ウ「巨大なカエル呼び出してくれ!」
チ「巻き物くわえてにんにん言ってくれー!!」
『(みんな…どれだけ忍者好きなの…)』
よくそれだけリクエストが出てくるなと感心したが、早くしろとまで言われて雷ぞうはぷるぷると震えている。
『まぁまぁ、みんな
そんなに一気にはできないと思うから順番にしたら?』
ル「ええー…母ちゃんだって早く見たいだろ?」
『んー…まぁ、ちょ、っとは?』
雷「かーっ!!」
『!!』
リクエストだけして忍法をさせる隙も与えないので、一度止めようと間に入ったが、雷ぞうの声に驚き思わず目の前にいたルフィにしがみ付いてしまった。
ロー「………」
『びっくりした…』
雷「えーい黙れ!!
貴様らの理想を押し付けるな!!
忍者はにんにんとは言わん
貴様らの思う忍者は妄想だ!」
「「「えー!!?」」」
『(にんにん以外は強ち間違いでもなさそうだったけど…この世界の忍者は違うのかな)』
ロー「い、言わないのか…?」
『え?』
ローまでにんにんと言わないことに落ち込んでおり、驚いているようにも見える。
ウ「じゃあ何をもって忍者だ!!その体型で!!」
雷「そう…くの一たちにも振り向いてもらえぬこの体型…
ほっとけ!!
いいか忍びとは静かで強靭な心に極まれり!
影に生きるものが人に忍法を見せるなど忍術は芸では…」
雷ぞうの言っていることはもっともなのだろうが、楽しみにしていたものたちからすれば忍法を見せてもらえず、見た目も理想とは違っていたため苛立ちすら出始めている。
『あ、あの…』
雷「む?」
『忍術は芸ではないというのはわかりますが、ひとつだけでも見せてもらえませんか?
みんな忍者のこと好きで楽しみにしてたんです』
雷「…好き?」
『はい、さっきフランキーも…?』
男はみんな忍者が好きだと言っていたし、楽しみにしていたみんなの落ち込み方を見てひとつだけでも見せて欲しいと頼むと、恋歌をじっと見ていた雷ぞうが恋歌の両肩に手を置いた。
ロー「………」
雷「おぬしも…忍者が好きか?」
『え?ま、まぁ忍術には興味ありますね』
前の世界での知識の忍者との違いが知りたい程度だが、全く興味がないわけではないのでそう答えると雷ぞうが涙を流して震え出した。
雷「やっとモテ期が…!?」
『モテ期?』
雷ぞうの言っている意味がわからず首を傾げていると、後ろからひそひそと話し声が聞こえてきた。
ウ「あれは恋歌を使えば忍法が見れるんじゃねぇか?」
ル「そうなのか?」
チ「けど恋歌を使うってどうやるんだ?」
ウ「まぁ見てろって
恋歌!お前はどんな忍法が見たいんだ?」
『え?わたし?
わたしは……分身の術かな?』
土遁、火遁、水遁はおそらく自分でもできるだろうが、分身の術は早く動く以外にやり方が分からないのでなんとなく気になった程度だった。
ウ「そうかー
やっぱり恋歌も見てぇよなー
けど俺たちの中で分身の術ができるやつなんかいねぇからよ
誰かいればなー」
『そう、だね』
雷「……分身の術だな」
『え?』